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飲み仲間の叔父さん4名で平日の新鉄道博物館見学を敢行。 駅弁食事を挟んで朝10時から 16時30分まで、行列のない展示ばかりを見て歩いた。
参加者は1人を除き電子系の設計屋で、計測器設計としてン億円ものアセンブリ外注を仕切っていたとか、ン10億円を売り上げた某ドライブシステムとその生産設備を開発・設計したとか、様々の誰も手を付けない隙間の先端技術の開発納入で遊んでたとか、地域各社のかなり変な叔父さん達が呑み仲間を形成して、拠点のスナックで飲みながらこの鉄道博見学を決定。かっては某電子製品工場3次元測定室の支配者だったそこのママの誘い出しには案の定失敗したが、朝は運休と遅延はあったがほぼ予定ダイヤ通りに新宿駅のホームで合流、大宮から新交通システムの鉄道博物館駅へ。(万世橋交通博物館へは小学時代に10回前後通っているが、暫くご無沙汰だった)
suicaで入場券を購入するとsuica自体が入場券となり当日は何度でも出入り自由になるが、館外には大宮工場など国鉄労働者が育てた大宮名物の飲み屋も何も見あたらない(W。定期客じゃなくてsuicaを持っても保証金500円を取られ落としたら終わりでキセル防止器にしかならないが、私鉄やバスを乗り継ぐのにも使えて、途中精算・切符購入の手間がないのは楽で良いし、物品販売とバスにはポイントが付いてくる。営団地下鉄の改札外継続乗り換えにも対応している。最近よく行く三島はJR東海だから使えないが、途中の小田急には使える。振り替え輸送の対象にならず自費だという話は聞くが、それはその時だ。定期がセットされてなければ大抵は振り替えにならないから元々だが、立川発南武線川崎行き終電車23:31が運休になって調布帰館できなくなったときは分倍河原経由京王線調布までの普通乗車券で三鷹からのタクシー券を貰って約8kmを帰った経験があるから、条件次第では厳しいこともある。別にゴテた訳じゃなく案内に従い申し出ただけで、別のコースとしては登戸か矢野口からタクシー5kmというコース終車運休だからダメ、吉祥寺から井の頭線廻りでは終車に間に合わず、待機タクシーの多い三鷹駅指定は大いに助かった。
意外だったのが、一瞬敬老イヴェントか?と思うほど大宮から博物館入り口に向かう入館者に高齢者が多いのだ。ヒマだからは当然あるだろうが、年齢に拘わらず幅広いブームになっている。鉄道博物館は昨年10/14の開館から4ヶ月余を経ているのに、未だに平日の開館前の行列が500人前後に達するそうで、人気シミュレータは即予約満員、ミニ列車の順番待ちの列ができているほどの人気振りで、こちらは列のない展示を見て回ることにした。これだけの人気というのはイヴェント館として見れば空前の大成功だ。
半日で見終わるかも知れないと思って回り始めたのだが、皆さすがは元々技術屋、結構見るところは多く、夕方のアルコール切れまで見て回ったのだ。館内のアルコール販売は平日16時以降からで実質禁止。この厳しさは、国鉄JR系は酔っぱらいの扱いにホトホト手を焼いていると推察。酔っぱらい相手に機械的に規則をぶつけたらそりゃトラブルに発展するだろう。一般接客業界のようなあれこれ搦め手で酔っぱらいを抑止するノーハウは無いようだ。朝10時過ぎまで仕事で後から合流した某指令氏は「どうせみんな飲んだくれてるんだろう」と食堂スペースを廻って一行を探したが見つからず、予想に反し実物展示場でバッタリだった。それでも「おいそろそろ給油に行こうよ!」の声には全員全く異議なく16:30過ぎ頃に大宮駅前の赤提灯に移動し、さらにホームベースのスナックに流れ各自終電の流れ解散まで飲んだくれたのだった。駅弁はそんなにうまいものではないこともチャンと再現(W。何両か(…4〜5両?)の展示車両がそのまま休憩所になって食事をしたのだが、屋外展示の455系(交直両用急行用)2両には保安装置として[Ps]の表示があるから仙台周辺で最近まで走っていた車両を搬入したということだ。そこそこの車齢だろうがちょっと見には傷みは分からない車両だった。JR東日本は廃車が早いようだ。
最大の呼び物は、画期となった車両の実物展示部だ。これを見回るだけで結構な時間が掛かる。ただ照度が暗すぎる上、下回りには敢えて黒色塗装を施しているので、構造が大変見にくいし、3脚禁止で写真にも撮れない。天窓などで照度を絞り4つ5つくらいは上げて見やすくするのと、色に特に意味がなければ次の塗装で明るいグレーなどに塗り直して欲しいものだ。(冒頭のED75写真はASA3200に加え手振れ防止装置で+2目盛りで手摺りにカメラを置いて明度補正を掛けたもの。ASA100に対しては+5+2目盛りの高感度撮影をしているが、写真の多くは画角に逆光照明が入って手動補正しきれず露出不足になって、しかもASA3200の絵だとノイズが目立って補正できなくなってしまう。[撮影DATA:F6.3,S1/8,ISO-3200:LV換算8.5−5=LV換算3.5、ASA100だとF2.8で0.7秒露出相当∴暗すぎる!])
