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主目次

INDEX

<1>. ATU使用条件の検討
    <1.1>〜<1.11>項
<2>. 何を設定するのかMATU/AATU
  <2.1>. 有り得ない「単極駆動」.
  <2.2>. インピーダンス・マッチング
  <2.3>. 無限長伝送線路の波動インピーダンス
  <2.4>. アンテナ系の一般的調整法があるはず
<3>. アマチュア無線家の暴走族化 無法者化が本質問題
  <3.1>. アマチュア無線連盟JARLも共犯!
    <T1>. 妨害無視の強行運用を煽るハムBBS
  <3.2>. 加害ハムからの「仕返し」防止対策が緊急!
<3.3>. 電灯線をアンテナ片極にしてないか?!(追1:1/5)
<3.4>. CQ誌2月号ATU特集(追2:1/26)
  <#HAM>HAM妨害関係LINK
<4>. また悩ましい!西鉄ATS地上子
<5>. 千葉市からも見えるのか?♪伊豆の山々♪天城山
   定在波の生成過程  <F1>

           <F1.2>

片側開放端共振:(垂直アンテナなど)

ATU使用条件の検討  <1>
Automatic Antenna Tuning Unit

 アンテナ同調装置ATUを使うと「どんなアンテナでも同調でき、インピーダンスマッチングが取れて、定在波比を小さくでき、アースも要らずに、他の電子機器への妨害も出ないので、アパ・マン・ハムに適する」という話で、逆Lアンテナ、釣り竿アンテナにも無条件適用されている様です。

 しかし、大電力アマチュア無線による永年の妨害被害の対応に悩まされて来て、どう考えても極端な言い過ぎと思えて、ネットを検索してみましたが、効用を説くCM記事は有っても、追試を可能にする動作条件は記載が無く、構造・動作の詳細解説は見あたりませんでした。周波数帯も出力もアンテナ形式も、その長さも、フィーダー長も、アース状況も何のデータもなく「良く飛んだ」では、根拠のない伝説同様の水準で、主婦相手の詐欺的SFサクラ商法と同じです。こんな状態で非技術系のアマチュア無線通信士が初級免許で金に飽かせて免許外の大電力送信機を扱ったらトラブル続出で、それに手を打てないのは当然だと思いました。

 それなら取り敢えずは、自分で検討してみましょう。
学生時代以降は長ら〜〜く送信はしていませんが、送信機の全自作経験も、10Wアパマンハムの障害対策もしましたし、妨害対策できない傍若無人の「2級アマチュア局長」氏に代わって長年に亘り被害セットの妨害対策改造はしてきましたので、対応スキルは結構あります。

(無電流巻線は省略可能か?簡易型)

何を設定するのかMATU/AATU
   ×Δ SWRでは設定調整してない  <2>

 以上の検討で、設定パラメターとなるのは、アンテナ給電点でのインピーダンスにマッチしたフィーダーと、そのフィーダーの給電点のインピーダンスにマッチする補償リアクタンス負荷と、送信機出力段が効率よく駆動できるためのインピーダンス変換
 このうち、上空に上げてしまったアンテナ給電点はATUでは弄れず、フィーダー給電点のパラメター設定で、適切な定在波を生じさせて、フィーダーを介して間接的にアンテナ給電点とフィーダーをマッチングさせる。すなわち、定在波を生じさせてインピーダンス変換して、アンテナ給電マッチングさせる、同調給電の場合には、SWRは大きくするのですから、これを唯々小さくなるよう調整しても全く意味がなく、却って有害です。 (SWRメーターは「代用特性表示」で、必ずしも本来のSWR(最大値/最小値)を表示するのではない。これで話が混乱する。「SWRメーター指示で調整する」なら正確なのでしょうが、。)
 (リモート制御のATUをアンテナ塔上に設置できますが、
写真P3には、それらしいものは見当たりません。あるのは、不平衡-平衡変換器:バランでしょう。アンテナ線自体で吊っては危険)

【妨害無視の強行運用を煽る
アマチュア無線家】    <T1>


性善説のアマチュア無線無規制を
あざ笑う、過大出力・電子機器障害

  1. 名前:名無しさんから2ch各局…[sage] 投稿日:2013/12/25(水) 22:39:43.83
    Iなんか気にすんなって シラばっくればいいだけだろ?

    たとえば50wからゲタ履かせて200w以上で運用しようとするとしよう
    • 1.従来のアンテナよりちょっとハデ目の素人が見ても変化が解りやすいアンテナを設置する
    • 2.約2カ月はハイパワーを出さないで従来どおりの出力(50w?)で運用する
    • 3.そのあとでハイパワーで運用する

    もしIが出たってクレームが来たら
    「うちのアンテナが原因ではありません 設置したのは2カ月以上も前ですし
    そもそもSWLという受信マニアでして『電波を送信してません』」

    とかわす

    まぁ クレームがきたらほとぼりが冷めるまでしばらくは自粛して

  2. 名前 :名無しさんから2ch各局…[] 投稿日:2013/12/25(水) 23:34:35.04
    200Wで何か不具合出るとか
    たいてい相手が悪いw

【ATU】オートアンテナチューナーのスレ 6台目
   http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/radio/1366619836/441n-

  1. 470 返信:名無しさんから2ch各局…[] 投稿日:2013/10/20(日) 10:20:15.44
    >>468
    騒いでいるのはあなただけ。
    解決の意思のないクレーマー

    公害というのは公であって
    あなたの事情ではないよ
    そもそも近隣の住民に同様の
    障害が発生しているの?
    妨害じゃないよ障害だよ。
  1. 名前:名無しさんから2ch各局…[] 投稿日:2013/10/20(日) 11:33:20.80
    集合住宅で高級オーディオ使う方が迷惑なんだと思う。
  1. 478 名前:名無しさんから2ch各局…[] 投稿日:2013/10/20(日) 12:04:31.64
    クレーマーは、クレームが唯一の生き甲斐  放置プレーで OK
  1. 486 :名無しさんから2ch各局…:2013/10/20(日) 17:05:56.11
    >>470
    自分の処のステレオやビデオ・インタフォンに妨害が出てれば、他家にも妨害が出るのは必然でしょうが。
    たまたま店舗や駐車場などで、被害を申し立てる人が少ない、執拗なモガモガ妨害の原因が一般の人には判らないからと言って、やりたい放題は正当化されない。
     そういうなら、アマチュア無線妨害の解説文書でもご近所に配って犯人を明らかにするか。

    ・・・・・・(略)・・・・・・

  2. 487 :名無しさんから2ch各局…:2013/10/20(日) 17:19:31.63
    >>486
    ご近所にそんなもん配っても迷惑なだけ。
    コールサイン晒しても名誉毀損で逆に訴えられる可能性もある。
    被害妄想が酷いので一回精神科で診てもらったほうがいいかも。
  1. 506 名前:名無しさんから2ch各局…[sage] 投稿日:2013/10/23(水) 22:58:08.42
    今時Iなんかないよ
    いつの時代の話だ
  2. 507 :名無しさんから2ch各局…:2013/10/23(水) 23:09:28.23
    >>506
    ある。各メーカーに問い合わせたら〜。
    加害局長の大電力運用で、当人宅のビデオインタフォンがピンポン誤動作、その対策見積が5万円。
    ステレオにも電話にも入っていると。
     こちらの電話も、AFアンプ×3も、アナログテレビも、電話も、公称200Wの妨害が入る。
    小電力で程度が軽いと、苦情を言わない隣人も少なくないだろうが、公称200W(Japaneseではいくら?300W?)じゃ、 ガンガン入るよ。

    &「音が柔らかいから」と、今も中古流通する有名アンプには、モロ飛び込む。
    これは小型化してる機種だから、中にシールドを挿入するなどの対応が大変難しい。
    朝5時から、深夜2時まで時無し好き勝手運用で飛び込んで来ちゃ堪らないよ。

    「ハズがない」という現実とは違う妄想で対策をサボっちゃいけない。

  3. 508 名前:名無しさんから2ch各局…[sage] 投稿日:2013/10/23(水) 23:12:01.40
    >>506
    おれもそー思う。
    インターホン系もリニアでも炊かない限りねーな。
    なんか頭に妄想iが発生してるんじゃないかと。

  4. 509 自分返信:名無しさんから2ch各局…[sage] 投稿日:2013/10/23(水) 23:21:22.17
    >>508
    思いじゃ現実の妨害>>507は消えない。
    インターフォンが現実に誤動作したから、加害側の局長自身がメーカーに対策見積を取って5万円といわれ、 高すぎると対策を放置してそのまま運用中。電話は妨害当人は送信とは同時に使わないから無対策。
    妨害は間違いなく起こってる。はた迷惑も酷いもんだ。

    全く根拠のない妄想で不当な大電力妨害運用をするな!

