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表と写真が時に印刷できないブラウザIE!
「align=」周りのバグか?

 サイトをインターネットエクスプローラに表示してプリントアウトしてみて、画面には見えるいくつかの表(table tag)や、絵図(img src)が印刷されてないことに気付きました。表示されない条件は命令内に「align=・・・・・」を含んでいるものの一部に印刷されないものがあるのです。Google Chromeでは印刷されますが、文字のバランスが合わなくてパス。
 どうやら「align」が左右に重なる部分で印刷時の不表示が起こりやすい様なので、細かな図や表は「table tag」に納めて1個のalignにすると起こりにくくなりそう。
 印刷バグは実際に印刷しなくてもブラウザの「印刷プレビュー←←ファイル」から見ることができます。
 この印刷バグ回避策としては、「align=right/left」の部分を削除すれば良いことが分かりましたが、文と絵が離れてしまい、絵図表の配置をやり直し始めたのですが、あまりに手が掛かり途中で断念。印刷時だけalignを撤去したファイルを作ってそこから印刷することにしました。やはり書き込みできる紙の方が検討しやすくて、完全ペーパーレスには出来ませんからねぇ。

印刷誤動作サンプル

  太陽撮影望遠レンズの製作
  光学系諸定義



極右安倍晋三派(=ネオナチ「次世代」→1/10)崩壊
vs 反基地沖縄全4区全勝・共産躍進では?
総選挙総括:強力改憲派・再稼働派壊滅19減、 護憲・原発停止派15増    <2>

【政策争点別消長整理】

政党名当選数 争点備考
当選公示前増減
次世代220−18 改憲
再稼働
−19
極右ネオナチ
維新3534−1
自民295291−4 悪政の
3党合意
公明31354
民主627311未確定
社会22±0 護憲
停止
+15
沖縄連合
共産82113
諸派2
 大日本帝国無謬論の安倍晋三首相に最も近い政治勢力は、若干の色違いも混じる自民党よりもネオナチ極右「維新→次世代の党」です。これに全面対決が共産党で、沖縄ローカルでは反米軍基地移設反対で全4選挙区完勝!知事・市長選と併せて7戦7勝というのが際だった特徴的変化でしょう。
 今回の総選挙でマスコミは「自公圧勝」と言いますが、自民党当選数は公示前マイナス4で減少傾向、次世代が20名から2名の−18で会派要件を失い無所属扱いとなり、しかも比例代表区での当選者ゼロですから各候補者の個人票を除けば政党としての支持は無いという崩壊状態で参議院3名と合わせてようやく政党要件5名を維持する惨敗です。前回選挙では「維新の党」で当選して今回選挙ではより極右靖国型20名が「次世代の党」に分党して臨んだ結果、維新は1減でしたが次世代が大幅18減ですから「極右国粋主義靖国派ノー!」の国民の審判が明確に下されたことになります。
 これに対して、全面対決の共産が8名から21名院内交渉団体資格取得+13の大躍進、中間派(自公民3党合意の悪政推進者)の民主党が+11、自民追従ゲタの雪の公明党が+4だから、実質の顕著な変化としては「ネオナチ靖国安倍晋三派の壊滅的大敗北→共産2.6倍大躍進」ではないでしょうか。詳細内容で見る限り世論としては極右路線安倍晋三には明確にノーを突きつけたとみられるでしょう。マスコミの言う「自公の大勝利」はきわめて一面的で実際はいささか違いそう。
 世論直で見ますと、9条骨抜き反対、アメリカ従属TPP反対、機密保護法反対、改憲発議50%化反対、消費税10%反対、辺野古移設反対など自公安部内閣重要課題のほとんどで反対が上回っていて、議席割合とは全く逆になっていて、課題毎に反対運動を呼びかけて阻止していける客観条件が大きく広がっています。諸課題の運動とリンクした議会質問で追い込み粉砕できる見通しは大変大きく、議会での少数を乗り越えられると言えるでしょう。集会やデモや各種宣伝活動の応援参加で忙しくなりそうな師走〜新年です。

「アンプ動作試験」で畑の巨大大根差し入れさる
ぶり大根にして昼カラ仲間に配布     <2.2>

期限切れ電池は購入回避!

 新型のデジタルアンプ式ハンドマイクの音が突然出なくなった!というので見に行きますと、原因は100円均一で買ったアルカリ電池が元々耐用期限数年切れのまま売られて早期にダウンし、デジタル・アンプ方式のため突然に全く音が出なくなったもの。 更に電源スイッチが並列に2つあって片側の電源を切り忘れて消耗させてしまう様です。 バッテリーチェッカーではNG領域になったばかりでアナログ機ならまだ歪んだ音の出ているレベルで、電池全8本交換で復旧。

電池混用厳禁!

 もう一台は従前のアナログ機ですが、電池の種類混用によるマンガン電池の早期寿命・断線で、これは内部抵抗の激増した電池2本をアルミ箔に包んで短絡すると残りのアルカリ電池8本で動作しますので、新品交換を伝えて完了。

電池一個反転保存厳禁!