万世橋博物館で見慣れた6動軸マレー式機関車9856が再び展示されていたが、これが御殿場線(旧東海道線)で使われたものと初めて知った。御殿場線は5動軸のE10で、マレー式は戦前に南方で使ったものばかり思っていたのだ。だって「マレー」式だもん(w。(マレー式=機関車台車2台を車体がボギー式に繋ぎ、前後のシリンダーへの給気が縦続接続になっている形式)。昔の展示ではその動輪を回していたのだが、それはないものねだりというものか………
運転シミュレータは、運転操作によりキャブを動かしてGを掛ける本格的なものが設置されている。(運転ソフトBVEの大型判みたいな簡易のも半分ほどあるが……)。また、ほとんどの客は気付かないのだろうが、ミニ車両にはATS−Pに近い保安装置が付いていて、乗降の発着駅ではATO、中間ではATSで、複線ループを何列車も走らせて、前列車の赤信号に接近するとATSが動作して停止している。5m置きくらいに地上子が設置されていて、それで衝突しない。他の施設では1列車1線路で衝突を避けているから、ミニ車両運転装置としては決定的に格が違うのだが、連れの子供に代わり運転に熱中するおとーさん達は全く意識してないだろうなぁと思う。だが保安装置で多列車続行運行というのは極めて鉄道博物館らしい高度なものなのだ。
思ったのだが、ここの周辺にATS-Pの解説展示でもしたらどうだろう。運転している当人はATSによる強制停止であることに気付くが、圧倒的多数の見物人にとっては、運転士が止めたのかATSシステムが止めたのか気付かず疑問にすら思わない。折角の博物館大規模施設に解説無しは戴けない。確かに保安装置展示はスゴイ現物模型はあるが系統的解説は全くないと言っていい。携帯のコード読み取りで解説を読めるはずなのだが、私の携帯では全面文字化けで読めなかった。小列車は左右のレールから電源動力を得て走り、地上子制御の模様だ。渡り線の交差部は4方が絶縁されている。HOゲージ模型式に2個所だとポイント連動スイッチが要る訳か。でも交差部が死点になるのはどうするのだろうか?4軸総てで集電しているのかも?
自動ブレーキ装置動作模型を見掛けた。これは交通博末期に設置したものだろうか?透明プラスティック製で、弁の動きが見にくいから、その断面に色を塗ったらどうだろうか?透明のままでは理解が苦しい。
ついでに電気指令式の展示も欲しい。純自動ブレーキ車は今や貨物と、少数の客車と、旧式ディーゼル車に、バックアップとして残る201/203系くらいのものではないか。直通ブレーキか、デジタル電気指令式の解説展示がないのはバランスを欠くだろう。
蒸気機関の動作模型をみていたら、何度動かしてみても、どうも弁の動きが逆タイミングに見える。 [文末に詳解。OKかも知れない]
C57とC51が展示されて共に狭軌では世界最大の1750mmφ動輪のはずなのだが、どうも少し小さめで、特にC57では目の高さしかない。見学した4人とも身長が170cm余で、一様に「1,750mmφは無い!」という話になった。直径で100mm近く小さめなのだ。永年削正を加えながら走って小さくなってしまったのだろうか!?
