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2005年JR西日本尼崎事故、福知山線運転士事情聴取記録開示
みせしめ日勤教育と無理なダイヤの回復運転箇所
直後の過速度ATS不設置が原因!


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 福知山線尼崎事故(2005年4月)での運輸安全委員会による同線運転士たちからの事情聴取内容を同席した国交省近畿運輸局職員が記録したメモが情報公開請求で明らかにされた、追跡ニュース! 108名もの死者を出した大事故から12年経とうとする新年に、最高裁係属の経営側刑事裁判をにらんで風化されがちのものを改めて掘り起こしす報道は大いに支持します。
 尼崎事故当時、JR東海はすでに転覆限界試算から事故懸念箇所8箇所全部に過速度防止ATS設置済みであり、同種事故はまず起こさない設備にしていました。
 一方、JR西日本は過速度防止ATSを(−P/−S併設を含んで)111箇所に設置済みだったのに、最も危険な 尼崎事故現場には設置されてなかったことで過速度転覆事故に到った訳ですから、JR西日本がJR東海同様の転覆限界計算から過速度ATSを設置していれば起こり得なかった事故、また、別の厳しい設置基準だったATS-P設置を長期に遅らせなければ、ATS-Pの過速度速度照査が設置されてATS-Sw速照設置基準の穴が埋められ防げていた事故ですから、経営側、技術側には業務上の注意義務違反があり、本来刑事責任は有罪で、少なくとも罰金以上の処罰がされませんと著しく正義に反し、JR西日本など怖くて乗っていられない鉄道になってしまいます。
 報道された情報公開メモには、
1).ダイヤそのものにかなりの無理があることで、事故現場直前が高速回復運転実施箇所。直後に転覆懸念箇所!
2).みせしめ懲罰的日勤教育を皆怖れていた。実施基準も不明確。
 といった証言がメモに記録されていたことを報じています。

 JR東海の曲線過速度防止ATS設置基準は、「本則換算での曲線速度制限が、直前の最高速度より40km/h以上減速を必要とする箇所」となっていて、もしそれを尼崎事故現場に適用しますと、304Rで70km/h制限は、カントを考慮しない本則でみると60km/h制限で、手前の直線区間の最高速度が120km/hですから、額面でも50km/hの減速、本則換算で60km/hの減速箇所となり、文句なく過速度防止ATSが設置されるべき地点でした。 JR西日本の過速度ATS設置は全くの現場任せだったようで、後日の調査では111箇所既設置でしたが、4/30会見でのATS-Sw過速度ATS設置箇所数17箇所を、国交省発表では全設置数と扱っていたり、事故調査委員会の聴取に安全担当役員が「ATS-Pに過速度対応機能が有るとは知らなかった」と供述していたりと、組織上部は全く把握していなかった可能性が強いものです。 JR東海自体での適用箇所は、40km/h減速箇所が5箇所、本則相当での40km/h減速箇所が3箇所の合計8箇所。JR西日本もこのJR東海基準なら僅かな場所で済んでいたハズです。
 国交省鉄道局、運輸安全委員会は尼崎事故後(5/27付け)、JR東海基準より安全度を大きく採った全国一律の過速度防止ATS設置基準を公布、
「國枝の実験式による曲線転覆速度の90%以上の最高速度の箇所に過速度防止ATS設置」
として全鉄道事業者に徹底されました。
 JR西日本は、それより大幅に厳しい、速度制限遵守強制の過速度防止ATSの設置を決めたため、行政指導の設置数より1桁増えましたが、それは事故当事者としての世論対策のパフォーマンスもあったのでしょう。国鉄型ATS-Sxでの突然の非常制動自体が乗り心地にはかなりのショックであり、転覆限界内の過速度によるショックより大きくなり易いのですから、その点、整合性を欠いてパフォーマンスであることを示すものです。私鉄は行政指導通りの設置が多かった様です。
 JR西日本以上の強権命令体制のJR東海は「次の大事故は東海だ!」と指摘・非難されていての対応として、全線のATS-PT化を決めて実施しました。JR各社で全線ATS-Pを実現したのは東海だけです。