 電池8本〜10本を使うハンドマイク(スーパーメガホン)を使い終えると、一本を逆方向にして収納!そんなことをしたら逆にした電池を逆充電して壊してしまいます。どこでも見かける伝説的誤扱いです。これはおそらく山行き時にリュック内の懐中電灯が誤って点灯して使う前に電池が摩耗して役立たなくなるのを防ぐ措置で、電池2本直列使用だから1本を反転させておけばスイッチが入っても電池電圧が打ち消し合って電流が流れず摩耗を防げるための安全措置でしょう。それを3本以上に適用したら強制充電されて電池が壊れます。慌てて電池ケースの蓋に「±逆転装着厳禁」と表示しましたが判ってくれるでしょうか?

水濡れ厳禁!電池乾燥清拭を!

 雨天時にコンビニ袋を掛けて内部への浸水を防ぐことと、長期保管時は電池ホルダー毎外して別保管にして、接触不良防止の電池電極清拭に注意し接触面に手を触れないことはマイ・マイク派には比較的良く徹底されて接触不良故障が激減しました。(共有物・公共のものの扱いが使いっ放しでまるで駄目ですねぇ(ww)。 不条理の塊=旧大日本帝国陸軍・海軍でも兵士には銃など兵器の扱いを徹底教育してメンテさせ性能を維持させたというのに「突撃月間」とかヤヤ物騒に煽るところが高価な宣伝機材の扱いを会議などで集団教育しないとは?空気が文系支配なのでしょうか?

「運用テスト」に動員され巨大大根Get!

 案の定「修理後の運用テスト」として駆り出されまして、総選挙公示前のハンドマイク宣伝作戦に参加することに。民医連系OG組は有無を言わさぬ強烈さで今後世話になるかもしれない健康不安年代としては実に弱いところであります。
 市民に支持を訴えるのに思いの丈を言いたい放題しゃべれば良いというのはありますが、やはり短時間に効率良く訴えることと、選挙公示直前の場合には内容次第で因縁を付けられて公職選挙法違反とかで候補者に被害が及ぶ危険がありますので、予め練られた文案に沿って人間テープレコーダに徹して訴える訳です。 戦前の「弁士中止!」言論弾圧は今の世に公選法違反弾圧としてそっくり残っているのです。公示後の選挙期間中の政治宣伝(ビラ、マイクなど)は候補者以外完全禁止にされて動けません。 候補者弾圧の危険の無い「ペルシャ湾自衛隊派遣反対」とか狛江市での利権派野党側の市政運営妨害に「市民の予算を通せ!」キャンペーンですと、言論弾圧の口実が無く発言者各自が「私が思いまするに・・・・・・」と読み上げ原稿なしの勧進帳方式で言いたい放題に訴えられる訳で、話す当人も乗りますし、近隣各県からもどっと応援ボランティアが集まってきてリアルな内容が様々語られて聞いていて実におもしろい(w。 あの「市民予算通せ!」キャンペーンは市長改選時にダブル・スコアーの大逆転〜4期継続当選の原動力になりました。
 今回の修理マイク動作試験(=政策宣伝)でもハンドマイクでの話を聞いていた人が、自分の畑から直径17cmはあろうかという巨大大根を2本引き抜いて新聞紙に包んで「やるから持ってけ!」というので有り難く頂戴してきました。聴衆の反応は大変好意的です。 ところが、大きすぎて市場の規格外で泥付きとはいえ折角の差し入れ品を持ち帰る人がいません。 取れたて新鮮大根を萎びさせて棄てては実に勿体ない!私が持ち帰ってぶり大根にでもして処理しましょう。市場に乗らない外道魚アカエイやフグを自家の船から貰ってきて調理した漁師の娘:我が母親の血かもしれません。猛毒魚アカエイの煮付けは弾力に富む肉とギューギューいう嚼み音とでなかなか美味でありました。

[ブリ大根材料表]

品目数量備考
ぶりアラ
L大根
ひねショウガ
出汁昆布
ミリン
うすくち醤油
料理酒
砂糖
1包
大1本
1/2個
7cm角
30cc
90cc
150cc
大さじ2
350〜400
0〜130
100/2
190/2




解体直後を購入、血抜き


1/2袋

みりん×3 遵守!
(みりん+醤油)×1〜2
25cm大鍋
大おたま、
 or フライ返
包丁、ヒーラー
まな板
目ザル
ガス・レンジ
計量ビーカ
大さじ
タイマー
各1