実にもったいない!と思ったのが、歴史的な車両模型が1室に集められ何の解説もなくガラスケースにぎゅうぎゅう詰めに並べられていること。時代を画した各種エポックメイクの車両が写真のように斜めに突っ込んであるだけ。「博物館」としては、そういう整理をした大人向け展示こそ力を入れてもらいたいものだ。機関車では交流機の始祖ED45-1、交直両用機ED46、EF30、変電所落としなどで悪評厳しい初のインバータ機関車EF200に、(大容量の半導体ゲート素子がまだなかった時代に)磁気増幅器で位相制御を実現したED75(実物展示はある)など、銘板付きで並べたい車種は多いが、それが大量に死蔵されている。(EF200、ED45等の模型は見つからなかったが、それも欲しい車種だ)
それでも電車の発達史展示があり、そこでは20系(151系)こだまマンセイ展示ではなく、その礎となった技術を実用化した私鉄車両とその導入技術を年代順に列挙し小田急旧3000系ロマンスカー(別称いもむし)を経て20系という技術的には大変中立妥当な学術的展示をしているのだから、他のエポック車両も同水準で整理して展示してもらいたいと思う。
もっとも国鉄が特急列車に電車を採用するに際して、そのままでは上層を通らず、小田急旧3000系ロマンスカーの開発に噛んで145km/h狭軌最高速度記録などの実績を作り、それを梃子に20系91系開発のgoを得た文系官僚支配の件は一切触れていない。国鉄技研の小田急旧3000系開発への協力の経過を通じ、硬直化した大国鉄に画期的新技術を導入する上での困難さも少しは加えたらどうだろう。103系をあれほどの期間作り続けた体質でもある。そう言う意味では小田急ロマンスカー開発が国鉄車両電車化のエポックだ。今も鉄道総研開発の縦型の一体枕木構造(ラダー枕木)などを世田谷の複々線化部に真っ先に使うなど、鉄道総研と小田急の関係は深いようだが。
この「ガラス戸倉庫」は、まさに宝の持ち腐れ状態。展示場所はまだまだかなりあるようだから、ボランティアでも募って「仮説明板」を作って簡易チェックで展示、関係個所に内容を照会するか、1年ほど晒して本展示にするとか、料理法があるだろう。強引なWikipedianの排除には学芸員の職権があるのだし、採用時の経歴審査でまるきりの科学オンチは排除できるのだから、補助学芸員臨時パスでも出してボランティアの説明板ライターを募ったらどうだろう。国労あたりが裏で実力派職員の鉄博ボランティアを組合横断的に組織して展示改善に取り組む手だってある。基本の整理表は学芸員が合議して決めて置くぐらいの準備をすれば大きくは外れない。
万世橋交通博物館時代の主に土木建築技術関係の展示がほとんど無くなっている。土木建築と線路無しに車両だけでは鉄道にならないのだから、これは復活した方が良い。広い館内のどこかに山積みされているのだろうか?引っ越しのどさくさに捨てられたのだろうか?
確か、丹那トンネル掘進模型とか、上路式アーチ橋とか、PC橋(総武線花見川橋梁?)、………、(もう存在しなくなった各種可動橋模型もないが、これは鉄道としては不合理施設だから撤去で良いかも……)。日比谷線中目黒事故で恨みのガードレールや、乗り越し分岐の展示も見あたらなくなっている。索道模型も無くなった。本四架橋の吊り橋模型は一時交通博には無かったか?
「新技術」というならTBM(トンネルボーリングマシン)と各種シールドマシンは必須だと思うが、初期の加圧(潜函)式シールド工法の展示も無くなっている。新幹線併用トンネルたる青函トンネルだって展示対象だろう。
辛うじて清水峠松川ループトンネルと関門トンネルの断面模型が動かない(=断面を見せないまま)彩色だけされて展示されていたが、関連OBを総動員して指導を仰ぐなどして動くようさっさと調整すればいいものを!