初出誤報に引きずられる引用記事!  <1.2>
過速度ATS不設置で防げなかった尼崎事故

 「ATS-Pが設置されていれば防げた事故」というのは、大惨事を起こしてしまったJR西日本が風当たり緩和を策して様々誤導したキャンペーンの一つです。 4/25の事故当初は「白い乗用車の踏切事故」に始まり、マスコミが「ATS−Pなら防げた事故」と誤報すると、それに乗って「2ヶ月後にATS-P設置予定だった、不運な事故」と風除けを図ったものの、それを承けた世論が「全線をATS−Pにせよ!」と盛り上がってしまい、即時対応困難と思ったJR西日本は急遽4/30会見を開き「従前のATS−Swにも過速度防止ATS機能は有り、現在17箇所で稼働中だ」と、事故を防止できなかった真の原因がATS−Sw区間であった尼崎事故現場に過速度ATS未設置のためであることを明らかにしました。
 この4/30記者会見から赤旗新聞は「ATS-P未設置による事故」ではなく、国鉄型改良のATS-Swを含んで「過速度ATS不設置」による事故という扱いに切換えて、5/16衆院委員会での穀田質問で国鉄分割民営化を挟んでの運輸省行政指導の変遷を突き、私鉄ATS通達:(昭和42年鉄運第11号通達)を排した国鉄型ATSについて追及し、当時の小泉首相から「反省する!問題があれば改める」との答弁を得て翌年の「国土交通省令「技術基準」改定」と繋げました。
 他メディアや党派はJR西日本4/30記者会見発表の重要性に気付かなかった様で、公明、民主とも様々迷走してしまうのですが、折々の回顧記事では赤旗新聞も残念ながら当初の誤報に戻ってしまい「ATS-P未換装(右カコミ傍線)」となっているのは大変残念!第2報以降で訂正されて国会論戦での具体的成果となった事実なのだから、自紙での再引用時にも維持される工夫が出来ないものでしょうか?

 公明党北川国交相は5月初(5/2)の記者会見で「ATS-P義務化」を打ち上げてしまい、全国の鉄道事業者に大困惑を与えましたが、国交省鉄道局が大臣発言の訂正にはならない形で必死の修正と解説根回し(5/9)をして収め、本来行うべき過速度ATS設置基準を布告しました。国交相が役所の事務方・技術方に全く相談なく、4/30記者会見発表の重要性にも気付かず、パフォーマンスとして技術基準を放言したことでの大混乱でした。 大臣としては以降、事務局の言いなりに飼い慣らされ、5/16の次の委員会などで、P義務化とは全くアベコベの「国鉄型ATS安全論=私鉄ATSと安全性は変わらない」との答弁を重ねました。北川国交相の不適切な放言「事故路線のATS-P設置が運転再開条件」と宣言したことで、本来なら線路復旧工事中に過速度防止ATS新設は済んで運転再開可能だったものを、P設置工事完了まで2週間以上無用に遅れました。
 ところが、その選挙区では安全確保の貢献と宣伝され、Wikipediaにまで北川国交相の功績と書き込まれてしまう有様!真相は公明党国交大臣が事務局・技術セクションに一切相談なく発した放言の軟着陸を図っての運転再開妨害2週間! 国交相としての大失政です。
    的外れ!ATS-P換装まで再開認めず,公明大臣 :日記#62
    設営基準に混乱!公明大臣 :日記#71

 5/16委員会質問で、民主党菅直人議員(民主)は、前日5/15付けの赤旗新聞と毎日新聞の記事を基に「速度照査の無い国鉄型ATS欠陥論」で迫って「停止信号で止まるから私鉄と同じで欠陥じゃない」との強弁で逃げられてしまってアウト!東京工大物理学科卒の管直人氏が自分できちんと解析して詳しく理解して追及していたら逃がさなかったものを、新聞報道に飛び付いたパフォーマンスだったから、政府側の強弁を崩すには具体性が足りず、逃がしてしまいました。 しかも競合他党の機関紙の半可通読み! 解析自体は高校物理程度なので、管直人氏がたとえ東工大政治学科卒であっても、腐っても東工大!楽々に理解出来た内容でした。
 国会審議当初は管直人議員の解析検討不足で報道頼りのダボハゼ質問の歯がゆさにのみ目が行ってましたが、政府自身が発した通達のJRに対する無効化を図った異常行動!すなわち運輸省の行政指導通達である私鉄ATS機能通達(昭和42年鉄運第11号)のJRへの不適用問題として、政府が一旦布告した基準との関連で攻めて、技術論に対する抽象的な評価では逃げられなくした後続質問者、穀田恵二議員(共産)の作戦勝ちでもあるのでしょう。

相変わらずの無法NHK !  <2>
不当労働行為 団交拒否、中労委が認定
安倍ちゃんねる化の自殺行為に並び「公共放送」が無法者で良いのか!
   毎日新聞2016年12月22日 東京夕刊

 公共放送を標榜するNHKは、受信料集金を「外注化」した1990年前後の昔から受信料集金人の労働組合について解雇などの不当弾圧を重ねていて、被害者から裁判が起こされ敗訴しながら解決を拒否していました。