具を煮汁に均等漬け


血抜きに必要

「カン」だけでは失敗の元
    〃
    〃

ブリ大根調理教室 (w    <2.3>

 ぶり大根の調理には守るべきコツが3つほどありまして、それさえ守れば誰が作ってもそこそこの美味しさにはなるものです。
  1. ●.まずは、ぶりアラの血抜き。生臭さを取るのはこれで決まります。ブリを解体した直後のものを入手してすぐに血抜きすること。 朝、解体したものを夕方買って来てはもうブリの血が固まってしまい頭蓋骨内から抜き切れなくなりますので生臭みが残ってしまいます。赤提灯のブリ大根はこの水準のナマ臭みのある味が多いです。 当地のスーパーですと早朝にブリを解体して8パックくらいのアラが店頭に並んだのが午前中にはほぼ無くなっています。買ってすぐ血抜きが鉄則。
     背骨の上下の太い血管を洗い流すか箸で突いて抜き取り血の混じった油も洗い流すなど徹底すると生臭みがほぼ無くなります。
  2. ●.煮汁の組成は、「みりん1対淡口醤油3」を原液に、更にそれを料理酒で2倍〜3倍に薄める。
     (大根大1本につき、みりん30ccに淡口醤油90ccを加えて120ccにする。これに見合う料理酒120cc〜200cc余を加えれば良い。(※LL超の大根で3回加熱で適。L大根では煮込むと濃い味にすぎる。繰り返し煮て味を滲ませる場合はみりん20cc醤油60cc料理酒160ccで足りそう。)。みりん:醤油の1:3は味の基準。ブリだけで無く、煮魚一般の煮汁に使える。これを何倍に薄めるかは広い許容幅がある。)
     大鍋に輪切り大根の上に血抜きしたブリアラを載せて煮る。ショウガ1/2個を千切り(約2mm)で加え、カットした出汁昆布も加える。沸騰したら適宜砂糖を加える。上下を時々入れ替える。
  3. ●.緩やかに煮る。強火はダメ!沸騰後20分弱火で煮て自然に冷ますのを3回繰り返す。ガスレンジの湯沸かし停止モードで沸騰させては弱火で20分〜10分タイマーを繰り返す。
●味が浸みるのは冷めていくタイミングなので、具の上下を入れ替えながら加熱・自然冷却を繰り返します。
●輪切り大根の面取り無用。面取りをサボっても煮崩れしたことはありません。
 大根を下茹でして軟らかく煮ようとするときに面取りが煮崩れに影響するのかもしれません。
●比較対照にコンビニのブリ大根パックと食べ比べますと、コンビニ版は味が濃くて実に生臭い!まさに血抜きの失敗であります。強烈な生臭さもブリ大根の味のウチという方は血抜きをしなければ良いんでヨロ。 上記レシピの方が上品な薄味でいくらでも食べられますが、25cm鍋では特大大根1本の料理が限界です。また冷める過程で味が沁みるので圧力鍋の利用は最初の加熱時間短縮と均等加熱には有効ですが、その後の調理では普通の鍋と変わりませんので使っていません。

 これを鍋まるごと昼カラに持ち込みまして皆で食べたのですが、皆さんビールが欲しくなりまして、どなたからか差し入れが。差し入れLL大根20切れ分、ブリアラ\350に対してビール@540×3=\1,620.はややエビ鯛であります。 味の評価は14皿中完食12皿で食べ残しはなく、2皿が全く手付かずでしたが、どうもこれは食わず嫌いの模様。青酸カプセルなんて入ってないというに(w。「美味しい!」なんてお世辞には乗らないこと。食べ残しゼロの結果で判断しますとそこそこは美味しかった!と判断。
 「お宅、志位さんとこでしょ。昼カラなんか来てて良いのかい?」などと私の遊び半分を冷やかされまして、「投票する人が増えたってことなら全然無問題じゃないの?激励差し入れの大根の処分だもん(w」と大根を平らげながら、それぞれが10曲ばかり歌って来たのでした。 実は南関東比例区の志位さんじゃなく東京比例区の笠井さんが私の正式住所なんですが、ま、どっちでも良いか。支持拡大活動・投票依頼だなんて気の向いたときにごく私的にやるもの。遊びだけの場で強行する野暮をやってはいけません。先の「修理マイク・テスト」を昼カラ常連の一人に聞かれてまして、当日不参加だったヒルカラ場のサカナになり、選挙開票後の昼カラオケでは「ピース!ピース」サインで「良かったねぇ〜、倍増以上!俺も比例は入れたよ。」などと通じ合ったものです。
 カミさんが先に逝って自炊する事態は半々に近い確率で起こり得ますし、気分転換や、なにより抜き打ちスト対策wに調理はしてみることをお勧め。お宅でも時に連れ合いが猛烈台風になりません??
  具体的記事は、衝突事故解析と同列のサイト名物でありまして、重大事故が減っていることの反映でも有り喜ばしい事態に付きあしからず。


サンケイ捏造記事

サンケイも捏造体質!傲岸不遜はどっちもどっち(w
 朝日は編集権を各編集部に戻して、
  慰安婦問題そのものの検証を!    <3>

 朝日新聞「糾弾」の急先鋒、サンケイ新聞が、ジャーナリスト江川紹子さんのコメントを、本人の承諾を得ず作成していたため、当該記事を取り消したという右東京新聞(2014/12/09夕刊7面)記事に、田中康夫長野県知事の談話記事を捏造した朝日新聞を全くなぞっていると苦笑。 ジャーナリズムとして断固事実を正確に報道することよりも、特別「優秀」な自分たちの思いを国民大衆にあまねく普及する選民意識が卓越する朝日・サンケイ両紙はじめ選民意識卓越メディア共通の大チョンボですが、残念ながらおそらくこれからも繰り返されることでしょう。 慰安婦問題全面否定、永久機関単独スクープwのサンケイ、珊瑚YK写真、非合法化共産党幹部伊藤律単独会見、「朝日新聞の受け売りだ〜い」TV-CMの朝日と、読者を愚弄するデタラメさでは両紙なかなか良い勝負であります。