  5. 510 返信:名無しさんから2ch各局…[sage] 投稿日:2013/10/23(水) 23:26:57.89
    >>509
    アタマのiが致命的にヒドイようだな。

  6. 511 自分:名無しさんから2ch各局…[sage] 投稿日:2013/10/23(水) 23:33:50.18
    >>510
    メーカーへの対策見積は加害局長自身が取っており、 被害届で警察から盗品の一部は現実に返ってきているから、 これが I に思えてしまうアタマこそ致命的に酷い妄想アタマ。

    どんなことがあっても妨害は出し続けると言う宣言に等しい
  1. 514 名前:名無しさんから2ch各局…[] 投稿日:2013/10/24(木) 06:12:37.34
    妄想iのクレーマー
  1. 543 名前:名無しさんから2ch各局…[] 投稿日:2013/10/25(金) 21:38:15.33
    解決の意思のないクレーマー

    自分の素人技術で妄想iの対策をするが
    役に立たないどころか、状況を悪化させる。
    周りから総スカン食らうと、メーカーの
    リグが悪い、こんなところで使うから悪いだ、なんだかんだと自分擁護。アパマンハムを攻撃。
    でも精神科に通院してるなら許す。
    病気じゃしょうがない。

  1. 675 自分返信:名無しさんから2ch各局…[sage] 投稿日:2013/11/29(金) 13:27:03.11
    >>629
    加害局が、ビームアンテナ鉄塔から逆Lアンテナを並行に2本張ってるのを発見。
    先どなりの事務所のトタン屋根の1m〜2m上空に張ってる。
    1.8MHzなど長波長領域はやはりビームアンテナの逆Lモードから励振じゃなく、逆Lアンテナそのものだった!
    3本の迫力あるビームアンテナに幻惑されて、トタン屋根に貼り付いた逆Lアンテナの細い線には気付けなかった!

    リグが2階にあるってのに、アース線もカウンターポイズも見あたらないで『空中線電力200W運用』というのだが、
    こういう設営ではセットが電波放射の高電圧端になって、最新型のビデオインタフォンだって誤動作するのは無理ないところ。
    誇り高き2アマ免許氏は、その接続でアンテナ系にどんな定在波を生じさせて有効に電波放射させようと思ったのだろうか?

    各種アワードはJapanese 50Wの強力運用で妨害を振り蒔きながら力尽くで取ったもののようだ。
    1/4波長にも到底満たない逆Lアンテナに、どうやって「200Wもの電力を注ぎ込んだ」のだろうか?
    大枚はたいたリグが、TVI・アンプI・電話I送信機化して廻りに迷惑掛けるのは当然の設営ではないか!

    ※「釣り竿アンテナ」って、カウンター側はどうしてるの?機器のボディーと、持つ人の体?
    アパマンハムじゃ、ハンディートランシーバで1W出力がイイトコ。ゆめゆめ50W〜200Wだなんて考えないことだ。

  2. 676 名前:名無しさんから2ch各局…[] 投稿日:2013/11/29(金) 13:46:49.67
    やったことない人はアパマンでのアースのしょりやATU使うとか知らないんだね

  3. 677 自分:名無しさんから2ch各局…[sage] 投稿日:2013/11/29(金) 13:54:07.01
    >>676
    逆Lとか釣り竿とかホイップアンテナを「ATU」で吸収しきれるの?適応限界があって実際ははみ出してるんじゃないのか?って話。

  1. 706 自分返信:名無しさんから2ch各局…[sage] 投稿日:2013/12/07(土) 22:21:29.56 >>676 >>677
    逆Lとか、ホイップが、アースやカウンターポイズなしにATUで同調しきれるの?

    2本釣り竿とか接地側とかのカウンター側があれば動作可能だけど、それなしじゃ無理だと思うけどねぇ。

    ・・・・・・・そういう「足」なしの、逆LアンテナにATU付けて2階のリグから200W出力で運用してるから 酷い妨害を出しながら「ちゃんと『対策』してるんだから文句言うヤツは不当」となるんだろうねぇ。

    効果がなく妨害が続けば「対策を採った」ことにはならない。

  2. 707 名前:名無しさんから2ch各局…[] 投稿日:2013/12/07(土) 22:49:48.30
    そんな馬鹿なやついないよ

  3. 708 名前:名無しさんから2ch各局…[] 投稿日:2013/12/08(日) 08:14:52.69
    >>707
    まじで何も知らないんだな。

  1. 757 名前:名無しさんから2ch各局…[sage] 投稿日:2013/12/28(土) 23:18:11.55
    塩ビの排水管の中にワイヤーを落として
    ATUで整合とってHFに出ているヤシがいるね。
    隠しアンテナってヤツか?

  2. 758 名前:名無しさんから2ch各局…[] 投稿日:2013/12/29(日) 01:13:51.45
    >>757
    排水管に落としているのはATUのコールド側
    隠しアース

  3. 759 名前:名無しさんから2ch各局…[sage] 投稿日:2013/12/29(日) 03:20:36.19
    >>758
    ホットじゃなくてコールド側か‥

  4. 760 名前:名無しさんから2ch各局…[] 投稿日:2013/12/29(日) 22:42:45.91
    ホットは釣竿使っているんかな
アパマンハム―工夫のHFアンテナ8階
   http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/radio/1377450255/757n-760


アマチュア無線妨害対策にインター
フォン配線にフェライトコアと
斜め取付アダプタを挿入する <T2>


フェライトコアで本体への電波進入阻止

コア挿入のために「斜め取付台」を噛ませる


<P3>
妨害著しい長波長大電力送信はロータリーアンテナの左下の逆Lアンテナか?
ロータリー・アンテナ素子の太くなっている部分がローディング・コイル=トラップ
 アマチュア無線家がよく話している「SWRが下がって好調」というのは、アンテナとフィーダーの接続部でインピーダンスが適合して非同調給電が成立している場合のフィーダー給電端にしか言えないことで、マッチングの良さを表す汎用パラメターとして使ってはいけません。
 定在波を生じさせない非同調給電の場合のみ、定在波比(SWR)を最小にする調整が適切です。

 結局、フィーダーの給電点で設定可能なパラメターは
ということでしょうか。
 AATUが「自動調整」なら、最悪、力尽くで各変換比毎の同調点での供給パワー(=供給電圧×供給電流)を求めて、その最大値を得た設定条件をバンド毎に記憶して、以降はそのデータで起動するのでしょうが、その能力の限界を知らずに漫然と自動設定を働かせると、設定が非常にクリティカルな電流最小=高電位点を外して電子機器妨害を振り蒔いたり、過電圧を生じさせてATU自体を壊してしまう!もし、最適点が電圧最大点となって高電圧を生じた場合に、機器の耐電圧を越えれば絶縁破壊などで壊れます。大電力を注入すると、その分、早く耐電圧に達して壊れやすいのでしょう。

有り得ない「単極駆動」.
 解放端∞電圧、ゼロ電流駆動で
  筐体代用など見かけ上実現か!? <2.1>

 以上の整理から、アンテナの「単極駆動」は有り得ず、逆極側、接地側が必要なことが分かります。
 すなわち、釣り竿アンテナなら2本を開いて相互に逆励振する。逆Lなら、コールド側として接地か、それに代わるカウンターポイズが必須で、唯一、疑似単極駆動が、完全に共振したアンテナの高電位点:端から電圧給電する場合で、ここは電流最小点なので、対極側に面積のある金属メッシュとか、容量電極を構成できれば動作可能ということでしょう。大昔に、アンテナ線しか繋がないラジオはありましたが、空間磁束を拾うバーアンテナなどループアンテナで無ければ、コールド側はシャーシーと電灯線に繋がっていました。アンテナ端子をアース線に繋ぐ「アース・アンテナ」は、高周波的にシャーシーに繋がる電灯線をアンテナとするものでした。この電灯線に送信機から電波を供給しては、電灯線に接続された機器に対して、まず妨害発生機になり、通信どころでは無くなるでしょう。ATUのコールド側がバランスできてなければ、その不平衡分が電灯線に乗ってくる!と。

