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<307.>
2014/2/9 (Sun) 22:58:24、訂正23:01:06, 23:11:23 <C1> 管理人さんへ はじめまして、桃谷です(HNは私の祖父が駅員として働いていた駅からです)。 いつもこのサイトの記事、特に軌道破壊の項目を興味深く閲覧させて頂いています。 さて、新幹線の保線費用と実際の費用の差ですが、空車時の自重=55.1トンに、乗客50人分(定員100人の50%に相当)の重量=0.06(ton)*50(人)=3トンを足して計算したところ、鉄道総研が出した仮説の何と5.894倍になり、実際の保線費用が予想の5.88倍に達したのと近似しています。 やはり、「労組の非協力」などではなく、物理的なものだったんですね! 同速度の条件で103系を205系に全面的に置き換えたら、103系の空車時の平均軸重≒8.5トンに対して205系の軸重≒6.975トンより、軸重比は6.975/8.5≒0.82で、その4乗は0.45.つまり、軌道破壊比は103系の45%になり、仮説の82%よりも大幅に減少する結果になりました。 予算のずれを辻褄合わせにした罪は、省電力にも繋がる軽量化の阻害にまで至りますから、実に大きいですね… ところで、この計算結果に対し、管理人さんはどう思われますか? 桃谷 あるじ注:桃谷駅(ももだにえき)は、JR西日本大阪環状線の駅。 大阪市天王寺区堂ケ芝一丁目。 |
<307.1>[Res.] 日記#141や日記#246 に述べた通りです。 http://jtqsw192.nobody.jp/DOC/diary/dry0141.htm#W^1
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<307.3>
2014/2/12 (Wed) 17:35:14(21:24:18) [名前] : 桃谷 Kitarou182さん 私の質問にお答え頂き、ありがとうございます。結果論とはいえ、この問題は余りに悪質かつ有害極まりないもので、本当に酷いとしか言えません。 さて、この事例を踏まえた上で私見を述べさせて頂くと、 ●軽量化の効果を過小評価し、車体設計の技術進歩を停滞させた! ○国鉄の軽量化に対する得失の認識はこの程度だったらしく、軽量化による保線費用の低減には一言も出ていない!!仮に出ていたとしても、「引き合わない」で済ましていただろう。 ☆103系を継続して作り続けた理由 http://server04.joeswebhosting.net/~ta3030/club103/bbs/mtbbs.cgi?list=bknum&no=000027 の[102]より [鉄道ジャーナル1995年5月号] 久保田博 「国鉄時代の近代化EC・DC設計の考え方とその拝啓」(「拝啓」は「背景」の間違い?) (5)軽量化と車両寿命 …車両に一般に使用されている炭素鋼にくらべて軽合金やステンレス鋼は数倍の高値で(中略)、軽量化により軽減できる動力費と増加する車両コストを比較した採算性が検討された。当時の電力単価を17円/kWh、エネルギーコストの上昇を年6%と仮定して、採算限界の車両コストの増は軽量化1tあたり約150万円と算定され、軽合金やステンレス鋼の採用はこれを上回るため見送られた。 つまり、国鉄の赤字が増大した理由は、新技術の効果に対する車両設計・経営側の見誤りからくる研究の放棄と努力不足も挙げられるということです。 そしてそのツケは、登場時点で既に時代の要請に応えられていない国鉄形車両に乗せられ、毎年税金で国鉄の借金を支払う若い私たちにも来ている訳ですね(苦笑)。 |
[2階震動系の制動の違い]
<C2> 弱すぎる制動:減衰振動状態 制動を強める 油圧ダンパーの適切化で振動整定を早くする→臨界制動状態へ |
<F1> 折れ線と2乗特性が良く一致! <F2> 2乗、3乗、4乗特性と接線 <F3> 最小2乗法に拠る回帰直線 |
<F4> レール表面研削0.1mm/年の卓効!→日記#140 <F5> '74年〜'93年以降に19年間もワープ 重軌条化、運休44回'76〜'82 表面研削試験'87〜'95卓効 時間軸省略で効果を横取り! |
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↓Click here! <P1> かって鉄道総研にも 国労分会があった! @2010年三多摩メーデー |
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