朝日慰安婦報道、吉田清治氏デマ証言記事の訂正遅れだけの問題、読売も同様報道  <3.1>

 朝日「誤報」とは、「自分が慰安婦狩りに関与した」とする故吉田氏の講演内容をそのまま報じたものですから、新聞基準では講演内容の「客観事実」を報じている訳で、我々一般人には違和感がありますが、それは誤報には当たりません。 従って後の情報での「訂正」はあり得ても「謝罪」の必要は全くないと新聞業界基準では考えられています。 その時点までの報道は読売新聞の報道も全く同じであることは、読売発行の朝日慰安婦攻撃パンフにも書かれていて争いはありません。
 それから時が経って、調査が深められて、次第に吉田証言に根拠が無いと分かった後に各紙の対応が分かれて、読売・サンケイは「慰安婦の強制は無かった」という大日本帝国擁護の極端な政治キャンペーンに走り、朝日は90年代末に「吉田清治講演に、根拠は得られなかった」と一応の訂正を図った後、長らく放置して今年8月になってようやく当時の吉田講演関連記事の取り消しを発表しました。
 この「記事取り消し」に、大日本帝国無謬論のサンケイを先頭に読売も飛びついて売らんかなの反中・嫌韓路線蔓延に乗って激越な朝日撃滅キャンペーンが続いています。 しかし朝日が吉田証言訂正の件で非難に値する内容は、検証・取り消し時期が遅かったこと以外には全くなく、嫌韓・反中盛り上がる最悪のタイミングに訂正したことで、吉田清治証言1情報の否定だけではなく、慰安婦動員問題・南京大虐殺否定「河野談話・村山談話」廃棄キャンペーンの見当違いな生け贄に利用されていることが基本構図です。

朝日「誤報」攻撃の狙いの読み誤り
事実訂正では無く、問題全体のもみ消しキャンペーン  <3.2>

 朝日の記事訂正に対して、当初は「遅きに失した」点が強調されましたが、右翼ウェブ世論の反応が大きかったことと、福島第一原発吉田所長秘密調書報道で内容を読み誤って「原発事故時に所長命令無視の撤退があった」と報じたことで政府が吉田秘密調書を公開、朝日スクープ記事の誤認点が分かり、それを朝日が撤回・記事全面取り消ししたことで、慰安婦強制問題否定、南京大虐殺否定・朝日撲滅キャンペーンが沸騰しました。
 かって生体解剖・人体実験で悪名を馳せた731部隊のレポ本、森村誠一著「悪魔の飽食」3部作に、1枚の似せ写真を提供されて気付ず掲載していたことで今回同様の右翼的大バッシングが起こされて絶版に追い込まれましたが、現在の事態はその2匹目のドジョウを狙って「朝日新聞廃止」まで騒ぐ悪のり振りであります。

編集権剥奪で、自ら反撃の道を閉ざす
浮き足だった無戦略逃げの対応でデマ・サンケイ側を利す  <3.3>

 しかし、その状況分析を誤り、報道内容に対する誤報訂正対応を朝日系各メディア編集部から取り上げて社長らの独裁にしてしまい、最も必要・有効な真実確認報道をして反撃とすることを禁止して極右キャンペーン側を大きく利して会社自ら墓穴を掘りました。社長ら朝日新聞経営幹部の対応こそが朝日新聞の窮地を導きました。
 慰安婦問題では今春以来共産党と赤旗が2度にわたり事態を具体的に整理して極右派の妄論を厳しく批判していますが、これに対する極右側からの反論は全くありません。 その程度の根の浅い情緒的・感覚的デマ宣伝なのに、朝日新聞も週刊朝日もAERAも真実究明戦に全く介入できずに攻撃されるに任されている!この状況は辞任した社長派の過剰な報道介入による重大なミスで、直ちに反論禁令を撤回して各朝日系メディア編集部に編集権を全面的に返還して極右・朝日撲滅キャンペーンと徹底した論戦を保障すべきでしょう。唐突な皇室アルバムグラビア掲載(週刊朝日)で逆風を交わすというのはいかにも姑息。言論機関らしく事実に基づく正面突破の論戦で切り抜けるべきであります。
アカイ アサヒ
朝日ジャーナル1971/3/19号 『櫻画報』 「 アカイ/アカイ/アサヒ/アサヒ 」
水平線を登る朝日新聞題字ロゴというパロディー作品。原画は無論日の出

根は朝日ジャーナル編集部更迭の「櫻画報」赤瀬川事件処理  <3.4>

 妥当な対応を不可能にした朝日新聞特有の体質を作ったきっかけの事件が、朝日ジャーナル誌の赤瀬川原平パロディー「『櫻画報』赤い赤い朝日朝日」事件です。戦前の国民学校1年読本(小学校教科書)の「アカイ/アカイ/アサヒ/アサヒ」のパロディーとして教科書挿絵の「朝日」の代わりに「朝日新聞の題字」を配した作品を掲載したところ、発売4日後に全面回収され、編集部を更迭して2週間臨時休刊としてしまいました。
 社外のライター・作家に依頼したものが若干気に入らなくても中々掲載拒否にはしがたいもので、注記で穴埋めしたり、対抗記事を載せるなど、メディア全体として均し中和するのが言論機関の穏当なやり方ですが、このパロディー漫画掲載に対して朝日新聞社は、問答無用に編集部更迭を以て弾圧しました。
   See→右写真:朝日ジャーナル 1971/3/19「『櫻画報』アカイ/アカイ/朝日/アカイ」@Wikipedia
 今回も社外ライターである元NHK週間こどもニュース・メイン・キャスターで名の売れて独立したジャーナリスト池上彰氏が紙面評で「謝罪が遅きに失した」と書いたことで編集部が掲載中止を決めたのは、「櫻画報」事件の前例を恐れたためでしょう。
 「経営と編集の独立分離の原則」など朝日新聞には全く存在しない様で、ここが原理的問題点です。 編集者もサラリーマンで減点されたくない事情は良く見えますが、報道機関、ジャーナリズムが自分に都合の悪い評価の抹殺を策してはいけません。あくまで言論で対抗すべきです。 編集者はワカランチンの朝日幹部馬鹿トノ達に根回しして内部矛盾を飲み込む形にする気概は欲しかったが、逆に馬鹿トノ側に迎合してしまった。 しかし書いた記者たちの頭越しに経営側が勝手に記事全体を撤回・差し止めするなんて度しがたい馬鹿トノたち!娯楽映画にムキになってサイバー攻撃を加える北朝鮮じゃあるまいし、朝日新聞社内外の強い批判を浴びてあえなく撤回、さらにミソを付けました。
 今回の事態はひとえに経営側と編集幹部の「誤報訂正」対応ミスで、記事訂正を大事件に拡大させ、慰安婦問題そのものを無かったことにする極右安倍晋三政治キャンペーンの突破口を与えてしまいました。