インピーダンス・マッチング   <2.2>

 なお、一言に「インピーダンス・マッチング」といいますが、若干ニュアンスの違う動作の2種類のマッチングが混用されて混乱を招き、初学者の理解を妨げています。

 「最大値問題」として一般的に論議されるインピーダンス・マッチングの例は、「内部抵抗Rの電源Eから最大電力を得る負荷RLはRと等しい場合」なので、トランスとかコンデンサー分圧などによるインピーダンス変換装置で同値に設定するものを言います。

 「無限伝送線路の波動インピーダンス」も、それを切断して置き換える供給側・受電側からすれば同値にすることがインピーダンスマッチングで、同軸ケーブルや並行線を使った「非同調フィーダー」がこれに当たります。
Fig.4
<F4>


 それに対して、「アンプの出力」での最適負荷線の設定と、その変換もインピーダンス・マッチングとされますが、最適負荷線は、出力増幅素子の電気的な限界電圧と限界電流から決めるのであり、出力素子の接線勾配:電源内部インピーダンスから決めるのではありません。最適負荷線は、出力素子のインピーダンスとは無関係に、電圧・電流の動作点設定だけで決定されます。図<F4>
 これはオーディオ・アンプでも送信機の終段アンプでも変わりません。インピーダンス変換が先の2例と共通なので混同されがちですが、これで反射波のある伝送線を駆動しますと、反射波を吸収できずに再反射します。給電点での再反射を避ける必要がある場合には、送信時に損失となる、時に線路送出と同じ電力を消費させることを承知で、送信端に端末抵抗を置いて、反射波を吸収させます。図<F5>

無限長伝送線路の波動インピーダンス   <2.3>

Fig.5
波動インピーダンスRの無限長線路を、
途中で切断し純抵抗Rに置き換える <F5>
 無線電力給電線:フィーダーの波動インピーダンスが3C2V、5C2V規格で75Ω、5D2V規格で50Ω、リボン・フィーダーで300Ωとか云うのは、それらで無限長線路を構成して一端から信号電流を流した場合の電圧Vと電流Iの割合が、(ある周波数以上では)周波数に拠らず一定純抵抗値Rを示し、その値Rを波動インピーダンスと云います。

 無限長線路波動インピーダンスが純抵抗Rであれば、線路の任意の点を切断して、純抵抗Rと置き換えても、切断点までの状態は変わらない!この状態がアンテナへの非同調給電の状態です。

 国鉄新幹線ATCでは制御信号電流720Hz〜1250Hzを左右の線路に流して車上や手前信号区間に制御情報を送っていますが、雪や雨、撒水での信号電流の減衰を防ぐために適切な波動インピーダンスに調整する「コンデンサー・ボンド」を一定間隔で設置・左右のレールを結んでいます。それは使用周波数領域を波動インピーダンス一定の領域にして減衰を小さくする措置です。新幹線信号の資料には「600μF/km必要で、750Hzで計算して、90μFを150m間隔で設置」とありますから、2波方式ATCに改良して副搬送波に1250Hzまでを使い出してからは54μF前後(51〜56μF:E24)を90m間隔とするなど状態に合わせて調整していることでしょう。(上限周波数fc=1/(π√LC)、 ATC−1A〜−1D

 ちなみに、この無限長伝送線の解析計算は、近県にまで名の響く名門中の名門、某都立工業高校電子通信科では「有線通信」で3年1学期冒頭付近の課題でした。私の在籍した学部の電気工学科(基礎理論・強電に重点。理論解析重視=実習設備に金を掛けられないw苦肉の方針)では「有線通信工学」で3年2学期の内容で、連立2元の積分方程式を立てて解いていまして、その学部より早い時期に工高電子通信科が採り上げてるのは驚きでした。
 工高向けの「応用数学」では微分方程式に数ページ触れる程度で、普通高校向けの「数学V」にはそれも入ってないはず。微分方程式の拡張とは言え、未履修の連立積分方程式を使って教えている・・・・・・・・・ちゃんと理解してるのとは微妙に違う生徒も居て「授業が始まって2ヶ月近く経って、何を教わってるのか全く判らなかった教科」と評してクラス中が大爆笑だったのですが、区分求積での立式を定積分に転換する工高2〜3年応用数学の切り口からは多くの生徒が理解できて「今、初めて分かったよ〜」などと言うので、デキる生徒が集まる学校は違う!と感嘆したものでした。授業で教科書の式を読み上げられても理解困難は変わりませんし、いくら既修内容の延長上の組合せとして消化できるよう工夫したとはいえ、なかなか理解しづらいものでして、こりゃカナワンかも!と感じたのでした。工高電気科(強電:電力関係主体)の課程には入っていなかった課題です。
 4年次に行った教育実習時の指導教官から2週間24?時限(36時限?記憶不確か)前後に亘る実習授業課題の一コマ分として与えられて、工高生にどう理解して貰うか必死にアタマを捻ったものです(工業教員免許取得に「教育実習」は義務付けられては居らず任意選択でしたが、教育必修教科だけのペーパー教員免許では有り難みも薄く、他では経験できない折角の機会に興味半分で参加)。通信技術者としてアンテナ、フィーダーや有線の中継線を扱うには必要な基礎知識です。
 国鉄が独自の通信部門を持っていて、電電公社(現NTT)並の技術水準と設備がありまして、分割民営化時に基幹部分を独立の通信会社(日本テレコム)に承継しましたが、先出の通り、ATC路線の線路まで分布定数伝送回路扱いしていることはトリビアでしょう。
 さらに新幹線の高速用架線の機械的振動も伝送線同様の分布定数的解析をして、その振動伝播速度が最高運転速度を制限する要因になることが分かり、最高速度に見合って1.4倍程度の高伝播速度となる高張力で設計をするようになり「整備新幹線方式の架線」などとして供用されています。これは機械的な分布定数回路です。
 今の工高ですと、普農商工序列で暴走族:先輩-後輩組織中の成績がそれほど悪くない層が当人の興味に関係なく偏差値輪切りで送り込まれて専門教科の授業には到底付いていけず早々に退学していく学校に凋落しましたので、基礎理論部分の内容も、それらの計算結果式を理由もヘッタクレもなく丸暗記させるだけになったかも知れません。大昔にも級数の和の系:テーラー・マクローリン展開演習の拡張として証明付きで教えていた ド・モアブルの定理 を、無解説の丸暗記ものにする数学教科書が某超有名大附属高校で使われていて、その担任教師が公式導入で定理内容を説明することを「授業範囲外」などと強く否定するので大変驚いたのですが、工業系学校では電気理論の基礎部分で引例の様にオイラーの公式の系としても証明されて居て、普通高校で理屈抜きの丸暗記にして詰め込んでは興味が保てるのか、かなり疑問に感じたものでした。

アンテナ系の一般的調整法があるはず  <2.4>
   様々の実験こそアマチュアの楽しみ

 AATUが最適条件を自動的に検出・設定できるということは、確実な手調整の方法があるはず!周波数帯によって電流饋電で、SWRを小さく調整するのが適切なものと、逆に、SWRを大きくして最適調整する場合とが混在するのですから、「単なる操作マニュアル」では収まらず、原理原則に戻って、目の前のアンテナにどのような定在波を生じさせる給電をするかを想定して、個々の周波数帯に合わせた操作ができる様なものになるでしょう。
 現在の参考書籍でも、個々の解説はされていて、その内容を理解できていれば、状況を問わず「どんな場合でもSWRを下げればいい」などという伝承は広範に伝播しようがないのですが、物理的内容の理解ではなく、経文の伝承化しているから何処からも正されないのでしょう。
 そういう汎用の実用技術的参考書籍は、あるのだろうとは思いますが、遙か昔にハム門外漢化した私にはその纏まった実用的良書を知りません。