HOゲージ模型のレイアウト=ジオラマは独立室になっていて整理券のない人は運転休止中も見られなかった。居座る客を考えたら独立展示しかないのか(W
各種シールド工法については最も経験深い東京地下鉄(営団)の地下鉄博物館(東西線葛西駅直下\500.現\210.)が大変詳しいが、あれには及ばなくても、必要な展示だろう。京葉線や総武東京トンネルにはシールド工事区間はあるし、総武快速線隅田川横断などには沈埋工法トンネルも使っている。山岳トンネルは特殊地盤でなければTBMの時代。JV(=共同企業体。ゼネコン単独ではなく他とJVを組んでの受注が多い)のPR用「現地工事事務所」などに展示していた模型でも残ってたら貰ってきて並べるだけでも違う。これだけトンネルを掘ってたらどこかの展示模型がどっかの倉庫に眠ってるはず。倒産寸前だとか、お前は既に死んでいるとか散々囃されて少しでも陽気な話題が欲しいトンネルの熊谷組あたりに声を掛けたらダンプで運ばれて来たりして(w。同社社内報用の贈呈式でもやればタダで手に入る。(地下鉄博物館の非常に豊富な模型はそれら工事事務所出かもしれない。それなら現地用と本社用など複数作ってる可能性がある。関係JVゼネコンに問い合わせて提供を求めたらどうだろう)。
自動連結器の実操作も無いが、これは交通博時代に既に撤去されているかもしれない。指はさみなどの事故を止め切れないからだろうが、透明ケース内収容で復活できないだろうか。すでに青い103系のドア開閉スイッチはテープが貼られ操作できなくなっている。お客が無茶をやるからだろうが、困ったものだ。
鉄道総研公開日展示 パンドロール'07/10/13
| 不使用「合成架線素子」 =架線ダンパー |
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線路関係の展示は冷たい。締結装置だけでも3種類は並べてあり、話題のパンドロールもあるのだが、それらに名称票すらない。去年の鉄道総研平兵衛祭では解説付きで7種ぐらい並んでいた。あれを買ってくるとか。大昔はガードレール各種の展示模型があったような気がするが、いくらお子様仕様展示とはいえ、縁の下の力持ち部分を軽視しすぎだと思う。
昨年の総研平兵衛祭では外注工事屋さんたちがレールをテルミット熔接する実演をやっていて、100人近い見物人に囲まれて結構楽しそうに溶接作業を見せていた。普段の保守作業なら見物人の居ない深夜作業ばかりで全く存在を知られない日陰の存在なのが、その日だけは晴れの主役だから作業者皆が乗ったのだろう。
0系切断車体周辺の新幹線建設展示中に架線構造として「合成架線素子」(=架線振動ダンパ)という解説図がある。開通初期はその通りだったが、振動と風による事故が重なり間もなく総て取り外している。それは架線振動をMKR(質量、バネ定数、抵抗)の集中定数系として解析して、ダンパーに架線振動を吸収させる目論見が現実に合わなかったからである。
その後、架線を伝播する張線振動波という弦楽器の振動に似た分布定数型解析が行われて、波動伝播速度の70%〜50%くらいの速度までならパンタグラフの離線が抑えられることが分かり、架線の張力を極限まで上げて高速度での集電を安定化させる構造設定になっていった。架線の芯に鉄材を使うのは強度を上げて張力/質量(線密度)を大きくして波動速度を上げるためのものである。
すなわち歴史的経過としては初期に現実に採用された構造だが、すぐに不適切な構造として撤去排除されたものだから、一般的な博物館展示としては削除すべきものだ。却って整備新幹線用高張力カテナリー架線こそが新幹線の高速架線構造として紹介されて良い。架線振動の波動速度
v≒sqrt(張力t/線密度ρ) として、この70%〜50%の速度が安定した集電状態の得られる常用最高速度とされている。とうに捨てられた旧解析結果のパネルを博物館に展示してはいけない。
(この展示のソース判明!鉄道総研が開業まもなくの撤去と、その後の整備新幹線用高張力高伝播速度架線構造の成果を認めた資料修整を行っていないためらしい。See→[わかりやすい鉄道技術]総研テキスト:08/09/20)
[試算例]