慰安婦そのものの確認・検証が必須
吉田清治証言などほとんど無関係  <3.5>

 さらに加えて、朝日新聞攻撃内容が「吉田誤報訂正」ではなく、河野談話粉砕、慰安婦問題正当化の事実歪曲キャンペーンなのに、妥当な反論を一切禁止してサンケイ・読売・極右次世代党安倍晋三派らによる恣のデマ宣伝を横行させ大衆的マスコミ世論制圧状態を作らせている!慰安婦について真っ向から取り上げて事実究明するほかには安倍晋三官邸の煽るデマ・キャンペーン卓越状況の打開策は無いのです。
 社長退陣は2つの「誤報」が原因では無く、その後の「誤報処理」で攻撃を拡大させて新聞を窮地にし、世間的には慰安婦問題が存在しなかったかの誤った雰囲気を作られたことでの退陣です。 「誤報」と、その「速やかな訂正」は報道界では日常的に常に起こっているもので、その対処は時に現場プレーヤー・チーム総掛かりで対応すべきもの。 それを逆にタブーにしてしまうなんて安倍ジョンイル迎合の馬鹿な逆アクションであり、即刻撤回して「社論」はさておいて、朝日系各メディア編集部それぞれに言いたい放題に主張させて応酬で盛り上げて盛大な言論戦で客観事実をもって極右毒を解毒するのがジャーナリズムでしょう。一般の団体とは対応が変わります、
 社の経営に直接関係しない「諸見解」など幾つあっても邪魔になりませんし、記者個人見解と称する「記者の目」で売っているところもあるくらいです。あれだって実際には基本線は打ち合わせて総合的スケッチを持った上で時に極論を載せて煽ってみるものでしょう。 アエラ説、週刊朝日説、本体編集部三つ巴で社長らの愚かな失敗を、内部情報を交えながら「現役記者覆面座談会」とか、大いに棚卸しすればバカ売れで雰囲気が好転できるものを、読者に読まれる美味しい企画を「週刊金曜日」誌だけに独占させておくことはありません。
現状は「対応ミス」というより寧ろ社長ら朝日幹部による「慰安婦否定派安倍晋三迎合沈黙」になっているでしょう。
 経営側はかっての「櫻画報事件」の異常な処理を反省して公表し、以後、編集にきちんと権限を与えて、記事内容を後追い処罰で経営側が強権的にコントロールする体制をやめるべきです。 戦略参謀部を置いて、そこで大枠の方向を決めるにしても、あくまで裏指導で穏やか〜〜に自然に行うべきものです。これは朝日新聞自体が繰り返し使っており、たとえば共産党の見解・政策に同意する記事の面には、対抗的に極左反日共の悪罵レッテルを載せるなどして形式的な「バランス」を取って居たではありませんか。その内容は編集部の見識を疑わせるものもあり「エセ左翼」「ブル新」の非難を浴びましたが、言論機関が言論を放棄するところまでは転落していませんでした。 個々の課題であけすけに禁止だの更迭・左遷だのとは「学業成績のみ優秀の馬鹿」丸出しと言うほかありません。学校内の事件をひたすらもみ消し被害者を更に絶望的に追い詰める優等生たちの成れの果て、教育界・教育委員会と全く同質の逆アクションでしょう。