NHK : 不当労働行為 団交拒否、中労委が認定  <C1>
   毎日新聞2016年12月22日 東京夕刊

 NHKが受信料を集金する地域スタッフらでつくる全日本放送受信料労働組合との団体交渉を正当な理由なく拒否したとして、中央労働委員会が不当労働行為と認定したことが22日、分かった。中労委はNHKに、団交に応じるよう命じた。

 命令は11月16日付。東京都労働委員会が昨年8月に不当労働行為と認定して団交を命じたことを不服として、NHKが再審査を申し立てていたが、中労委は棄却した。

 命令などによると、NHK名古屋駅前営業センター(名古屋市)で2010、11年、当時のセンター長が「あんなところ」と組合蔑視の発言をしたとして同労組が団交を申し入れたが、NHKは労組支部との団交に応じたのみで中央執行委員の出席する団交は拒否した。【早川健人】

 地域の労働組合・民主団体で取り組む争議支援共同行動に私も参加し度々立川駅東の曙町にある立川センタービル内NHK事務所(西東京営業センター)に抗議に行ったのを覚えています。
 特に公正を求められる「公共放送」が劣悪な労働条件の押し付けに、脱法措置で労組法の労働者保護制限を逃れて、不当解雇と団体交渉拒否を続け、繰り返し敗訴判決を受けてもやめない姿は尋常ではありません。 契約形式を弄って個人事業主に偽装して団体交渉義務を逃れる手法は、かって運輸業界で多用されましたが、その労働者性を認めて団体交渉義務を課す判決は古くから定着しており、NHK自体も何度も敗訴しているはずのもの。それを中労委へ再審査申し立てで敗訴、今後、中労委を相手に行政訴訟だなんて、地裁、高裁、最高裁と不当なことに支出する、受信料の使い道としても許されないことでしょう。
 NHKは、単に聞き置いて捨て去るだけの形式的な団体交渉に応じるのではなく、速やかに決定権のある交渉委員を選んで誠意を持って団体交渉に臨んで問題解決にあたるべきです。
満月月齢
(↑2017年版〜初出か?)
2017/02/02
月齢4.0+金星4.3等星:1等星の132倍 LV=13 感−3
金星が上弦の月状に見えている!  Click Photo↑
2017/01/02 18:12 1/125s f8 ISO-800 F200mm α-Sweet Digital
 NHK集金・契約獲得人が気の弱そうな人を威圧して、携帯電話にワンセグ放送受像機能が有ることを口実に受信契約させるなど、悪質な集金はNHKが劣悪な労働条件で煽っている様なモノ。 「(携帯電話)TV受信料なんて、そんなもの契約できません.帰りなさい!」「『所持』の有無も回答の義務無し!」と断固追い出せば良いのですが、中には無理矢理押し切られてしまう人も居る! 近頃、「携帯電話は受信設備の設置とは言えないからNHKとの受信契約義務は存在しない」という判決が出されましたが、NHKは全く従うつもりはなく、経済的に厳しい下宿の学生の携帯電話からも毟り取り続ける様です。
 「政府とは違うことは言えない」「発表をもとに報道せよ」と、調査報道を事実上禁止して、ジャーナリズムの自殺を命ずる籾井会長見解で3年間不当な放送運営を強行し、民放も含んで自公政権の気に入らないキャスターのパージを行うなど著しい安倍チャンネル化が強行されて、言論の自由度ランクが従前の11位付近からラスト近くの70位台にまで著しく低下することとなりました。 民主主義に反する沖縄での機動隊、海上保安庁の抗議団暴行や、右翼とつるんで襲撃欲しいままの無警備など、独裁国家の様相を見せている安倍自公維政権を一刻も早く退陣退陣させることが必要。 原発運転再開や政権延命に手を貸す大企業労組の連合反共御用幹部も解任運動が必要になっています。 (個々の単位組合では連合加盟でも真面目なところはあるんで、先の新潟知事選などでの御用勢力の影響力を断つべく頑張っており、正確な見極めが必要)

「三日月」は月齢か?序数か?   <3>

 上弦の月、満月、下弦の月などの月齢が若干バラ付くことに気付きまして、理科年表をのぞいてみますと、満月の月齢で±1日の差があることが分かりました。(右グラフ→)
 月の公転周期は27.3日となっていますが、これは恒星系に対するもので、地球が太陽の廻りを公転しているので、月が地球のまわりを1周しても月の満ち欠けの月齢は元には戻らず、その間に地球が公転で進んだ分を加える必要が有り、その結果、月齢の周期は29.5日になります。
 そして月の軌道が若干の楕円軌道であるため、満月の月齢は周期の半分の14.75日に増減して13.9日〜15.8日の間で変動していることが分かりました。即ち「満月」は必ずしも「十五夜」ではない!「十四夜」「十六夜」の満月があるってことです。