 以上、様々の予測をしましたが、これらは実際の操作で真偽を確かめて取捨選択するべきものです。ま、当たるも八卦、当たらぬも八卦!くらいのスタンスで、人の評判・評価ではなく、現物の動作を確認するのは当たり前でしょう。この記事:現物なしの動作状態予測が「総て当たっている」ことの方が稀でしょう。現物をお持ちの方は是非、是非詳細レポートを!
[コイルのインダクタンス算出]
L=k・μSN2/l [H]・・・・ <T3>
略号. [単位] パラメター
[H] インダクタンス
k(D,l) − 長岡係数(表参照)
[m2コイル断面積
[回] コイル巻数
[m] コイル直径
l [m] コイル巻幅
μ [H/m] μ0×μs:透磁率
μ0 [H/m] 4π×10−7
:真空の透磁率
μs 比透磁率
 一般アマチュアの標準的機材だったVFO(可変周波数発振器)とクリスタル・マーカーとクリコン(クリスタル・コンバータ)、メカ・フィル−SSB〜PSN−SSBが限界?の背伸びすれば自作可能時代から、PLLシンセサイザー方式の発振部など高度技術となってしまって、専用LSIはあっても実装密度が高すぎて自作になかなか手を出せませんが、アンテナとフィーダー関係はまだ手を出せる分野ですから、必要なコイルを設計して作ってみるくらいはできるでしょう。
 コイルの定数計算など、初歩的な工高電気1年生の内容ですから、新入部員達が秋の文化祭での発表作品を設計製作できる程度には1学期の特訓で詰め込む訳でして、L=k・μSN2/l から、k:長岡係数表を睨みながら、各種電子製品や、マッチングのためのコイルを設計・製作するなど実力を蓄えさせたものです。

 その新入生1学期促成栽培教育で最も実力を付けたのは、教育課程を決めてレジメを作り新人教育に当たった先輩達だった、という落ちがあります。工業専門教科の全国一斉実力テストが何度か行われましたが、得点情報は半オープンで「内部情報」として自由に飛び交い、その部活の講師陣4人全員だけが数少ない満点だった!地域の競合校にはどこも満点者は居なかった!ということで、以降、その部については定期試験中の部活動休止・部室立入禁止規則の適用除外となった、って、かなり御都合主義の「校則」でした(ww。
 単純な損得で言いますと、基本理論での、うっかりミスを潰して満点を取るよりも、例外規則の塊である電気法規を丸暗記して赤座布団=警告点を普通に引き上げる方がずっと楽なのですが、そんな成績など関係なく面白いものをやるんだと!学校の評価としては頭打ち100点以上はない場で、関係なく興味にあかせてもっと深く知る!ということです。「満点」といっても所詮は工高レベルで、授業に突っ込んだ質問をしても「君たちが中堅技術者になるには必要ないレベルだよ」とあしらわれてしまう、そういう虐げられた想定階層が実業高校生でしたから、特に興味あることは自分で勝手にやるのです。(個人的には、そういう学制上の階層枠を無視して、大学レベルの基礎まで教えた先生も居ますが、まさに例外)
 好きで特訓を受ける方も大きく伸びる訳で、体育会系のような無内容で迷惑な先輩風を吹かせるのではなく、超工高級の、高度の内容まで身に付いていまして、文化祭では一般参加者相手に面白可笑しくアナコン微分方程式解法展示でお客さんを集めていたりで、相互に教え合える体制というのは実力を相互に伸ばします(∵専門内容を教科書通りに話せてもダメ。そんなの少しも面白くなくて部活の「文化祭展示」にはなりません。音とか光とか妖しく動くとか、一般人が興味を持てる面白可笑しい話ができるには深い理解での再整理が必要)。毎年新入社員があって、直前年次の先輩が新人教育する体制ですと若いウチに基礎的実力的に鍛えられるのですが、政策的に世代断絶を作って、仕事の実力ではない恣意的差別・弾圧政策を強行し、実力派を排除した結果が昨今のJR北海道の惨状でしょう。親分・子分のマウンティング行為の横行する猿集団化すると悲劇で、長い派閥抗争の続くとされる日本のアマチュア無線界はどちらの集団が主流でしょうか?

アマチュア無線家の暴走族化
 無法者化が本質問題  <3>

 アマチュア無線家の知識や技能に欠けるところがあっても多くの場合、ほとんど実害はありません。元々、趣味で、特定の目的を持たずに運用する、「実用」にしてはいけない無線通信ですから、その範疇で閉域運用しているのなら、一般社会とは何ら関係ありません。
 ところが、アマチュア無線の電波が、様々の電子機器に飛び込んで障害を発し、誤動作を誘う状況があり、TV受像器などで対妨害特性の向上など、様々に対策されてきましたが、「Japanese 10W」と世界中のアマチュア無線家から揶揄される、出力制限を大幅に超える違法な大電力運用が半ば常識化していて、そういう無法ハムほど、妨害対策しないまま強行運用を続けて、問題となっています。

 10m高以上まで平衡給電して生活空間から離れた上空で電波放射するタイプのアンテナなら、フィーダーからの輻射は相互に打ち消し合って地上での障害は出にくいでしょうが、直接、居住空間に電波を放出する「逆Lアンテナ」や「垂直アンテナ」が、他の電子機器への妨害を発しやすいのは、高周波の放射点が地表付近に来て直接飛び込むからなのでしょう。シッカリした疑似アース平面でも設置して、その下には電波が行かなければ妨害は避けられるかも知れませんが、2階など高層階がリグで、「アース無用」などと根拠のない伝説を本気で信じていますと、コールド側が電灯線アンテナとなって電力配線を通じて、それに繋がる廻り中の電子機器に妨害を振り蒔いるのかもしれません。

 アマチュア無線の場合、障害を出したらすぐ電波を止めて、必要な対策をして、電波の出力を下げて他に迷惑を掛けないで運用するべきものでした。業務用局なら、屋上アンテナ塔の設置など、十分な離隔距離を取って電波を出すので妨害は出にくいのですが、アマチュア無線では戸建て住宅でも30坪未満の狭い土地に、十分な離隔距離を取ったアンテナは建てられず、生活空間内にアンテナを置いて、送信するのでトラブルを起こしやすいのですが、「電波法」には電子機器障害の規定が無く、個々のアマチュア無線家の善意に期待する性善説の無規制状態に悪乗りして障害無視で局運用しますので、その場合、空港騒音公害並みに、民事での妨害排除・慰謝料損害賠償請求でしか妨害を抑えられないのです。
 実質無条件・無審査で空中線電力50W〜200Wこっそり1000Wなどという運用を強行されて、対策は総て被害者側が行え!原因者が対応するのは義務なき特別サービスだ、という現行の体制はあまりに酷い。特に狭い土地で運用することの多いアマチュア無線には原因者責任を明文化すべきでしょう。

 この無規制の状況から、次第に傍若無人なアマチュア無線運用が増えて、右枠内電子掲示板の冒頭、#441「しらばっくれろ!」や#757「集合住宅の塩ビ排水管内にアンテナ負極を設置する」=「他の部屋の住人を、無断で強力な高周波電界中に暮らさせる」という犯罪的やり取りがされても、現役アマチュア無線家が多数混じると思われる掲示板住人からは、ほとんど批判は湧かない状況があります。実際に起こるハム被害を「有り得ない」、「妄想」と強弁して強行突破が図られる訳です。
 基本的に間違った認識は、妨害の原因者責任を全く認識していないこと!See→#543項。空中線電力の大幅増力で、被害側が妨害排除にもう打つ手が無くなったことを、何も対策しない加害側が「解決の意思のないクレーマー」などとなじりハム妨害放置の「正当性」を言い募るという姿勢が根本的に間違っています。また実務上は、製品となった後の妨害対策は、小型化された製品ほど限られていて、送信側で対応するしかないことが多いのに、「法改定」で突然勝手に50W→200W増力したら手も足も出なくなりますが、妨害対応能力がない加害者には全く理解されないようです。妨害を出しながら「プライバシー」と称して、運用状況も設置状況も予定も答えないで、局運用を続けるとか、実に酷いものでした。
 妨害局はコールサイン門票も撤去し、サイトも閉鎖したことですし「最近、四六時中、変な電波が強烈に混信してくる!北朝鮮のスパイ局じゃないのか?」と、暇人の巣、公安警察にIC録音チップを添えて情報提供しヨッかなぁ。1945年:終戦までは特高警察にスパイ扱いされてデッチ上げ弾圧を受けるので、こっそりスパイダー・コイルを絡げて短波放送VOAを聞くのがやっとで、恐くてアマチュア無線だなんて出来なかったのですが、。