マスコミ社長ら幹部飲ませ食わせの世論誘導に自ら乗る愚  <3.6>

 近年目立つのが、マスコミ幹部を招いての「夕食会」。社長が総理との夕食会に出席するようになると、政府与党批判が急速にトーンダウンされ、逆転賛成に回って悪政を推進する側に回っています。 今回総選挙結果の「30%の得票で75%の議席を得る」不公正な選挙制度:小選挙区制は、このマスコミ幹部と首相の会食が始まるまでは、ほとんどのマスコミが断固反対の論陣を張っていましたが、会食を境に180度反転、「政治資金浄化に小選挙区制、政党助成金創設」とあり得ないねじ曲げに手を貸し国民の利益を裏切りました。 関連する現在のデマキャンペーンが「身を切る改革」と称して、わずかに残した民意反映部分である比例代表定数のさらなる削減を煽り、与党に独裁的議席を与える策略に無批判に乗る体たらくです。当たり障りの無い「選挙区定数2倍以内」の問題は繰り返し報じますが、その実質はサンプル調査と捉えられて実害は緩和されますが、30%の得票で75%の議席を与えてしまう小選挙区制では国の方向が国民世論とまるきり違ってしまう重大な実害があるのにそちらは首相とマスコミ社長らの会食以降、反転支持に回りました。
 TTP屈服・原発再稼働煽りも、消費税増税煽りも、アベノミクスのヨイショも、まさに政府与党宣伝機関紙の様相で、かって田中角栄自民党幹事長が各県連に推薦状を出したサンケイ新聞の極端に偏った状態を多くのマスコミが追って、嘲笑非難された「ブル新」状態に陥り若者の活字離れと合わさり大量の読者を失っています。
 報道機関幹部の官邸接待会食参加は少なくともサラリーマン記者が幹部の立場に遠慮しないで記事を書ける特別の保障が必要で、それが出来なければ断固ご辞退申し上げるべきもの。そういう矜恃も持たない人士がマスコミ経営陣の多数というのは大変情けない状態です。労働組合役員も同様に経営側から様々な働きかけがありますが、働くものの代表から、労働者支配の経営側協力者への変質を迫られ、経営側から見切られると弾圧を受けるので、処遇の不利益扱いの威圧を乗り越える決意と対応が求められる訳です。この攻撃に対処しきれなくて御用幹部、御用組合だらけになってしまって労働者の支持を失っている、その愚をマスコミもなぞってきています。読売新聞の朝日叩きキャンペーンは、おそらく朝日の読者を奪うことは出来ず、低賃金下で月4000円以上と高価な新聞を購読しない人たちを激増させるでしょう

橋下大阪市長発言=「風俗の活用を」
在沖縄米軍最高司令官激怒はなぜ?  <3.7>

 橋下徹大阪市長が在沖縄米軍司令官に対して「もっと『風俗』の活用を」と要請して「米軍では立ち入りを禁止している」と即座に拒否されて、更に大阪での釈明記者会見が正当性主張だったために批判が世界中に広がり、結局発言の全面撤回に追い込まれました。強い批判で主張を一応引っ込めたけれど、橋下市長自身、全く納得していない、批判の理由を理解していないと言うことです。

[準国家管理:米軍慰安所提案]
 橋下大阪市長の主張は米軍として=アメリカ国家として準売春・売春業を活用せよと言う内容で、日本では微妙なお目こぼしで取り締まられて居ないけれど合法の訳はないものを「合法」と言い張って、その利用を勧めるもので、準国家管理売春推進になってしまいますから司令官が頭ごなしに否定して話題を変えるよう求めたのは当然です。 それを「スッチー・スタイル好み」などと報じられ自ら風俗業界のお得意さんかもしれない橋下市長は全く気付かず、帰阪後に記者会見までして風俗利用提言の正当性を主張したため更に非難が強まり全世界に広がることになり、撤回謝罪に追い込まれました。日本が強く非難されているのは慰安所運営に直接間接の軍関与=国家管理があったことです。
   See→橋本市長釈明会見テープ起こし= 違法民営娼窟欧米と、準軍営・国営慰安所大日本帝国を同一視で日本を免罪
 被占領地として占領軍兵士の乱暴狼藉・強姦事件抑止に戦後の日本に行政府主導で多数の慰安所が作られたというのは聞きますから、戦前・戦中もその感覚で軍の方針として慰安所を設置していたのでしょう。 戦後の混乱期に「事務員募集」広告に応募したら米占領軍相手の「慰安婦」にされたなどの話も読みました。この手法は外地占領地でも当然使われたでしょう。 外地満州からの引き揚げ者の集結地でソ連兵からの強姦被害が多発して、その緩和に慰安婦から募って臨時慰安所を作って防波堤とした話も聞きますし、「慰安所設置」は当時の日本の普通の感覚だったのでしょう。橋下徹大阪市長提案の感覚はこの時代のままです。

逃げようのない占領地慰安所、環境的強制
 狩り出された女性達はトラックに乗せられて見知らぬ異国である占領地域の慰安所に送られ監禁されて、兵の相手を拒否したり逃亡して捕らえられた女性は酷いリンチに遭いましたし、逃げ出しても場所も言葉も分からない状況ですから多重の檻による監禁状態でした。 自由意思で慰安婦を止められる条件は全くありませんでした。 世界中から非難されている慰安婦の強制性はそこにあり、連行の強制性は問題外の悪事ですから、安倍晋三首相らが「狭義の強制性はない」などと言っても全く抗弁にならず、逆に慰安婦非難を煽るだけになってしまいます。