 「十三夜」「十六夜(いざよい)」は満月との差違で微妙な雰囲気の違いを表現するもので、これも±1日のズレを生じます。 上弦、下弦は直線弦で見た目通り直感的に判断できますが、月齢7.3〜22.1±0.5としても、どれも月齢は揺らぎます。

 「三日月」の月齢は2.0!?満月≒十五夜の平均的な月齢が14.75≒15.0ですが、「三日月」はどうも序数(かぞえ)の様で月齢2.0前後の模様!? ここは起点近くですから揺らぎは見えないでしょう。逆三日月の27日月も同様ほとんど揺らぎません。

「新月(朔)」は完全逆光で見えないとして、細い月が見え出すのは2.0前後から見えるのでは? いえ見えたんです!2016/12/31 正午月齢1.8で、夕刻、西の空に糸のように細い月が!昔のディズニー・アニメ、たしか「不思議の国のアリス」の、猫の口に化ける様な月が見えていました。 それに続いて2017/01/02夕は、−4.3等星の金星と月齢4.0の月(右上写真)が見えて居まして、ふと疑問!「三日月とは、新月からの日にちを序数で云ってないか?即ち新月:月齢0±0.5が「一日月」、月齢2±0.5を「三日月」と云うのかも知れない?この頃月齢14±0.5での満月が多いではないか!それが十五夜とはひょっとして一から始まる序数(かぞえ)なのかもと思って理科年表の暦部を見たのです。 結果は(理科年表に無い三日月以外は)月齢で、月の楕円軌道により満月が十四夜〜十六夜に揺らぐことが分かりました。
 旧暦(太陰暦)の「日」の方が序数(かぞえ)でして、新月(朔)に始まり「大の月」が30日、「小の月」が29日で大小交互で満ち欠けの周期29.5日となっています。半農半漁だった婆様の実家:本家に占いの「高島暦」が鎮座していたのは、迷信深かったからではなく、唯一合法的な太陰暦並記の暦で、新月・満月(陰暦1日&15〜16日)付近が大潮という漁に不可欠の潮汐が知りたいためだったのか!と今頃思い当たりました。三日月はこの太陰暦の三日の月から来ている!
 明治の太陽暦切換以降、暫くして太陽暦徹底のために太陰暦並記を禁止してしまったことで、漁師など陰暦が生活に必要な庶民は占い暦を利用するようになった!曲尺・鯨尺禁止問題は、太陰暦並記禁止の昔からあった、支配側の無配慮・横暴の一環なんですねぇ! もっとも大震災に見舞われると公式には禁止していたはずの[ガル][カイン]が報道で一挙に息を吹き返してしまい、もう抑止できなくなったのは、刑罰付きでの強引な使用禁止に無理があったことを示すものです。
 でも、[エルステッド][ガウス][CGSesu][CGSemu]の復活だけはご勘弁を!(w。あれはMKSA有理単位系(SI系)より日常単位から掛け離れてややこしくて物理学嫌いの生徒を大量生産しましたから。工業高校ですと高校物理の電気関連章は専門教科に任せて一切触れないというんでesu/emuの被害は受けずに済みました。なのに、物珍しさから朝永振一郎監修の物理教科書の電気部分を全部読みましたが、かなりちんぷんかんぷん!授業じゃなくて良かった〜〜!(w
 但し、そうなると十五夜、十三夜、十六夜などは月齢だとして、「三日月」だけは旧暦三日、月齢2.0ではないのか?と思いまして検索しますとWikipediaに「太陰暦三日の月」とあり、私が永年間違って覚えていたことが分かりました。三日月の逆方向が旧暦27日未明「二十六夜」とありました。?朔(新月)から逆に三日ですと、月齢27.5(=29.5−2.0)で、次月朔日三十夜〜三十一夜から逆に三つ数えて「二十八夜」ではないのか?という疑問は残ったのですが、、三日月は夕方だから、未明の逆三日月はそれより半日早く「二十七夜」、夜明けを境に夜を考えれば「二十六夜」なのかなぁ?とやや強引に理解! 月齢27.5の未明:日の出前1時間に起きられて月が出ていましたら確かめてみます。高島暦ではなく、理科年表2017に拠りますと、
  2017年、1/26木=月齢27.8 日の出@東京06:45、 2/24金=27.1 出06:18、 3/26日=27.5 出05:36、 4/24月=27.0 出04:57、 5/24水=27.6 出04:30、6/22=27.3 出=04:26、 福岡ですと東京より日の出が約三十分遅くなります。夏至頃までには早起きして直接眺めているのではないでしょうか。
 また、古くは「新月」とは三日月のことだったそうで、現在は朔の意味。
 彼の有名な「十三夜」や「十六夜(いざよい)日記」は、心持ち左縁や右縁が欠けた月影を基に書かれているとすると、実は満月にリンクして±1日の相違はあると考えるべきでしょう。 これから満ちてゆく十三夜の欠けと、新月に向けて欠け始めた十六夜では、人の世に懸想した雰囲気がまるで違うのですから。

