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珍ルート!新宿発
臨海京葉武蔵野線経由鉄道博物館行き!

 某お役所の厚生部ルートで、新宿発臨海線京葉線東北貨物線回り大宮鉄道博物館行き臨時列車のチラシが回ってきまして、普段は営業列車が通らない京葉線新木場駅先の合流通過が売りのJR東日本パック旅行型企画商品であることが分かりました。3/20春分の日に183系で臨時列車を仕立て、大宮解散で入館料込み大人\3,800.、350人募集というので、一瞬興味をそそられましたが、鉄ヲタの暑苦しいのがゴソゴソっと集まってくるのかと思い至り、急速に冷めたのであります。
武蔵野貨物線のお座敷電車
武蔵野貨物線(南線)を行く臨時お座敷列車(電車)
稲城市向陽台1丁目竪谷戸大橋西詰めより 2002/09/18 17:28
(生田トンネルから3つ目の多摩川右岸に出るトンネル入口)

 関東周辺の珍ルートとしては、湘南−新宿ラインと、東海道貨物線が日常的に旅客運行となって毎日乗れる他は、武蔵野貨物線(南線)生田トンネル10.36kmを通る鎌倉行き臨時列車が常磐線いわき駅とか、青梅線などから出ていて、そのうち乗ろうと思って10年近くが過ぎてしまいました。(右写真は2002年に新規購入のカメラテスト中に偶然撮影の武蔵野貨物線お座敷列車)。ここは横浜−立川の短絡線ですが、旅客がさほど多くないのかも。

 総武線沿線では金新貨物線と、東京港への小名木川支線が特にレアで、長野オリンピック誘致では両線をIOC開催地選考委員専用特別列車を通してるハズなんですが、新小岩駅は千葉方面にしか繋がって居らず、更に小名木川支線は現在事実上保守用レール倉庫の運搬線化していて、旅客を通すにはどうも具合が良くなさそう。総武快速線は空港輸送N'EX最優先で、酔狂な臨時列車など通していられないかもしれません。

 南武支線はごく短い盲腸線ですし、あと、可能性があるのが東京貨物ターミナル見学訪問とか、そこから臨海線に抜けてませんかねぇ。路線設計時は抜けるはずだったとこですから、甲種輸送用の渡り線でもあれば繋がるのですが・・・・・。
 久留里線のタブレット交換もあと僅かで見られなくなるので見ておこうと思ってるうちに、葬式厨がピラニアの如くに押し寄せてる時期になってしまい、もういけませんです。かっては千葉から先は総て腕木信号とタブレット交換でディーゼル準急列車が走っていたのですがねぇ。準急運転席後側車体に鉄柵があるのは非停車でタブレットを受け取るためのガードですし、房総はスプリングポイント王国だったのですが・・・・。
 木原線(夷隅鉄道)−小湊鉄道房総縦貫一周とか、成田−我孫子−上野回りとか、企画してみようかなぁ。

[武蔵野南線(貨物線)生田トンネル]   <2>
生田トンネル北西口
北西口(稲城側)
生田トンネル銘板
北西口銘板
(京王相模線稲城駅先を陸橋で交差、南東(左)へ約600m、 2002/10/18 16:28撮影)