あった!強制連行!フィリピン、インドネシア(オランダ人)
民族蔑視著しかった朝鮮・中国で「なかった」方がよほど不自然

 オランダの植民地だったインドネシアを日本軍が占領した時に在住オランダ女性達を軍が拉致して慰安所で慰安婦としたことは敗戦後重大な戦争犯罪として裁かれて死刑になっています。 オランダ政府はこの事件の存在を否定するかの日本政府:安倍首相らの態度に懸念を表明していますし、朝鮮人慰安婦の強制性否定を声高に主張する人たちもインドネシアについては否定していません。 フィリピンでも同様の慰安婦狩りは行われて、その被害者達が名乗り出て日本政府の謝罪を求めています。 中国で「戦争ではない戦争=事変」を起こして暴虐の限りを尽くして南京に攻め込み、裁判もなしに中国人捕虜を大虐殺した南京事件では、慰安婦の現地調達でも惨状を極め、組織的に慰安婦を配するきっかけとなったそうで、そういう共通方針の中で「朝鮮でだけ慰安婦強制はなかった」とする主張は不自然だとは思わないのでしょうか。
 南京大虐殺について言えば、日本軍の南京進撃当時から中国住民に対する「100人切り競争」などが肯定的に報道されていて、当時は隠しもしませんでしたし、国内では全く非難もありません。 南京陥落後の殺戮数については日本軍擁護側からも殺害数16,000.人前後〜40,000.人という数字が出されており、ヴェトナム戦争での米軍の行ったソンミ村大虐殺が500余名の殺戮でアメリカ撤退を方向付ける大事件となりましたが、その殺戮数の32倍から80倍を殺せば十分大虐殺でしょう。 中国側が犠牲者60万〜近年は30万人と言い、教科書での推定数20万人と殺害人数を確定できないのは、裁判を行っての処刑ではない違法な殺戮で処刑記録がないからです。 戦争捕虜であればジュネーブ協定の適用で待遇すべきところをいきなりの虐殺であり、「戦争でない平時の戦闘だからジュネーブ協定の対象外」という主張なら、その処刑にはやはり裁判が必要で、それを無視しての大量殺戮は重大な戦争犯罪であり、裁判抜きの違法な大量殺戮だからその数が確定できないということで、南京大虐殺が幻だったのではありません。 これは靖国に集う旧日本陸軍将校の親睦団体「偕行社(かいこうしゃ)」が虐殺否定の立場から従軍将兵から南京事件についての情報提供を1983/11に募ったところ、逆に生々しい虐殺経験が集まってしまい、機関紙「偕行」で「・・・・・・相済まぬことであった」と遺憾の意を表しています。   See→日記#80:note_1

「女子挺身隊」は工場生産だけでなく「慰安婦」も含んだのでは?
 朝日報道と韓国での慰安婦の認識として、「女子挺身隊=慰安婦という混同が有った。慰安婦と女子挺身隊は全く別物だ」という方向に収斂していますが、それには疑問有りです。 元々は、一般的な「戦時の工場生産」と「慰安婦」の双方を「女子挺身隊」としていたはず。だから「慰安婦」を心理的抵抗の少ない「女子挺身隊」と呼んで違和感なく定着し、時を経るうちに概念が曖昧になり、「混同」と誤解されるようになり、さらには従軍看護婦になぞらえて「『従軍』慰安婦」と軍関与を二重表記で強調するレポートになったのではないでしょうか。 戦後しばらくは「慰安婦=従軍娼婦(公娼)」という認識でしたから、その時に「従軍慰安婦」というと「従軍従軍娼婦」となって誤りとされたでしょう。 忘れ去られて「従軍慰安婦」という言葉になったけれど、右派から「『従軍慰安婦』なんて左派の捏造だ。」と言葉を攻撃されて慰安婦問題不存在のデマを振りまかれ元の「慰安婦」に戻りました。

右翼「売春婦論」の見当外れ!凶作借金高利で身売りを迫る
 慰安婦強制否定側が、慰安婦を「単なる売春婦」「大変な高収入」として「(悲惨な環境であったが)自発的意思による商売」と主張します。これが外れていることは強制的環境からも明らかですが、さらに日本の慰安婦、娼婦が「自発的」であったかどうかも検討されなければなりません。
 日本の大陸進出の動機となった深刻な不況と東北地方の凶作は色街への人身売買を加速させた訳で、決して好き好んでのものではありません。人買いと高利貸しが一体につるんで凶作での借財を何倍にも増やして破綻させて娘の身売りを迫り、村に身売り斡旋の相談所が作られるなど、わずかな借財をテコに返せない高額に転換させて身売りを迫ったのですから、これも「強制」そのものではないですか。(徳川時代の「徳政令=借金棒引き令」多発も高利絡みでしょう)