 かって、町内にアマチュア無線のアンテナが10本前後は見られた時代のハムたちには、ややこしい上下関係が形成されて、支配的になりたがる鬱陶しいやつも居て、高校のクラブ員には、そのバリヤーとして、電話級アマチュア無線免許より上位の電話級通信士免許(漁業無線などプロ用)をいきなり取らせて、先輩風を吹かせた猿並みの干渉はできなくしたのですが、その鬱陶しさもここまで酷くは無かった!まともな人達がアマチュア無線をやめてしまい、極端で問題のあるハムが多く残ったのでしょうか?皆平等で和気藹々で良かろうものを!日常の中味で自然と重きを置かれるもので、人為的に尊重を求めるのは・・・・。
 通信士試験はハム試験とは違い記述式だったので、試験内容の技術レベルはそれほど違わなくても、良く理解していないと解答できず、「朝日のア、イロハのイ、上野のウ、・・・、鈎のあるヱ・・・・」という電話送話実技試験もあって、また解答選択肢の誤答を消して残りを鉛筆転がしで得点を稼ぐテクニックは使えず、「プロ資格」、「記述式試験」という「官許のレッテル」の前に鬱陶しいハム先輩風はブロックされたのでしたww。「モールス信号練習機」は電鍵や真空管、出力トランスなどガラクタを集めての新入部員達の製作課題でした。各種音楽コンクールの入賞を重ねて「学校の名誉」だったブラスバンドの部室とは薄いベニヤ板1枚隔てた隣で、床の抜け掛けた部室で「モールス練習」と称してピーピピーピギャーギャーピピーなどと対抗的にやったもので、役立たずの文化系クラブとして部室を取り上げられてしまい広い1実習室の1角に部品収納箱・自作無線機、オーディオ・アンプなど諸機材を置く哀れジプシー部と化したのですが、実習室と一般住居とは独身寮100m〜一般住居400m以上の距離があり、どう頑張って強力電波を出しても他を妨害しようが無い良い環境でした。先出の、専門科目全国一斉実力テストで他校にない満点者続出で大きく「学校の名誉」に関わり、期待に反してズ〜〜ッと地区予選1回戦出ると負けの野球部の代わりに見直された様で、翌年、晴れて立派な独立部室をGet!現〜金〜(w。

アマチュア無線連盟JARLも共犯!  <3.1>

 電波による電子機器妨害が社会問題化して、対象違法無線局を追跡して無線機の発振部にドリルで穴を空けて修理不能に破壊するなど、厳しく取締が行われたことがあります。アメリカ規格の市民バンド・トランシーバーは、多くが日本の零細企業による製品で対米輸出されていましたが、アメリカが市民バンド・トランシーバの周波数規格を突然変更して、23チャンネルから40チャンネルに増やし日本勢の排除を策したことで、輸出できなくなり、大量の旧規格機を在庫として抱えて、中には倒産する企業も出ました。そのデッドストック製品を「研究用」「アマチュア無線改造用」などとして日本国内に流通させて、これをトラック運転士たちなどが無免許で使って、ラジオ・テレビや構内放送機などの電子機器に障害を与える様になりました。27MHz帯で空中線出力が3W〜4Wですから、日本規格の0.5Wよりは大出力ではあっても、初級アマチュア無線局の10Wに比べたらまだまだ小さいのですが、一部の無線局がブースターを付加して数10W〜500Wもの大出力で運用したことで、車の電子制御を誤動作させたり、幹線道路沿いに大電力送信被害を拡げたため、大規模な取締となりました。大出力CB無線ブースターを積むダンプカーは、発電機とバッテリーを増設していました。

 妨害耐性は相対的なもので、絶対に妨害を受けない製品は無く、条件次第でトラブルは起こりえて、環境に合わせて妨害のでない出力や設営にするべきことです。市井での妨害発生「大出力」は、CBだろうとアマチュア無線だろうと避けなければならないのですが、もう一面、加害者が違法・合法には関係なく、EFIやアンチ・スキッドなど車の制御が誤動作しては搭乗者の命に関わりますので、外来電波の妨害耐力を大きくして、高圧スパーク試験までして障害発生を押さえ込んだのが自動車業界でした。これは原則的で妥当な対応です。

 しかし、アマチュア無線側は「違法CBが妨害発生原因。アマチュア無線は無関係」として国内に流出した旧アメリカ規格市民バンドトランシーバの取締を強く要求して、アマチュア無線自身の大電力障害は存在しないことにしてしまい、電波の大出力化に必要な高級オーディオ機器や電話などへの対応はあまり進みませんでしたが、アマチュア無線の50W→200W/1000W合法化は進んでしまいました。
 アマチュア無線家団体JARL丸ごとが嘘吐き集団化した酷い歴史です。「免許があり、障害対応可能」という建前と、現実に障害が発生した場合の規制とは独立でしょう。それを「無免許規制」「ダンプトラック取締」だけに閉じこめて、自分たちの過電力運用に目が向かないようにしました。
 そして、さらに自分たちが免許条件の10何倍もの電力で運用するJapanese 10Wの違法大電力運用をするのが半ば常識化したために、大出力アマチュア無線局の周辺で盛大に妨害が出ても「有り得ない(#506)」、「妄想(#508)」、「ウチの局じゃない!としらばくれる(#441)」と責任回避し、「Japanese 10W」の違法過電力運用を常識化して、妨害を振り蒔いたまま強行運用する無法者アマチュア無線家が目立つわけです。「集合住宅で高級オーディオ使う方が迷惑なんだと思う。(#473)」というのは、大出力志向のハムたちのあからさまな本音でしょう。本来は、アマチュア無線側が他家に一方的に妨害を与えている加害者であって、被害を指摘するものが加害者だとはトンでもない倒錯感覚ですが、こういう手合いが狂信アマチュア無線家には少なくない様です。
 本気でアマチュア無線家を守るつもりなら、耐妨害対策の遅れている業界に改善申し入れを続けるとか、問題の発生しやすいオーディオ・アンプや電話機などの人気機種を並べて、比較試験で妨害耐性の強い製品を紹介するとか、妨害対策支援サイト開設とか、相談窓口開設とかの活動をしているでしょうが、それ抜きに「アパマンハム奨励」とか、「休止局復帰」とか、自分たちの商売繁盛追求路線は全く戴けません。

 旧アメリカ規格市民バンド・トランシーバ(CB送受信機)というのは、アメリカでは普通に使われる機器ですから、無線通信機器ではない一般電子機器からみれば、アマチュア無線出力10W〜の妨害と何等変わるところはありません。無免許運用と、日本規格出力0.5Wではなく過大な3W〜4W出力で、日本の周波数割当てに無い電波を出せるという問題で、使用周波数の衝突で問題は起こしますが、それ以外の一般からしたら、CBより電力の大きいアマチュア無線も同列の問題なのに「総て違法CBが犯人だ」と言い続けて取締を強化させ、逃げ切ってしまいました。変わらずに続く大出力アマチュア無線妨害は、アマチュア無線家団体JARLぐるみの責任回避キャンペーンで半公認状態となって、傍若無人に妨害を出して恥じない運用を続けることをほとんど批判すらしなくなっています。
 アマチュア無線家のはた迷惑を顧みない傍若無人な無線局運用に対しても、旧アメリカ規格CBに対して行った取締のように、使用を禁止して発振部にドリルで穴を空けて2度と使えないようにする制裁を科して当然だと思います。

