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日記
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悪天候に一瞬見えた!@千葉市
金星太陽面通過
露出過剰で消える!   2012/06/06AM(JST) 千葉市花見川区観測  曇り時々雨

 今年第2の天文現象である金星の太陽面通過の写真撮影を試みて、未明から時折雨の厚い雲に阻まれながら、昼過ぎに一瞬の日射しに恵まれて、表面に黒点のある写真を得た。それは終了直前のきわどいタイミングだった。
 しかし残念ながら解像度がかなり低い。その原因はと考えると、絞った写真でのみ黒点が写っていることと、手振れによるズレ跡はほとんど見えないので、低解像度の原因は、露出過剰による浸み出しと、絞りが小さすぎることによる光の回折現象が影響していそうに思う。
 カメラの絞りが最大で22〜32に留まる理由は光の回折現象を回避するためとされているのに、簡易望遠レンズでは開口径が2φ〜6.5φ、F=500〜154で15倍〜7倍で、かなり影響がありそうだ。
 2要因それぞれの寄与度合いは、露出過剰が主因ではないだろうか。当初、撮影設定を誤り、シャッター・オートで露出補正0で撮っていて、1/500秒以上では黒点が写らず、手動露出に切り替えて1/4000秒では写っていることに加え、1/4000秒でも理論最適値より+2LVの過剰露出であることから、露出過剰が低解像度の主要因と考えている。
 絞り機構に月の写真も撮れる改良をして、追試験が必要だ。回折現象が主因なら、太陽撮影にはND100000フィルターが必須なのかも知れない。(ここまで遊べる100円均一店の老眼鏡に苦情を言う積もりは全くないが(w)

[ 金星太陽面通過 '12/06/06 ]

p1499
4時の方向の黒点が金星、'12/06/06 13:07:23  T=1/4000 ISO-100 F=500(D=2φf=1000mm) ∴LV=12+0+18=30
p1446
午後にようやく日射し。金星は見えず
'12/06/06 12:37:27
S+0 Auto T=1/60 ISO-100 F=500
∴LV=6+0+18=24
p1455
'12/06/06 12:41:27
S+0 Auto T=1/2000 ISO-100 F=500
∴LV=11+0+18=29
p1460
(照準鏡の狂いを以降修正)
'12/06/06 12:45:03
S+0 Auto T=1/500 ISO-100 F=500
∴LV=9+0+18=27
p1462
太陽右端の黒点が金星
'12/06/06 12:46:03 
T=1/4000Manu ISO-100 F=500
∴LV=12+0+18=30
p1463
'12/06/06 12:46:10
T=1/4000 ISO-100 F=500
∴LV=12+0+18=30
p1470
'12/06/06 12:48:19
T=1/4000 ISO-100 F=500
∴LV=12+0+18=30
p1474
'12/06/06 12:49:08
T=1/4000 ISO-100 F=500
∴LV=12+0+18=30
p1489
'12/06/06 12:57:50
T=1/4000 ISO-100 F=500 明度補正済
∴LV=12+0+18=30
pict1499
'12/06/06 13:07:23
T=1/4000 ISO-100 F=500
∴LV=12+0+18=30
p1489
'12/06/06 12:57:50 T=1/4000 ISO-100 F=500(D=2φf=1000mm)明度補正済 ∴LV=12+0+18=30
p1506
'12/06/06 13:11:22
T=1/4000 ISO-100 F=500
∴LV=12+0+18=30
p1511
'12/06/06 13:17:29
T=1/00 ISO-100 F=500
∴LV=12+0+18=30
p1515
'12/06/06 13:20:25
T=1/4000 ISO-100 F=500
∴LV=12+0+18=30
 


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Last UpDate=2012/06/06

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