「みんな仲良く!」では集団イジメ深刻化!   <4>
  先ず(付和随行でも)加害の不当を明確化すべき

 イジメは幼稚園・保育園時代から発生するもので、大人が十分注意していて発見して止めたり、子ども達が自律的に収められる様指導したり、少なくとも深刻化しないよう「大勢で一人に掛かる様な卑怯な真似はするな!」「弱い者いじめは最低!」「困ったら大人に相談しなさい」などと子供の世界の世論化してブレーキを掛けていたものです。
 ところが、学校が学業成績競争中心になるにつれてそうした指導は放置されて行き、支配関係で子分を縛ってイジメをさせて集団化して行き、「裏番」まで現れるようになり、暴走族、暴力団に繋がる「先輩・後輩」関係からの恐喝集金組織と集金技術、組織化技術が代々引き継がれ、少年鑑別所や少年院を通じて恐喝集金ノーハウが広域に広げられるように成り、加害非行摘発を遮断するキャンペーンとして非常に有効に働いたのが「チクるな!」「最低のヤツ!」という絶対的掟を定着させたことで、数多くの生徒が陰湿な集団イジメに組織されていき、大人には表面化せず、標的にされるのを怖れてイジメ支配下から逃げ出せない状況が作られました。 大昔とは違い、現代での「先輩・後輩」関係というのは、中学・高校で築き上げられた恐喝集金機構のことです。
 学校側は、スカートの長さとかヒダの数、髪の脱色、服の微妙な色合い・形状といった「風紀委員」型の愚にも付かない取り締まりを強行して校門でピケを張り登校させないなどの暴挙を繰り返して、愚劣な取り締まり側に「チクらない」ことの正当性を定着させて、集団イジメや恐喝などの被害を訴える途を遮断してしまいました。 犯罪組織側にとってこんな美味しい状態はありません。

 集団イジメの葬式ごっこに教師まで巻き込んで自殺まで行ってしまった中野富士見中事件などは、その典型で、後に次々大問題になる準暴力団組織「関東連合」メンバーの重要な供給源校の一つともなりました。 当時はビートタケシのバラエティー番組が人気を博しており、集団で標的を虐めるあの手この手を実演していて、その放送日翌日は常にイジメの標的にされる生徒が各学校に居て、毎週その日に休むなどの話がありました。 タケシがバイクの自損事故で瀕死の重傷を負ったときに、無茶を強いられていた芸人達から「ザマ〜見ろ!」の声が多数上がった様ですが、それを遙かに超えるいじめられっ子の声も聞こえるようです。 俗悪番組批判が具体的ではなく、自虐的で害の無い馬鹿トノ、演技練習:良い子悪い子普通の子などと同列にタケシの集団イジメ番組が扱われて「あそび」の形を取って深刻な集団イジメ被害を広げていました。
     See→日記#305 「あんたが言うか!集団いじめ教唆番組主犯殿!新ギャグ翌日には各校に欠席生徒」
 違法薬物供給源の「代々木公園のイラン人」は、元々は彼ら関東連合’OB’を名乗る「実態ある組織」が開拓した違法薬物密売ルートで、それを暴力団の威圧で乗っ取られたことの報復で密売組織の要所を捜査官にバラして捕まえさせているとか、 海老蔵襲撃事件での暴力担当Rは中野富士見中非行生徒出身とか、 太田トーヨーボール襲撃事件などのように無差別襲撃を遊びとしていて何人も殺したり瀕死の重傷を負わせて、捕まると「人違い殺人」を主張して処罰の軽減を策するとか、 朝青龍に因縁を付けて強請るつもりが公になってしまい引退に追い込んで何も取れなかったが関東連合組織の恐怖感だけは振りまいたとか、 六本木クラブ「人違い」襲撃殺害事件とか、 薬物依存症治療病院に張り付いて治療中の薬物依存症患者に薬物を売りつけるとか、 薬物依存症治療施設と称して生活保護寄生の貧困ビジネスを編み出し(「ダルク」は最初、彼ら「OB」が開設したもの。真面目なモノも有り、見極めが非常に難しい)違法薬物の売買−治療管理両側を商売にするとか、 (「遊び」として冬の多摩川に何度も投げ込まれる生死に関わりかねない扱いを受けるなど理不尽な)みそっかす扱いのいじめられっ子をRによる無差別襲撃にスカウトして地域の非行ステータスを逆転させ、瀕死の重傷者を続出させ、 「関東連合OB」という解散偽装組織の威圧力を増大させているとか、 あるいは自称「OB」に惑わされて取り締まりの手を抜いてきた東京県警:警視庁の実に人の良い純朴な叔父さん達を手玉にとってきたわけで、最近ようやく「準暴力団指定」(日記#327-3ほか)をして「解散」により建前上は存在しないはずの「OB」組織も取り締まるようになりました。 同時指定のチャイニーズ・ドラゴンもすぐに殺人など非常に凶悪ですが、権力機関との癒着を匂わせて威圧する関東連合とは規模が大きく違い、指定遅れの言い訳のツマの様に感じます。 通訳を充実して県境を越えてチームで取り締まれば、被害は凄惨ではありますが、単純な粗暴犯チャイニーズ・ドラゴンの対応にはそんな困難はないのですから。