図書室が祝祭日のみ開館。万世橋時代は開館時は常時開室だと思ったが、専門資料を揃えて常時開館にしてもらえないだろうか?悪質な盗り鉄対策で開けないのだろうか。今、特に読みたい資料としてはJR東日本社内教育資料「ATS-Pのすべて」あるいはJR西日本の同様の一般社員向け資料。次いでJR総研のATS-X仕様書。ATS-Pのあの車上演算照査方式は保安装置の画期で、たちまちのうちに私鉄を含むほとんど総てのATCに採用されていったが、JR在来線には金食い虫などの悪評でなかなか拡がらなかった。
国鉄特急の高速化答申とその関連資料とか交流電化とか博物館として展示すべき様々の歴史的資料はJR東のそこら中に転がっているだろうに。
パンタグラフには上昇時はバネの力で、フックを外せば上がり、下降時は圧搾空気を使うバネ上昇型と、逆に下降時がバネの力で、上昇時は圧搾空気による方式があり、その使い分けについては2説があり、どちらも説得力のある部分があって正しいのか今のところ確定できない。
●直流−交流説
直流用はバネ上昇式が主で、フックを外すだけでパンタグラフが上がり起動できるが、交流だと、逆に何等かの原因でフックが外れただけで上昇して特別高圧20,000Vが加圧されるのでは危険なので、エアー上昇バネ下降式を使う。
という解説をどこかで読んでいた。ところが交流電車用のパンダグラフ実物展示が直流用と同じバネ上昇式に見えたのだ。
●機関車&外国バネ下降説
日本の電気機関車は総てエアー上昇バネ下降式である。エアーが抜けるとパンタグラフが上昇できなくなり、その場合、直流機は絶縁棒で持ち上げて給電しエアーを貯めるが、交流機では高電圧で危険なのでバッテリー駆動による小コンプレッサーでパンタグラフ上昇用のエアーを作って上昇させる。外国ではエアー上昇バネ下降。
真相はどっちであっても大差ないし、両方を混用しているのかもしれないが、「博物館展示」ともなると「解説」が誰かの作文かどうか、突きたくなるではないか(W
See→[攻撃コース] |
大宮駅傍の赤提灯で呑んでる最中にイージス艦の漁船撃沈の続報が放映され、僚船のGPS航跡記録を元に逃げまどう漁船団の動きが解説される。その内容からすると、どうも撃沈された「清徳丸」はイージス艦からは全く認識されてないままぶつけられた模様だ。
某ドライブ開発氏は「この条件でプラスティック爆弾を積んでテロを仕掛ければ、最新鋭イージス艦を報復撃沈できるってことだ。愛媛丸撃沈のアメリカに仕掛けるか、兵站給油の日本に仕掛けるかは分からないけど、あれだけの報復をやるイスラムに掛かったら、漁船に化けたりしてきっと狙ってくるぞ!自衛隊と米軍内じゃそっちの方が大問題になってるはずだ」。
確かにそうだ。技術的には相手の船影方向が動かない衝突点(=交差点)予測航行で接近してぶち当てればいい。標的艦が絶えず一定方向に見えるように操舵して接近すれば良いのだ。通常の戦闘モードなら攻撃側が相手側から見た断面積が最小になる正対方向で接近するから判断しやすいが、平時に衝突予想点に向かって直進する船が攻撃船かどうかはそのままでは判断がつかない。大きく回避行動を取ってみて、相手が新たな衝突予想点を進路に選んで初めてアヤシイとなり再度回避操作となる。それが見えない、あるいは見ていないのだから報復攻撃の大穴だ。
気に入らない小説を翻訳出版しただけでイスラム高僧から死刑宣告され、勤務する学内(広島大建物内)で何者かに刺殺される事件は現実にあり、何万人も殺されて実害の大きいイラク戦争・アフガニスタン戦争にあたっては遙かに大規模な報復は有り得るだろう。そんな巻き添えにはされたくないものだが、なだしお事故に続く海上自衛隊の海上法規無視の傲慢な操船は、米国の盾:イージス艦の非常な弱点を世界に晒したから、敵対側の報復攻撃を大きく誘導したことは間違いない。その影に怯えて自国の漁船・船舶を砲撃・撃沈などという再事故は尚更御免だ。夜の海でUターンして必死に衝突から逃れた僚船の様な運行をしたら今度はテロ船と間違われてバルカン砲(より正式にはガトリング砲)を見舞われて船体は粉みじんに吹っ飛ぶだろう。弾丸に炸薬が内蔵され、家一軒が数発で飛散する破壊力があるのだから。(北朝鮮不審船撃沈時には既に使われているはず。その時のニュース映像の光る弾道は、照準を確認するために混ぜられている曳光弾のもの)
それにしても安物のOKI電気製漁業用ミリ波レーダーの1つも艦首にぶら下げておけば艦首の死角もなくなり港内の杭1本が画面に映る解像度とかで、画面を普通に注視していたら十分避けられた事故だろう。ミリ波レーダーがないから起こった事故じゃなさそうだが。米国攻撃の検出にのみ特化されたシステムというのは全く話にならない米軍従属番犬兵器ではないか!
