[246] |
|
「現場式とその理論化」項(日記#141)で、軌道破壊量が速度と通過重量に比例という鉄道技術研究所提示の仮定が実態に合わず2乗、3乗比例の可能性のあることを指摘しましたが、鉄道ジャーナル誌2010/06号、JR西日本設計担当執筆の500系開発回顧記事(p88右L3〜4)で、それは速度の2乗と軸重の4乗(のΣ:通過量)に比例すると記されていました。設計現場では案の定、原式を実態に合わせて修正していたけれど、外部(や保線関係OB深澤氏)には発表していなかったことになります。
試算条件として、
「自然に学んだ500系新幹線電車」 時速300キロの軌跡(7) , 元 西日本旅客鉄道kk , 総合企画本部技術開発室長 同 試験実施部長 中津 英治氏 執筆 (鉄道ジャーナル誌2010/06号p88右〜)
500系新幹線の車体の横板と床材に、このアルミハニカムパネルが使われている。これらも含む実践により500系電車は、車体重量が40トンという軽量化に成功した。この軽量化の意味するところは実に大きい。軌道に優しいのである。概括的に言うと線路、道路などの破壊量は車両速度の2乗に比例し、車両の軸重の4乗に比例する(米国アッショーテスト)。鋼体でできていた0系新幹線の重量は60トンあり軸重に換算して15トンであった。500系の軸重は10トンである。速度は時速200キロの0系に比べ時速300キロとなった。・・・・・
| 2乗、比例、折れ線比較
| 4乗、2乗、比例比較 |
[Page Top↑] |
旧 |
新 |
前 |