 学校内に最大40名もの集団怠学グループを生じていて、玄関脇にたむろして教師達の指導には応じない状況で、恐喝カンパの支払いを拒否した生徒の居宅に10数人で押しかけて部屋に入り込み、殴る蹴るの集団暴行を加えた事件での、加害者側親を呼び出しての総括集会で、学校側はなんと言ったか!
「今後はみんな仲良くして、こういうことの無いように!」
大馬鹿を言っちゃいけません!猿山の猿軍団式に序列に組み込まれて、親分の指示で授業には出られない、個人宅襲撃集団暴行にも参加した、自己決定力の無い付和随行・根性無し襲撃犯人達に「みんな仲良く」なんて寝言を言って免罪してしまったら、上からの非行や怠学の指示を断れないのですから、「チクった!」といって、もっと酷い集団イジメ・リンチになります。
 重なる恐喝事件の事情究明に噛んでその全体像を手紙などで詳細に学校側と関係父兄に知らせて指摘していて学校主催の集会にも同席することとなった私としては、その集会の場で特に発言を求めて
「先生から『みんな仲良く』という話があったけど、カツ上げを拒否した友達を親分A君の指示のままに集団で襲うような君たちが、再び襲撃を指示されてそれを断れるとは到底思えない。 A君の指示で、先生方の指示に逆らって授業さえ出てないチキンな君たちがどうやってA君の指示に逆らって『仲良く』なんて出来るのだ。 仲良くどころか、今後もことさらの『ハブリ』とかの計画も聞いており、嫌がらせを続けるのでは無いのか? 君たちのやったことは、恐喝金の支払いを求めた集団暴行傷害事件で、強盗罪、住居侵入罪になるのだ。 成人だったら刑務所行き、未成年で14歳以上の少年だから少年院行きの罪だ。集団で部屋に入り込んでの暴行だから特に悪質。 暴力団直結の暴走族R20の学校内恐喝集金組織の元締めA君の指示に逆らえなかった一面はあるだろう。 たった今はA君が(少年院に短期)強制収容中で指示命令が途絶えているが、出てきたら再びA君言いなりの行動をしてしまうのではないか?
 野生動物のシマウマでさえライオンの襲撃に皆で円陣を組んで群れを守るモノ。 それを君たちはライオン側に協力して襲撃して友達をライオンのエサにしてしまった! 野生動物の知恵にも劣るのが今回、人間である君たちが起こした集団リンチ傷害事件だ! 君たちは一人一人が集団強盗傷害事件の共犯加害者なのだ。恥ずかしいとは思わないのか! その「加害者としての反省」なしに、まるで被害者側にも責任があるかの様な『仲良く』なんて解決はあり得ない。 これまで怠学・授業妨害など先生方の指導なんか全く聞いてこなかった君たちが、今後も、学校玄関でたむろして授業には出ないとか、様々、暴走族恐喝元締めA君の指示で動いてきて、再び襲撃する可能性の方が高い。 「仲良く」なんて緩い指導を守れるはずがないだろうが。 その時は断固告発で強盗罪で処罰して貰う。 繰り返せば断固刑事告発する。それを覚悟して行動しなさい。公訴時効は5年〜7年だ。 自分たちのやった酷いことの意味を、今日一緒に来ている両親ともよく話し合って理解し、断固Aくんの犯罪グループから離れて、形だけでなく本当に深く反省して犯罪組織、恐喝集金組織、集団イジメグループから離れて貰いたい。 『仲良く』はその後でしか実現できないことだ。」
 加害者側父兄は、そこで初めて犯罪組織に組み込まれた事態の深刻さを理解しましたし、その反省集会後、担任教師は「やっぱり、責任論をハッキリさせたマトメじゃないと、ちゃんとした解決にはなりませんよねぇ」というのですが、犯罪組織の強固な指揮命令系統は断固破壊しなければ問題解決しないのに、地域には長いこと荒れる学校で有名だったところの事件処理としては全く要領を得ず、慣れてないのが驚き! それまでは毎年100万円前後を集める学内恐喝組織の実態を掴めたことはなかったのだとか。 それでも学校が把握した金額は、29万円中18万円で差額11万円はA君ら学内恐喝組織幹部の遊興費となっていることは認定しませんでした。 そのピンハネ上がりがあるから、先輩暴走族からの「カンパ要求」に喜々として従うのは日本全国何処の地域でも一緒。 非行組織代々の引継と少年院・少年鑑別所などでの交流で全国的に広がる手口だそうです。
 A君の両親が揃って私と被害者宅を訪れて「犯人扱いするな」「友達同士のトラブル」「子ども達の関係を壊しちゃいけない」などとまくし立てて暴走族の恐喝・暴行傷害を擁護、恐喝集金促進のバイクでの校庭暴走など誰もが見ている地域暴走族先輩との関係は「物証を示しなさい」と居直るわけで、「割り当てた金を払え!」という恐喝電話の遣り取りを録音したテープを聴かせても全く引きません。これではAくん両親まで共犯! 学校はこの物証提示でようやく全面的に動いたのですが、そのイモヅル式の調査で、部活丸ごとの100円〜200円の微少額から広く浅く集金して配下を拡げていく組織化方針も見え、集団イジメのターゲットとしてボコボコにされた上、お年玉など総て数10万円を巻き上げられて不登校に陥った被害者もいました。 それでは馬鹿ガキ様A君は親がかりの非行を繰り返すはずです。 Aくんの営々と築いた犯罪支配関係を壊さなくては非支配側子分達が堪ったものではありません。両親も馬鹿も休み休み言いませんと。
 A君は、このとき、たまたま教師を首狩りの回し蹴りで転倒負傷させていて、あまりに重なる暴行に学校としても耐えきれず告訴、短期少年院送りとなった時期で、加害者側全員集会には出席して居らず、命令に従った子分たちだけの集会になりましたが、父が在京TV局のディレクターをしているという両親は、「常に悪者にされて切れてしまう息子の正当性」を主張して、その全員集会への出席を強く求めていたそうで、もし一緒に出席していたら延々と暴行傷害側の正当性主張を続けて収拾が付かなかった様に思います。 そうなると、止むなくの刑事告訴で主犯A君は少年院収容の延長、従犯も少年鑑別所収容、一部在宅処遇で、強靱な非行組織を残してお終いとなったでしょう。こういう非常識人種が「一億総白痴化番組」を作ってTVを占領しているのか!