東京ゲートブリッジ
東京ゲートブリッジ(六本木ヒルズ森ビル52F展望台より)  <3>

東京ゲートブリッジ
建設中の東京ゲートブリッジ(葛西臨海公園駅から)  <4>

東京ゲートブリッジ見学はトホホ    <3>

 '12/02/12開通の東京ゲートブリッジは開通したら見に行こうと思って、それが売りの日帰りバスツアーに申し込んだのですが、それなのに美味くもないブランド店グルメツアーの最後に、日没後の真っ暗な橋をサッと通過して「ドライブ」だって!トホホに過ぎ、カネ返せ〜〜(w。娘に運転させて、ちゃんと橋の歩道に上がって見てくることにします。たま〜〜の親孝行。六本木ヒルズ森ビル52F展望台からはレインボーブリッジと共に真正面に見えました(右写真→)。汐留再開発地区の電通ビル47F有名グルメ店からは遮光カーテンが降りていてダメ。相席の老夫婦が店員に「ブラインドを少し開けて景色を見せて欲しい」と頼んでましたが、「今も冷房しており暑くなるからダメ」と慇懃無礼に断られていました。隣の店はブラインドを目の高さまで半開で47Fからの絶景を見せています。実際は、ガラスの内側のブラインドで遮った熱量は室内を加熱するので人に直射日光が当たらなければ冷房量としては変わらず、有名グルメ店の言い分の方が間違いで隣の店の対応が正解。客の言い分も良く聞かずにアベコベに説教するのが「有名グルメ店」の常の様でありまして、決して気分良く美味しいものを食べさせるところではありませんでした。おそらく、受け入れ単位が大型観光バス1台40人以上というのが、その店の美味しく食べさせられる限界を超えているのでしょう。社員食堂のように2交代にして、半数は展望デッキで景色を堪能しているとか、受け入れ店側の工夫も要るのだと思います。
 料理は出来たてを食べてこそ美味しいのに、渋滞でいつ到着するか分からないツアー客に向けて膳を作って待っていたら、冷たい寿司も生暖かくなって半乾き、天ぷらや焼き肉も冷めて硬くなろうというモノです。築地の寿司は材料は良かったから、事故渋滞1時間余の半乾きでなければもっと美味しかったはず。有名ホテルシェフなどからスピンアウトした我が町の腕の良い職人さんの店の「昼定食」の方が美味しくて、ブランド店へ日帰りツアーで食べに行ってはダメですねぇ〜、と反省。宿に着いてなら、入浴時間などで調整できるのですが、日帰りはダメでした。主目的のゲートブリッジがダメだったのが最大失点(w。

P.S.(ツアー改良済みか)
 「千葉地域発で、ゲートブリッジ脇に降りたって見学するグルメ探訪日帰りバスツアー」というのが夕方のTV番組で紹介されていたとか。値段も旅行業者も同じですから、帰り道に出してきたアンケートのクレームで日程をちゃんと組み直したようです。特にあのゲートブリッジはタダ通過しただけではその威容は感じられず、最低限、ヘリポート付近や橋詰め近くの公園から見学することが必要ですから、妥当な修正がされたのですが、新開発ルートのモルモット客としては、現場任せで流動的な旅程の途中で「明るい内にゲートブリッジに降りて見せて」と頼んで断られたこともあり、まだ文句を言い続けたいところであります(w。
 橋の「見学」というのはそこを通ればよいと言うのではなく、威容など特徴が感じられるビューポイントに案内する必要があり、レインボーブリッジも、ゲートブリッジも目的意識的にそれを捜して案内することが必要でしょう。「ゲートブリッジ見学」を売りにするのなら、橋詰め近くの公園のほか、六本木ヒルズ森ビル展望台や、レインボーブリッジもよく見える電通新ビルレストランからの眺望もセットで紹介、店側には「冷房の都合でブラインドは開けません!」などと無粋な台詞は言わさず、目の高さまでは開けさせる様に気配りして貰いたいもの。日本料理では、料理の見てくれも周囲の景色も美味しさのうちですからねぇ。もし拒否されたら隣の喫茶店に切り替えて折り詰め出前にするオプションも加えてちょうだい(w。コーヒー代で\1000.くらい高くなっても鼻息荒くないそちらにします。 (2012/04/21追補)

P.S.2(直射日光熱算定不十分)
 「ブラインドを上げられないほど暑い部屋」というのは、冷房能力に対して、直射の太陽光により室内に直接持ち込まれる熱量が大きくて、冷房できないということです。多くの冷房計算では部屋の広さを基準に、日当たり向きと、木造・コンクリート構造で経験的に冷房能力を加減する簡易的な方法で決定されることが多く、積算した熱収支を元に容量決定されないので、全面ガラスの建物では排熱しきれなくなって猛暑に見舞われ、窓が開かないので熱気を外に捨てることもできない悲惨な状況にもなりえます。
 の日照の典型例を試算してみましょう。緯度は北緯35.5度(東京)、地軸の傾き角23.4度、太陽光のエネルギー密度1.0kW/m2、光の平均反射率18%(コダック提唱標準スクリーン基準) として、反射光も室内で吸収されるので18%を2回適用することにして、身近な南向き6畳間で冷暖房を考えてみましょう。(大気の吸収で低高度の太陽光強度が弱まることは予想されますが、その実測データが得られず、省略します)。
室内日照
 H=(L+L2)・tan θ1、  h=L・tan θ1