 JARLの妨害対策指導基準として、今は「セットの内部はいじらない」「メーカーに任せる」としてアマチュア無線家の手出しを禁じていますが、かっては、妨害状況も確かめず、被害者の言い分も聞かずに、「所定の対策、1セット」を全部施して極端に性能劣化させて「対策は取った」と強行運用を煽りました。
 その「対策」は、趣味誌「CQ Ham Radio」誌にも掲載され、推奨されましたが、メーカー側が頑張って耐混変調特性など、大きく改良したセットの実態には合わず、不当に性能劣化・破壊するだけで、結局被害者無視、対策した形だけのアリバイ作りをして、アマチュア無線強行運用に道筋を付けるだけのものでした。
 仕事のある平日にアポイント無く突然押し掛けて、留守に上がり込んで、合意無く勝手に改造したり、被害状況を確認しないでテスター1台で関係ない部分を改造するのですから、当然、トラブル続出となり「セットの内部はいじらない」様に変わったものですが、JARLボランティアと称する対策係は、性能破壊の抗議に「不当なクレーマー」とレッテルを張って妨害を出していても自由運用のJARLお墨付きを出したのでした。
 この「JARLボランティア」は地域のハム仲間が自称したのか、JARL中央が組織として派遣したのか分かりませんが、不適切な改造内容は「CQ誌」の記事内容と全く符合していて全体的な技術指針だったことは疑いありません。
 隣家アマチュア無線局長の横暴な運用には、当人の乱暴で特異なキャラだけでなく、被害者に面会して話を聞くこともなく、被害確認もせず改造した、このJARLボランティアの一方的で不当なお墨付きがあって、解決不能にしています。JARL基本方針として被害セット改造方針は改定したものの、無断改造で極端な性能劣化させたことの非を謝罪することはなく、「不当なクレーマー」レッテルを撤回もせず放置です。被害者は一貫してアマチュア無線家たちに踏んだり蹴ったりの扱いです。

アマチュア無線混入妨害対策  <3.2>
被害指摘に、加害ハムからの仕返し防止対策が緊急!

 加害ハムが、隣人の被害指摘を逆恨みして、命に関わりかねない「仕返し」をしていたとは、夢にも思いませんで、当人自身が怒り狂って吐いた「年取ったら仕返ししてやると思ってたのに、早く死なれてしまって十分仕返しできず、俺の腹の虫が収まらないっ!」 という台詞を聞いて、被害者の年寄りが寒中に長時間放置されて体調を崩し42日間も入院して60日も床に就く事態になったのは、ハム妨害抗議に対する無線局長の「仕返し」だったのか!と気付きました。配慮不足の「うっかり」ではなかったのです。
 激甚なハム被害指摘の直後から、自転車の空気が前後揃って抜かれていたり、ブレーキアジャストが前後とも一杯に緩められてブレーキが全く効かなくなっていたり、庭から2台続けて盗まれたりと、閑静な住宅地に、それまでの数十年間は無かった「事件」が立て続けに起きていましたから、それらも加害アマチュア無線局長の再度の報復だと気付いた訳です。

 加害側からの筋違いの逆恨みの理由は、「今日の地位のある源が、アマチュア無線で英語での交信をして実力を付けたことが発端」という認識がブログに述べられていて、その「アマチュア無線運用へのクレームは絶対許さない」というのが軸の模様です。英語での交信は結構。無線でも、BBSでも、自己サイトでも、幾らでも方法はあり、お好きにやりなさい!しかし大電力送信で長らく周囲に迷惑を掛け続けて一切対策しないことで「英語の実力」を付けたのではないのは確かで、執拗な妨害を抗議されたことに逆恨みするのは好い加減にしなさい!という話です。

 何十年も溜めたハム妨害抗議の不満を、老齢化に乗じて命に関わりかねない仕返しをするような、陰湿で、極端な狂ったキャラに、迷惑を掛けない運用を求めてしまった!知らずに地雷を踏んでしまったからには、今後、10数年を経ても同様に「仕返し」をされる強いリスクを負ったことになります。
 加えて、自分のカミさんなど第3者の居る場で「仕返しをした」云々を言ってしまい、言ったことだけは「暴言だった」と釈明していながら、最近になって「『仕返し』なんて全く言ったことはない。妄想だ!」と言い出して、こちらを妄想老人扱いする有様です。客観事実として警察への器物損壊・盗難被害申告はあり、警察に発見されて戻った自転車もあって、無線局長の言う「仕返し」で長時間無暖房で放置された先住者の42日間入院の事実はあるわけで、「酷いことをして申し訳なかった、2度とやらない」というのなら、隣人を信じてみようかと思う余地は出てくるのですが、「一切無かった。妄想だ!」では、全く信じようのない卑劣キャラで、いつ「仕返し」が繰り返されるのか分かったものではありません。
配線切断痕
拡声器のスピーカ配線切断痕  <P4>
コネクターナットも取られて代替品
修理・整備を引き受け玄関脇に置いていた.
 手持ちの補修部品や代替機があり、回復不能の実損
は無かったが犯人の「悪意」だけは良く伝わった.
2013/11/04撮影


 犯人は誰であれ、ブレーキ破壊・バルブ抜き、など剥き出しの悪意が現実にぶつけられており、家人に対しては、防衛策として注意の徹底で、自転車で走り出す前に必ずブレーキの確認、戸締まりをするよう求めました。私自身は長らくツアー車愛用の高速中速走行(∵もう「高速」は無理!体力不足w)で、ブレーキ・ワイヤー折損は経年で時に発生することなので、その確認・メンテは習慣化していて、走り出す前に前後とも全部緩められていることに気付いたのですが、自然故障なら前後同時に破損することはまずなく、ツアー車ユーザーは基本的に前後両刀遣いなので危険も少ないのですが、前後同時に壊されていて気付かずに走り出してからは止まれず重大事故になる訳で、いちいち確認して乗る方がごく少数派ですから実に陰湿・卑劣な破壊工作です。
 相手側に対しては、直接言うと逆上して事件になりかねないので、奥さんに既に警察に被害申告していて、その犯人として強く疑っているることを告げて、以降は細かな被害が止まっていますが、1.9MHzでの早朝から深夜までの烈しい妨害が再発して堪らずに対処を求めましたので、「報復」の動機は強まり、写真<P4>のような悪意丸出しの被害も起こったので、被害申告付帯の「犯人推定」について「不明」を改め、追加申告して、警戒対象を隣人2級ハムと明確化して繰り返しの「報復」の足を縛ろうかと思います。
 具体的被害事実については非公開のメモを持っていても、裁判上の証拠にはなっても、強い客観性はありませんので、公開の場にクラウド保存して証拠能力を高め、後々、事実関係が揺らがないで済むようにして防御態勢を取ることとしました。妨害の加害者側が、親子3人で「ハム運用の合法性」を言い立てて怒鳴り込んでくるような極端な育ち方をすると、ここまで酷くなるのでしょうか。それらの話だけは聞いていまして、新しいテレビが入る毎に私が東京から来て耐妨害改造をしていましたが、長らくここには住んでいなかったので、ここまでの狂気とは予想も付きませんでした。隣人がJapanese 10W上がりの2アマ大電力ハムだなんてエライ災難ではあります。
   [See→アマチュア無線障害


電灯線をアンテナ片極にしてないか?!  <3.3>

Fig.6
↑送信機自体がコモンモード励振されると、電灯線が対極に!  <F6>
↓Lo帯の激甚妨害時はこんな接続か?↓Hi帯万歳アンテナ  <F6.2>
Fig.6.2
電池動作で調整中の車載拡声器7台全数に激甚障害発生!TVもアンプも電話も被害
 これまでにも、「逆Lアンテナ・モードか?」、 「逆Lアンテナ発見!」と書いてきましたが、ここで状況を整理してみて、さらに、その対極:コールド側が有効なフィルターなしに繋がれた電灯配線になってしまっているのではないか?!という疑いを強めました。
 改めて、電力配線を調べますと、逆隣と4軒先は6000V高圧受電の鉄筋の事務所と大型寮で自家用トランスを持っていまして、直接は電波の伝わらない独立回線ですから、ここには影響無さそう。アマチュア無線局と同じ低圧回線は11.5m高の2本の電柱に2基+1基で都合3基のトランスが上がって、それが総て単相3線式で、並列接続されて、2回線6本で各戸に配電されています。
P5
定在波との位置関係で、
卓効ある条件あり
通称パッチンコア
P6
 アマチュア無線妨害に、被
害側に設置では全く効果のな
かったπ型電源フィルター

