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図2枚出所:新幹線保線ものがたりP213 |
「材料」(J. Soc. Mat. Sci., Japan), Vol. 49, No. 7, p. 834, July 2000 |
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……… この研究の結果,列車の通過によってレール頭頂面極く表層には集合組織が発達し,各結晶粒の結晶面が頭頂面に対しある角度に揃ってくると(約30°)パーライト組織内のセメンタイト板に挟まれたフェライト層に変形(ずれ)が起こり,それが繰り返されて初期き裂が発生することがわかった.また,レール頭頂面に蓄積する疲労層(集合組織の発達層)の発達分布,発達速度も明らかになった.そこでシェリングの発生を許さない作戦として,疲労層を取り除いて新品同様のレールにして寿命の延伸を図る「削正によるレールの寿命延伸大作戦」が1992 年頃より開始された. |
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