 H=L2・tan θ2 、より

 L =h/tan θ1、   L2=H/tan θ2

 H/tan θ1=h/tan θ1+H/tan θ2

 H(1/tan θ1−1/tan θ2)=h/tan θ1=L

 H=L/(1/tan θ1−1/tan θ2

  =(h/tan θ1)/(1/tan θ1−1/tan θ2



<1.南側面全ガラス室の
 間口2間×高さ1間半(3.6m×2.7m)で、南中時のガラス面への入射角が77.9°(=90゚−緯度35.5゚+地軸傾斜度23.4°)とすれば、室内への太陽光熱量=1.0kW/m2×3.6m×2.7m×cos77.9°=1.97kW。
 ヒートポンプ式エアコンの冷房能力は、6畳用として売られている機種で2.2kW程度ですから、その能力のほとんどがガラス窓から注がれる太陽熱を排出するために使われて、室内は全然冷えません。窓が開かなければ熱気を外に捨てられず、まるでCIAやKGBの炎暑拷問です。日当たりの6畳間の冷房は、標準の1.5倍〜2倍はないと苦しいから、窓の外側:外気側に遮光材を設置する必要があるということです。農業用遮光ネットとか、ゴーヤやヘチマの遮光棚で良く効きます。

<2.南側面全ガラス室のor西日の部屋
 間口2間×高さ1間半(3.6m×2.7m)ですと、太陽南中時のガラス戸面入射角が31.1°(=90゚−緯度35.5゚−地軸傾斜度23.4°)とすれば、入射熱量=1.0kW/m2×3.6m×2.7m×cos31.1°=8.32kW が室内に入る熱量で、それが反射で出て行く分が0.182で、室内に留まる太陽熱量は8.32×(1−0.182)=8.05kW。外気温にも依りますが、6畳間にこれだけの熱量があれば冬の晴天の日中の暖房は概ね無くて済むでしょう。
 しかし、夏の西日で8kWもの熱が室内に持ち込まれては、最大2.2kWのエアコンで冷えるはずがありません。「西日の部屋は暑い」と言われる基本原因です。熱線吸収ガラスで受け止めた熱量は、半分以上は温度の低い室内に入るので、2重窓で抑えるにしても、4kWもの熱量を最終的にどう逃がすのでしょうか?熱線吸収ガラスは、熱線の直射は吸収しますが、それを温度上昇にするので外気直通の熱換気などの排熱機構が必要だということです。

<3.公団住宅南側6畳間の
 古い公団住宅など、6畳間の南側に1間(1.8m)角のガラス戸に日が当たっていれば真冬にほとんど暖房が要らなくなると言いますが、太陽南中時のガラス戸面入射角が31.1°(=90゚−35.5゚−23.4°)とすれば、入射熱量=1.0kW/m2×(1.8m)2×cos31.1゚=2.77kW が室内に入る熱量で、それが反射で出て行く分が0.182で、室内に留まる太陽熱量は2.77×(1−0.182)=2.68kW。これだけの熱量があれば日中の暖房はほとんど無くて済むかも知れません。
 しかし、夏の西日で2.68kWもの熱量が室内に供給されては、エアコンの排熱量2.2kWをかなり超えていて冷房を働かせても暑くなる一方です。冷房の前提としてはまず「遮光」ということで、住居なら庇や上階のベランダは必須です。

 ケース1と2で、窓寸法が同じなのに、冬や西日の入射太陽熱の方が試算上4倍も大きいのは、太陽が低く、室内に直射する太陽光が非常に大きくなることを示します。(大気層長さが長くなって余計に減衰する分は倍率が小さくなりますが・・・・・・下表右欄、入射高度による露出補正値を見る限り大気減衰の影響は小さいようです2012/06/27追記