 戸建て住宅は他になく、さらに大通りや駐車場を隔てて店舗兼住宅と、1階事務所兼木賃アパート1棟3戸、先どなりも事務所兼用住宅で、これらとは別回路として自動駐車場と交通信号の引き込みですから、直接隣接する住居は被害当宅1戸のみで、他は事務所や道路・駐車場を挟み、距離を置いて木賃アパート3室で、その1室はオーディオ・アンプを使っているかどうか、2室は空室の模様で、小型の地上波デジタルテレビは比較的妨害耐性が強い上、アマチュア無線局から距離があるので、著しい被害が顕在化しているのが当方1軒で済んでいるのでしょう。但し、独立したバッテリーを電源としてエージング整備中の100W〜150W、25W拡声器には各社製の7台全部(Unipex、noboru電気、松下通信工業製)に盛大に飛び込んできましたから、送信アンテナ直下の我家は空間の直接波も激しく影響しています。
 烈しいノイズ源としては、アマチュア無線局のアンテナから15m〜20mくらいに特別高圧送電線4回線12本(懸垂碍子9段66kV〜154kV?)が通っていて、絶えずジ〜〜〜というコロナ放電音がしていて最悪、加えて古い駐車場自動課金機器から2m範囲では中波AM放送をマスクするほどのノイズ発生が確認されて、これが住宅(ハム局自身)と共通の低圧電力回線に繋がっていて、しかもアンテナから10m余を並行に張られた架空線で、その2点だけでDX(長距離通信)には向きません。特高線を挟んだ向かいの建物屋上には太陽光発電装置がありますが2年前設置の新しいもので、アンテナからは50m前後の距離がある上、6000V高圧線は特別高圧送電線を挟んで全く別系統で2回線(特別高圧線との混触防止対策で配線を交差させない)、従って低圧回線も完全独立なので、こちらの影響はごく少ないでしょう。
 結局、同一の低圧電力系に繋がる戸建て住宅は加害局と当方宅の2軒だけ!!アパートと事務所兼用で6室に何と、柱上変圧器が3基120Kw前後も設置されているのは現在高圧受電している2棟を含んでの供給容量の様です。「被害が1軒だけだから、有り得ない妄想!<#470>」「一軒の被害なら良い!」とされては堪ったものではありません。一般の人にはモゴモゴモゴという雑音混入がアマチュア無線の妨害、SSBの混入だとは分からないでしょう。

 ブログに公開の無線局運行記録をみますと、それがカモフラージュではなく本当なら、短波長領域では妨害なしに局運用しています。2階で運用というのに、2階ベランダにはVHF帯用の固定アンテナが見えるだけで、カウンターポイズも見当たらず、どう見てもアンテナ長の不足していそうな7MHz以下〜1.9MHzの長波長領域(半波長21m〜79m)で200Wを突っ込んでいるときに特に烈しい妨害が発生しているので、平衡給電ではない分が四半波長10m〜40m励振モードになって、コモンモードノイズの阻止能力のない市販のπ型ノイズフィルターを筒抜けして電力配電線をアンテナ化して強烈な妨害を振り蒔いているのではないか?!と思い当たりました。
 局運用ブログにはノイズについての不満も述べていて、「太陽光発電とPLC(電源LAN)」を妨害源に挙げていますが、それより強烈であろう特別高圧線4回線と、駐車場自動課金装置には何故か触れていません。電力会社は電話網が広く普及する前から「電力搬送通信電話」(アナログ)を使っていて、山奥の発電所・変電所と本社・支社・営業所相互を結んでいまして、目の前の特別高圧線もその電力搬送通信電話回線だったのですが、今は通信回線を特高線とは総て分離しているのでしょうか?局長氏は、どうもノイズの実地調査をしていないで山勘でものを言ってる気もします。「ハム妨害に厳しく抗議する彼の野郎はきっとPLCで交信妨害してるに違いない!」とか(w。遅くて不安定がありWi-Fiの使えない電源LANなど使ってませんて!それでなくても周辺事務所と思しき無線LANが7〜8本も見えて十二分にノイズに満ちた環境なのに!
 酷い自己中運用で、妨害指摘に、プライバシーを言い立てて状況説明は渋り、対策は取らず、そのあげくに「仕返し」とは実に困った隣人です。

2014/01/05 01:55追記


CQ誌2月号にATU特集    <3.4>

↑送信機自体がコモンモード励振されると、電灯線が対極に!↓ <F7>
ATU構造図
設定自由度増すが「万能」のハズはないATU
LIG設置図/CQ1402p53
TX+ブースター+フィルター+アンテナ:p53図6   <F8>
(電源にフィルターがないが大丈夫か?)
 ATUの解説特集がCQ ham radio誌2014年2月号(p28〜p61)に掲載。隣家2級アマチュア無線局の自己中・横暴な妨害振り蒔き運用に悩まされる身にとっては、暴走族の爆音騒音に悩まされているときに暴走族マンセイ雑誌「チャンプロード」を読まされるような抵抗感はありますが、加害・妨害側がどういうスタンスでATUを扱っているかは見ておきませんと話になりません。

 まず、ATUの回路図はfig.7に示すものがCQ誌とメーカーが共同開発のCUBE-TUNERで、直列Cと並列LでT型を構成してインピーダンス変換を図る「Tマッチ」とでも呼ぶべき構造で、送信機出力の「πマッチ」回路と縦続接続動作に適する構造ですが、給電点が電圧節:高インピーダンス点となる場合にインピーダンス変換しきれるのかどうかはかなり疑問が残り、調整限界外になるかも知れません。
 AATUのバリコンは、固定コンデンサーをリレー接点で並列にするタイプの模様。最小単位の容量の1倍〜2、4、8、16、32、64≡2^6倍の7種を準備してそれぞれON-OFFしますと加算容量としては+0〜+127単位を切り換えることができます。調整時にカチャカチャいうのはこの動作音!

 記事の流れとしては、SWRを適切に調整すれば、パワーはアンテナに供給され電波として放出され、その結果としてインターフェア(周辺妨害)は起こさないという流れで、あくまで電波の飛び中心で、妨害対策(インターフェア)中心の記事は全くありません。妨害対策としてはほとんど視野には無いようです。
 永年の被害との関係で言えば、それを裏返した「適切に調整されてなければ烈しい妨害は起こる」ことを強調すべきで、「大出力では電波の直接飛び込みの障害も起こりうる」ことも指摘しておきませんと、半可通のハム読者が「自分は妥当な設営と調整をしている。高価なAATUまで購入してSWRを改善してるから妨害対策は万全だ!」と思い込んで運用したら、迷惑この上ない悲劇的事態になるということです。BBS-#442「200Wで何か不具合出るとか、たいてい相手が悪いw」#506「今時Iなんかないよ.いつの時代の話だ」 、 #508「おれもそー思う。インターホン系もリニアでも炊かない限りねーな。なんか頭に妄想iが発生してるんじゃないかと。」などは無条件ハム無謬論の典型でしょう。経験浅いアマチュア無線家全員がマニュアル通りの正確・正当な設営・調整ができているなど有り得ないことです。

 現に、同BBSでは「#706:アースもカウンターポイズもなしに運用」することへの疑問指摘に対して、「#708:まじで何も知らないんだな」と、単極運用可能だと信じて疑わない様で、このハムが逆Lアンテナに200W送信機で運用していたらどうなっているでしょうか!?電灯線がカウンターポイズ化してそこに接続された電子機器群に烈しい妨害を与えるのでは?

 そもそも「πマッチ」自体、固定局の標準だった空芯コイル・トランスより簡単に広範な条件でインピーダンス・マッチングの調整ができるとしてアマチュア無線送信機の出力回路を席巻したものですが、十分ではなく多くの場合さらにアンテナ・カプラーを使いましたから、ATUがそのカプラーの代替品として、マッチング範囲を拡げられることはあっても、万能というわけではありません。

 記事で気になったのは「SWRの悪化でフィーダーがコモンモード励振されて妨害(インターフェア)を起こす(p49左段L8〜など)」、「フィーダーの積む位置を変えたらIが変わった。コモン(同相)モード励振があるから」と書いていながら、地上高の低い生活空間でコモンモード励振をする「接地型のアンテナ(=垂直アンテナ・逆Lアンテナ)+アースがインターフェアーを起こしにくい(p51左段L9〜)」と、相反する記載です。接地型アンテナの方が直接波が飛び込んで妨害しやすい様に見えますが、空中のカウンターポイズの線群より下側がマスクされるという意味でしょうか?