 A君が強制収容である少年院を4ヶ月余後に退院してきて、真っ先に行ったのが教室で再びの集団リンチ傷害事件!しかしこの時は、同席していた先の集団リンチ参加者10余名は一人も動かず、別の3人がカーテンを閉めて見えなくするなどの幇助行為を行ったモノの暴行には参加せず、A君の命令一下の体制は崩壊していて、再度の鑑別所送りとなり、以降卒業までA君の恐喝集金支配体制が回復することは有りませんでした。これがA君の3年後の誣告の背景!(但し集団リンチ被害者は、その程度では到底気持ちが収まりませんでした)。
 その「暴走族」側からの報復が、「殺すぞ!」の脅迫電話が続いて、団地階段室にスプレーで「殺す!」と書き込まれるなどして、3年後の調布警察を巻き込んでのA君刺傷冤罪事件!と、その無罪判決(東京家裁不処分決定)釈放から数日後、メンツを潰された警察が、恐喝被害者の反撃を暴行傷害加害者にデッチ上げて有罪にした事件!呆れた官営ヤクザ&無法者暴走族のお仲間:調布警察少年係です。(「殺す!」スプレー事件の被害届は調布警察署に出されていますが、暴走族側A君からの誣告との関連では、1年以上続いた脅迫電話と共に無視されました。) 反撃部分しか見ていない目撃者は「病気」を口実に出廷させず警察言いなりの調書だけで有罪立証として、町のダニ「先輩」からの最初の攻撃で破られたシャツは、事件当夜に鑑識係が確認・確保したにも関わらず証拠として無視して、「先の恐喝先輩の暴行と、それに反撃の傷害事件は別の事件だ」という裁判官説示付き八王子地裁判決で、「刑事事件相当検察官送致=逆送」になって刑事法廷に掛けられた事件を、再び家裁に返して在宅措置で結着しましたが、恐喝被害者の反撃ラッキーパンチのみを身柄送検・起訴した 調布警察少年係の不公正な扱いは公的に明示されています。