弁タイミングが逆廻りに見えたのだが, 真相は? |
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蒸気機関の動作模型をみていたら、何度動かしてみても、どうも弁の動きが逆タイミングだ。展示するときに逆転レバーを「後進」に倒してアクリル展示カバーをかけてしまったのか?………というより、元々は逆転レバーを操作させて、正転、逆転のバルブギヤの動きを見せるための模型だと見受けられる。それを駆動モータの逆転スイッチを省略して1方向展示にしてしまい、その逆転機設定方向を間違えて展示したのではないだろうか。もっとずっとゆっくり動かさないとバルブギヤ装置とピストンの関連が良く分からない。
リターンクランク90度遅れ、弁室中央給気両端排気、ラジアスロッド下前進(国鉄型) 正逆動作図 逆転器によりラジアスロッドを上下させて前進後退を切り換えている。 [構造・名称図] |
そういう目で蒸気機関車の写真を捜すと、「芸術写真」ばかりで、バルブギヤーと水蒸気排気が都合良く一緒に写ってるヤボな写真はあまり見あたらないのだ(W が、画像GoogleをC57などで捜すと、これらの写真は前進中で、リターンクランクは90度遅れ型で、逆転器は下側移動と見える。
それなら展示と同じだから正しく設定されていることになる。
決定版!
90度差が標準、ピストンと弁
発想を切り替えて、ピストンが両死点付近にある時に速やかに弁の切替が行われ、弁が左右両端位置で全開の時はピストンが中央位置にあるという位置関係は、メインロッドのピン位置と、バルブ駆動ロッドのピン位置が丁度半周期ずれる位置が基準位置で、見かけ上弁の取り付け位置オフセット角分移動して設定されていると考えることができる。弁ロッドが90度遅れ(=90度進み)で、シリンダーが死点の時にバルブが最高速でピストン方向に駆動されて切り替わり、高圧蒸気が供給されるという動作になる。
メインピンに固定されるアームの角度が異様に見える理由は、基準円の直径が大きく異なるメインロッドピンと、バルブロッドピンを繋いでいる為で、車軸中心から見た角度差が90度+(メインロッド中心方向と弁ロッド中心方向の差)ということになる。
ピストン側からも弁を動かしていて役割は切替促進等考えられても不詳だが、アーム比が大きく、動作は圧倒的に逆転器側駆動ロッドの支配である。
結局解説模型の動作速度が速すぎて目視ではタイミングを追えなかったというのが実質の結論か!展示としては着目点の解説が欲しいところだ。
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http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/dc/Steam_locomotive_work.gif |
この図では蒸気供給側が弁の両側でリターンクランクは90度遅れ型だから、逆転機は上側で可。弁下中央○が排気管。
国鉄型のように蒸気中央供給なら逆転機は下側にセットすると前進。(部品名がワカラン!中央給気&両端から煙室内排気で燃焼を助ける構造が標準でこの図は逆方向供給だと思うが∵低圧側がその分断面積大なので。)
給気が表示されていてこの速度なら何とか分かるが、鉄道博物館の展示は肝心の着目点が無解説の上、回転が早すぎて動作を追い掛けきれず逆アクションに見えてしまう。速度を半分以下にしてもらいたいのと、折角付いてる逆転レバーは設計企図通りに操作出来るようにして欲しい。(臨時措置:インターネットPCを置いて前出逆転動作図アニメを表示しておく)
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