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本日2/1は事故調による意見聴取会だが、昼のTVニュース報道ではJR西日本丸尾副社長がそこで「日勤教育は有用なもの」と述べて早速事故調委員長から「(尼崎電車区運転士自殺事件裁判判決を引き合いに出すのは)筋違いで奇異に感じる。取り消してはどうか」と厳しく指摘されている。日記#122「総括(現状認識部)のない作文!JR西日本安全性向上計画」でも述べたが、案の定、JR西日本幹部は安全確保の基本原則を何も理解していないことを再度あからさまにした。エラー前提の対策は絶対認めないつもりのようだ。事故調勧告はJR西の対策方針「安全性向上計画」に改めてエラー前提の対応追求を書き込ませる必要があると思う。同計画ではエラー前提を「報告」に限定して対応と切り離すトリックで実質除外している。
経営者である彼らには根拠のないドグマを唱えるのではなく、正確な事実把握と、その評価をして貰いたいものだ。
基本的な安全対策の狂いは#122で触れた通りで参照されたいが、具体的対応として先ず、一昨年11月2日にスクープ報道されたATS-P曲線速度制限誤設定問題[#90]をどう理解したのだろうか。
設定ミス発生の主な原因は、意見聴取会用事実報告書では「大阪支社信通がJR西独自のコード拡張部を知らなかった」となっているが、その原因を更に辿ると、何と全社の基本記録・基本図面たる「施工基準」などの文書が作られて居らず、納入メーカーの文書でしか見られない状況がある様だ。また他線区の速度制限設定エラーは本社担当者にさえも速度制限設定基準が徹底していないということだ。これは一元的な技術文書・図面管理体制が確立されてないというマネージメント側の問題で、どうも福知山線ATS-P誤設定は支社設計担当の責任ではなさそうだ。
117 :名無しでGO!:2007/01/31(水) 06:49:52 ID:RVWdf7cgO |
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