 学校や地域での生活指導には、一体の情報共有と、誰もが指摘・協力できる体制が求められる訳ですが、現状は教師個人任せが基本で、腕っ節の強い教師を「生活指導」に充ててワル共を威圧するタイプ。 集団的組織的に襲ってくるワル共への対処としては丸きり劣勢で、いくら注意しようが「学校玄関脇での40人ものたむろ・怠学」という学校機能停止の事態に有効な手を打てませんでした。
 永年の教育委員会の方針で、先生方の協力体制構築などよりも、都教組の影響遮断、組合弾圧対策が優先されて、委員長・書記長など組合4役活動家は、反労組派支配の学校に配置して、代講など労働組合活動への協力を得られなくするとか、大荒れの困難校に配して個人として直接担当させて多発するトラブルに張り付かせて活動困難にする一方で、一般の都教組活動家だけを集中的に集めた学校を作って、他の教師への影響を断つといった人員配置法が永年継続されていて、先生方個々人の力量に任されて、その協力と情報共有など吹き飛ばされてしまう状況があって、暴走族の下部恐喝集金組織に支配されてしまう「特に荒れる学校」を生じていました。
 ある年、小学生の息子を連れてメーデーに行きますと都教組の群団中に通っている学校の隊列があって、そこに居ない先生は、音楽教師と管理職である校長・教頭と、所用でメーデー欠席の担任だけ!他は総て地域の東京都教職員組合の組合員としてメーデー参加していました。平均的な教組組織率が20%余ですから、露骨に活動家を1校に隔離、多忙な三役は逆に非組合員校に単独隔離していることが分かります。
 私の工高時代にも、社会科教員が担任クラスの無い「図書館長」に祭り上げられて、選択教科の日本史・倫理だけ担当させて隔離されていましたが、その方式は現在も継承されていて、教育委員会が実教出版の日本史A教科書を不当排除するのに抗議の声を上げた中心的な先生が同じ「名門」工業高校へ転勤させられています。 千葉県極右派教育委員会は我々工業高校生はアホばかりで影響がないと思っているかのン10年にも渉る一貫した措置には呆れます(w。See→日記#0389-5。 やや暑苦しくて敬遠気味だったけれど学問的には面白くて印象に残る良い先生でした。「修学旅行のしおり編集委員会」の主任指導教諭には就きましたから、学級担任など教育委員会のパージ項目以外の雑務的仕事は廻されたようで、部活の研究発表や図書館資料購入で助けられた思い出もあります。
 荒れる学校は暴走族・先輩・恐喝集金組織がそのノーハウを継承して、些細なことでも陣取りゲームのように少しずつ支配力と支配領域を増やしているのに対して、指導側がバラバラのワン・ポイントで、個々対応して、理科の先生がボディービルで鍛えてムキムキにしてワル生徒どもを威圧し、指導力を維持するとか涙ぐましい努力もあるのですが、そうした個人対応型では、学校玄関脇での40名もの怠学たむろを止められませんで、学内の空気を暴走族参加の非行グループの組織的取組に卓越され負けてしまっていました。
 校長等管理職側は、告訴によって学校から排除することを強く主張!組合対策優先で先生方を個々バラバラにし、父母に対しても、PTA名簿作成配布をやめて父母同士の連携を断ち学校の言いなりにする体制を追求していました。父母間の連絡に前年作成の入学者PTA名簿を入手して行いましたが、以降は名簿を作らない方針が貫徹されて父母相互の連絡が取れなくなっています。 その方式では2桁の生徒が一時学校教育から排除されて、鑑別所帰り・少年院入院の金看板で悪のステータスを上げて地域に戻ってきて暴走族の支配力は強く残ったままで終わりです。 教育委員会・管理職側はそんな生徒の将来や荒れる学校対策より、先生方の協力体制確立で教組に組織されてしまうことを嫌ったのでしょう。

2016/12/26 23:55

2017/01/07 03:55

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