太陽撮影望遠レンズ制作記事より)
 それは同時に、西側には窓がないとか、室外にヒサシがあってそこで太陽光を遮って、太陽熱をヒサシや外壁から外気に直接放出すれば、その分の冷房能力は要らなくなることを示します。建物外壁から室内への熱抵抗が大きければ、外壁からの熱放散で室内へ入ってくる熱量を減らせます。
 そう考えると、建物の適切なヒサシは省エネに有効で、敢えて全ガラス構造にして、室内に入った熱を、動力(エアコン)で排出する構造は、たとえ見てくれは良くても、省エネ面で大変不合理だと言うことになります。
 ヒサシ先端の位置は、夏至南中時=陽の高さ77.9°で室内は陰になる位置で、冬至南中時=陽の高さ31.1°では部屋の奥まで陽が差すよう、なるべく高い位置となります。1間半(2.7m)の高さが採れれば、軒の張り出しは2.7m/tan77.9°=58cm、この時の冬至の日差しは、2.7m/tan31.1°−0.58m=3.9m先の床まで照らします。家の建つ方位が南北線からずれるに従い日照効率は悪くなります。
 円筒全面ガラスビルに、五重塔のような各階毎の日除けヒサシが付きますとまるで逆さの土筆!

 鉄道車両では、外側にヒサシを置けませんから、151系、183系特急電車などの固定透明窓で、夏に乗ると太陽直射側が暑いの何の!車掌に暑いと言うと、デッキの配電盤をガ〜ンと蹴飛ばして「ダメか!故障だと言ってるのに全然直してくれないんです〜っ」って、トラブルにしない客扱いとしては大変巧いし、接点不良なら衝撃で復活することもあるんですが、あれは元々冷房能力が足らなかったようですよ、房総各線夏期輸送の車掌さん(w。
 近年は窓に熱線吸収ガラスを使うようになり、人体への熱線直射は緩和されましたが、熱線吸収率が高いほどガラス自体が高熱になっていて、半分余の熱量は室内に伝導・対流で入り、またガラス自体の放射熱を感じてしまって、酷暑時にはまだ不十分なので、2重窓化で室内ガラスの温度を下げて対流熱を減らしたいところですが、昔より冷房能力が大きくなって何とか辻褄が合っている模様です。JR東日本のE217、E231、E233などは熱線吸収ガラスの冷却機構がありませんので、熱線を吸収した半分余の熱は(熱線吸収率の大きさに関係なく)室内にもたらされ、日照の窓際はかなり暑くなってます。車の様にガラスの外気側に熱線吸収フィルムを貼れば、ガラス側の熱抵抗は大きく、外気側は対流で放熱されるので冷房効率は良くなりますが、洗車などに対する耐久性が問題になるでしょう。ビルの部屋でヒサシが無い構造なら天井が高ければ室内のブラインドで加熱されて上に上がってきた空気を集めて、厨房の熱排気と一緒に室外に捨てて、新鮮な外気と入れ替える必要があります。厨房などの炎の熱量をエアコンで排出させるのは愚策です。
 (2012/04/26追補)

2012/03/05 03:25
(千葉新港より 2012/03/15)
千葉新港岸壁から見えた東京ゲートブリッジ  2012/03/15  <5>
東京ゲートブリッジ
↓完成したスカイツリー  <6> ↓地震で垂直陥没した電柱。 電柱広告が1/3ほども埋まっている  <7> <8>

↓地震と台風高波で破損したままの新港岸壁  <9>


↑電柱下部にはビラ貼り防止のエンボスをしたビニール板と、電話併設の注意プレートが貼ってあるが、その分全部と広告部に1/3の約2m近くが地中に陥没。

→水平だったはずの引き下ろしの配線がその分斜めになっている。黄色テープは補修予定表示。

←最も先のコンクリートの破片を見落として転倒し、数カ所のかすり傷だったが、カメラAlpha Sweet Digitalはコンクリートに叩き付けられてお釈迦になった。

 他のカメラは7〜8種類使っていて何度も山にも登ったが一度も転倒したことはないのに、この機種ばかりは全く付いてないカメラで、もう平地で4回目の転倒で2本目の200mmズームレンズはThe End!残念。買い換えるか、レンズだけ買うか、どうしようかな〜。
[P.S.1]
 望遠レンズ18-200mmズームは、見積もり付きの修理に出しましたら、\10,000.で治してもらえました。ボディー内手振れ補正式で大量に出た製品なので新品で\17,000.と安価で、修理代として高いか安いかは評価の割れる処ですが、レンズ内手振れ補正式レンズだと倍以上しますから、新たな機種の取説を全部読み込んで理解する手間に比べて横着を決め込むことに。かっては半日もあれば読み込んで簡易取説を作ってたんですが、最近は視力と体力不足です。  (2012/04/21追補)

2012/03/16 03:00

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