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![]() 60Hz12倍調波のUSB(北東1)の動作帯域で発生:新幹線品川事故 主搬送波660Hzが停電、階下変圧器ノイズ650Hzを拾って10Hz低い誤信号を送出、 30km/h信号36Hzが10Hz低い26Hzになってこれが70km/h信号29Hzと誤認さる ↑Click Fig.!ATC-1D詳細 現在はデジタルATCに換装済 ATC-NS(東海以西)DS-ATC(東日本・北海道) |
cf. 振幅変調AM、DSB、SSB/USB/LSB、リング変調 <1.2>音声などの信号波を電波(搬送波)の振幅として伝える方式を振幅変調AMと呼び中波のラジオ放送の送信形式である。
新幹線アナログATC(=JNR-ATC)の諸制御信号は、電源周波数の整数倍の周波数を数種類、搬送波と定めてSSB変調して、車上で搬送波を注入、SSBに変調された諸制御信号を再生している。 速度信号など諸制御信号が50Hz以下の周波数に割り当てられているのは電源周波数50〜60Hz以下に割り当てることで電源の上下高調波との重複をなくすためである。 在来線直流区間のATCに単周波やFS、DSBを用いたのは、基準となる交流電源がないためだろう。 在来線交流区間の青函ATC(実質ATS)では新幹線アナログATCの搬送波周波数が用いられSSB方式だったが、新幹線アナログATCとは別の2周波コマンド周波数だった。 DSBの生成は「リング変調器」によって上下側波のみを生成、フィルターで上下を選んでSSBとして送出していたのが新幹線アナログATC伝送。他に、信号波を90度移相したDSBの和差によるPSN(Phese Shift NetWork)方式によるSSB生成もありUSB/LSBをスイッチ1個で自由に切換られるので通信機に重用。 |
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