 ちなみに違法な高利貸しの債権回収が「党規約違反」として除名処分にしたという例に出会して共産党の倫理基準の厳しさに驚いたことがあります。 同盟系御用組合傘下の地方子会社で大量解雇が出され御用組合は新聞の取材に「パート嘱託を解雇するなと言えば正社員に解雇が回ってくる」と言って同意しているという情報を本社組合が得ました。 組合として、あらゆる繋がりから当事者に連絡を取って不当な人員整理に対応したいと思い、現地工場指導に出張の組合員技術者ばかりではなく、総評、地評、現地地区労、現地社会党、現地共産党と連絡を取って協力を求め、子会社職場の人望の厚い人たちに連絡が取れて、パート社員には特別退職金や母子家庭解雇撤回正社員化、嘱託社員は本社組合と協力して労働組合結成と解雇予定全面白紙撤回、地域最高の大幅賃上げと成果を上げたのですが、このときに当該職場に居た労働者党員が高利貸しの手伝いをしたことで直前に除名となっており退職、連絡不能というので、そのルートからは解雇反対組合結成の繋ぎが取れませんでした。 現地地区労ルートと現地出張技術指導組合員を通じて当事者と連絡がとれたのですが、その日は既に特別退職金支給で母子家庭を除くパート解雇を妥結調印した後でした。 残った嘱託社員で解雇反対組合を結成して前述の成果を上げたのですが、既存の同盟御用組合は「第2組合結成反対!潰せ!」という方針を職場に出して嘱託組合との対決を煽ったところ「おまえら組合は『(嘱託の)おっちゃん達の首切りはやむを得ない』って言って見殺しにしたじゃないか!おっちゃん達が自分の首切り反対で組合を作ってどこが悪い。邪魔するんじゃ無い!」と同盟傘下組合各職場で衆議一決、御用組合執行部を表立っては動けなくして解雇撤回嘱託社員組合を大いに激励し助けました。 東京本社の組合の子会社支部を名乗って嘱託社員労働組合を結成して解雇予定通告撤回と初の春闘を乗り切って以降は、実際の組合運営指導を現地地区労とその争議対策部=国鉄労組分会が顧問を引き受けて団体交渉委員に就任、嘱託社員の少数組合を支えました。 新全総路線で徴税猶予や駅直近の工場用土地・従業員斡旋など様々の特別優遇措置を与えてきた誘致企業の身勝手な首切り合理化として地域の顰蹙を買い議会で問題にもなっていたことに加え、解雇反対で結成直後の純中立組合の争議として地域ぐるみ、社会党・反共系、統一労組懇・容共中立系を問わず総力支援が得られて始業前の門前ビラ配布早朝集会など大きく取り組まれて会社を追い込み解決の力になりました。

 金を貸した相手を時に罠を仕掛けたりして破綻に追い込んで田畑財産を丸取りして暴利をむさぼり、娘を身売りさせる「高利貸しはそれ自体が犯罪で撲滅の対象」であり「違法な高利の貸し金の元金も没収、刑事罰に問うべきだ」という根拠が大変良く分かりました。 「元金も返済免除」は政党の掲げる高利貸し対策政策としては共産党だけが主張していたもので、共産党以外の党は高利貸しの元金保障で高利貸し営業を存続させる政策でした。 高利貸し側は相手が共産党系といわれる弁護士と分かると「そういう取引はありません。そんなお客さんはいません」と、不当・違法な貸し付け・取り立てをした業者ほど元利丸ごとの請求放棄をする者が多く出て、事件を持ち込んだ弁護士の傾向次第で事件解決が大きく変わりました。

 このような貧困・極貧は昔から有り、高利貸し合法を前提に、身売りして親たちの窮地を救う孝行娘という感覚があって、色街での年季奉公を明けるか、身請けしてきてカミさんにするというのは庶民感覚としては抵抗感がなかったのでしょう。庶民芸能「落語」でも「郭もの」として1ジャンルになりNHKラジオ時代はゴールデンタイムにも多く放送されていました。 「家」と「血統」を極端に重んじる儒教的階層以外は娼婦に同情的だったのが日本人の感性で、現在右翼が最大限の蔑視感情を込めて「売春婦!」と罵る状況にはかえって酷く違和感を持ちます。「お国のために命を掛ける兵隊さん達をお慰めする」として業者とその配下の慰安婦を募ったのでしょう。身売りされた選択できない立場でより酷くない境遇として公娼である慰安婦に応じた、それは自発的意思とはかなり違います。
 もっと古くは夜伽もするのが常識だった白拍子を源義経、木曽義仲は妻にしていたり、伊豆の踊子一行の幼さの残る踊り子は、あの時代の一高学生川端康成の夜伽をさせられていたのではないか?その経過をモチーフに部分を美しく切り取ってあの短編小説「伊豆の踊子」が書かれ高校国語教科書にも載ったものではないかと勘ぐられるところであります。 高校国語教科書では「この子ったらもう色気づいた・・・・・・」云々の2行が原作から削除されていましたが(w。 教科書掲載の「伊豆の踊子」を飛ばし読みして何かしら目黒のサンマを食わされたような油の抜けた違和感を感じて原作と比較対照して2行削除を発見!ガキ扱いしおって!と思ったのですが、国境のトンネルを越えた「雪国」では左右の胸を「平均に」というのも有ったようで、川端康成作品は高校教科書掲載にはなかなか・・・・・・(w。文学作品を事故調査検討のような読み方をしてはイカンのでしょうなぁ。
 さらに戦地で「軍票」支給など外出できない慰安婦にとって最初から紙ペラで、敗戦で全く紙切れになってしまいました。「慰安婦で大きく儲けたろう」という攻撃は全く当たりません。

慰安婦そのものと吉田証言取り消し後の会社対応の検証記事こそ必要、朝日系メディア
  各編集部が経営幹部達をサカナにできない体制では同じ愚を繰り返す  <3.8>

   See→朝日新聞第3者委員会調査報告報道 2014/12/23東京朝刊30面: 報道としての「中立的立場」を維持しながら、朝日側からのまともな反撃にかなり好意的スタンスの報道
   See→朝日新聞第3者委員会調査報告要旨 2014/12/23東京朝刊6面: (12/25追補) 

具体性不明確で口先だけの反省?社長会見
本気なら「櫻画報」朝日ジャーナル誌回収編集部左遷の総括は欠かせない

   See→朝日新聞12/26社長会見 2014/12/27東京新聞朝刊26面: (12/27追補) 


2014/12/21 23:00

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