 またBBS記事を否定する記載としては、整合できない周波数の存在と、アースやカウンターポイズが必須であることを以下の通り述べています。アマチュア無線界にかなりの妄想伝説が流布されているということです。
位相差励振指向性切換アンテナ
位相差励振指向性切換アンテナ   <F9>
(CQ Ham radio 2014/02号 p42図10を補足)
単一指向性曲線
Cardioid:   R(θ)=1+cosθ
(単一指向性マイクロフォンの比感度特性)
(「車載拡声器用パワーアンプ メンテナンス手順」より) <F10>
http://mizushima00.moryou.com/_manu/amp_mnt.htm#F4
(IE9ではラベル「#F4」の手入力が必要。バグの模様)
● 製品の取扱説明書にはおそらく「使用周波数の波長(λ)の1/2およびその整数倍のエレメント長に対しては整合をとることができない」と明記されているはずです(p39中段下10行〜)。と明確な否定があるかと思えば、若干ニュアンスを変えて「・・・・・ATUによっては整合の調整範囲を超えるだろうね。(p50左段下−1行〜)」と全面否定を避けていますが、ここは明確に「並列共振モードを持たないATUでは半波長の×整数偶数倍の周波数では整合を取れない」と述べて誤解の余地を無くすべきでしょう。

● 「人工アース」とはカウンターポイズ、ラジアル線(p51右段下L-4行)となっていて、アースもカウンターポイズもなしに逆Lアンテナだけで送信することはできないのは明白です。

 また、送信機(エキサイター)とブースター(リニアアンプ)の電源にトロイダルコアなど阻止フィルターがありませんが、総て内蔵している前提なのでしょうか?(Fig.8)。かっての定番「π型ノイズフィルター」内蔵では阻止能力は全くなくコンデンサー中点を介して筒抜けで電灯線を駆動するわけで、何等かの不均衡でコモンモードが漏れだすことに備えて、電灯線を励振しないようフィルターを置いた図が必要でしょう。

 障害発生防止の基本として「何等かの原因で機器の外に漏れた場合の阻止対策」として外部に繋がる電灯線や通信線へのトロイダルコアなどトラップ設置は明文で指摘が必要です。漏洩に気付かずAATUを働かせれば電灯線をアンテナ・エレメントに調整して妨害を振り蒔きかねないのですから。
 アマチュア無線家が「電波の飛び」だけに着目して妨害発生防止(インターフェア)はその結果だという誤ったスタンスを改めて、妨害防止を独立課題として基準を定めて、「何等かの原因で漏れた場合」の阻止対策を準備する!特集記事はインターフェアなどATUによるマッチングで消えるとして全く眼中にないということですから、現実に妨害が現れるとATU再設定以外には手の打ちようが無くなって現実の被害を無視して「不当なクレーマー!(BBS#470/478)」認定となる訳です。国鉄型ATS(−Sx)が「何等かの原因で漏れる」「最高速度での停止信号突入条件の存在」を敢えて無視して長年に亘り事故・惨事を繰り返したのと同じ論理構造の欠陥です。「絶対壊れない原子炉」が壊れると冷却注水すらできずにたちまちメルトダウンに至り事故3年を経て収束の目途が立たないのも同種論理欠陥。

● 面白いと思ったのは、1/4波長離れて固定設置した2本の垂直アンテナに位相差給電をするのにATUを使って分配し、スイッチで素子接続を変えて指向性を切り換える方式(右図<F9>→:p42〜43)。同相給電ですと2本を結ぶ線の直角方向に感度のある双指向特性(c)、1/4波長=±90度位相差給電で2本のどちらか一方の方向に指向性を持つ「単一指向性/Cardioid」=一方が不感方向になる(a),(b)と、3種類の結線をスイッチで切換るというもの。2本に非同調で並列給電して、それぞれの半分のインピーダンスになるのをATUでマッチングを取るので、ロータリー・アンテナでなくても指向方向を変えられる方式!1/4波長固定間隔で導波器と反射器は自己誘導のものが八木アンテナで身近ではありますが、ロータリー・アンテナでエレメントが他家販売店敷地上空へ大きくハミ出して非常に高価な給湯・発電設備購入とバーターで上空利用承認を貰うよりはスマートな指向性調整の試みです。単一指向性マイクロフォンと同一原理<F10>ですが、上階居住者に危険が及び垂直には立てられないアパ・マンでは採用不能の方式。戸建てでも長波長帯ではカウンターポイズを上空高くに張って近隣への影響は抑えたい接地型アンテナではあります。

 ATU特集は何度か繰り返されているそうで、内容は我々ハム門外漢でも分かります。それなのに妄想伝説がほとんど反論もないままにはびこり、悪影響を与えてトラブル対応など必要な対策を妨げるのは大変困ったものです。

2014/01/26 01:55追記

Fig.7
<F7>

また悩ましい!西鉄ATS地上子  <4>

 西鉄ATSに用いられている「永久磁石式地上子」の構成・結線図を発見(右図左側図)。しかしこの通りでは動作不能なのでは?回路図を追いますと
  1. 電池(直流電源)が2つの車上子コイルを励磁するが、磁力線の方向に対して右のコイルが逆励磁、左のコイルが順励磁であり、しかもリレーコイルとリレー接点がこれに直列に接続されていて、これでは
  2. リレーが動作しても自己遮断を繰り返してブザー状になり、
  3. 車上子コアの励磁方向が定まらない。両コイルの起磁力に差が有れば、差分で励磁される。
  4. 信号現示による地上子コイルの短絡、解放で、磁力線は阻止、通過と変わるが、
  5. 車上に伝えるのは右端の構成ではないのか?
  6. そもそもが列車検出地上子ではないのか?(中央)
  7. 車上子側の動作は如何に?これで意味ある動作が可能なのかどうか?
 西鉄ATSの「永久磁石式ATS地上子」に列車が差し掛かると制限速度が変わる動作外形からは、地上子から車上へ2種類の速度信号を送る動作より、列車の車上子を検出して軌道回路に送る速度信号周波数を低速信号波に切り替える西武ATS類似動作の方が単純・確実に見えるのですが・・・・・図示の回路構成では地上側から複数種の速度信号を送るのは極めて困難でしょう。

 参考書籍を読んでいて気になる勘違いをしているのがすでに運用されなくなったATS-Bの動作解説。「地上装置が5秒間レール電流を無電流にしたことにより,車上装置は警報を出し,・・・・・」というのは1秒間の誤りで、「5秒間」は警報開始後非常制動が掛かるまでの時間。(「鉄道技術ポケットブック」p387L−1、)よく似た構造の京成・京浜急行・都営1号浅草線の1号型ATSが信号電流断0.8秒と3秒を組み合わせて45km/h制限緩解可常用制動と一旦停止非常制動とを使い分けて多段速度照査を実現している(同書p388L2〜)が、警報を伝えるのに5秒時素はない。
Fig.8
<F8>

千葉市からも見えるのか?
  ♪伊豆の山々♪天城山  <5>

 ダイヤモンド富士関係の写真を整理していて、方向からしてどうも伊豆半島は天城山が千葉市から見えていることに気付きました。山頂が凸凹と複雑な最高峰が天城山らしいです。途中にある三浦半島は標高が低くて目に入らず、さらに奥の伊豆半島が見えるようです。これは意外でした。距離は富士山とほぼ同じですから、時折見えることに不思議はありません。天城峠は天城山頂のずっと西:奥側を通ります。
 大きなキノコのような新港信号所は昨年、航路の対岸に移転して閉鎖済みの建物です。
 稲毛ヨットハーバー管理棟の屋上は灯台と展望デッキ、3階が高級レストランで、午後のTea Timeはケーキセット\850.でした。
伊豆天城山遠景?P7
最高峰は伊豆天城山か?@千葉市海浜病院前護岸より 13/09/16 17:42

P8
元新港信号所(千葉港)2012/03廃用
新港信号所移転案内
P10
稲毛ヨットハーバー管理棟
P9
富士山@千葉市海浜病院先 2012/10/16

富士山@マリンスタジアムP11
富士山@マリンスタジアム前歩道橋上 2013/12/15
千葉市海岸でこんなにスッキリ見えるのは珍しい
ケーブルカー分岐器P12
筑波山ケーブルカー分岐器

 進行右側の車輪にフランジが無く、左側車輪の
両側にフランジがあって、引上ケーブルの通る左側
に誘導される。対向側のゴンドラは総て左右逆で、
右側の隙間に引上ケーブルが通り行き違いできる.

以上、両つるべ式ケーブルカーの基本構造

2014/01/01 01:55

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