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高級車レクサス集中盗難:
電波中継で簡単に解錠!金属缶収納で防衛可能とは!
なぜKey電波垂れ流し? ボタン押し解錠がスジ

 最近、国産高級車レクサスなどの集中窃盗のニュースが流れて、その手口として、無線Keyの発する電波を受信・中継して対象車のドア近くに繋ぐとドアロックが解除されて簡単に盗めてしまう。 無線Keyを金属缶に収納して電波遮断すると電波中継ができずに解錠されず盗めなかったと報じられている。
新68号鉄塔
新68号鉄塔
:新受電分岐
21/03/05 16:39:38
69号鉄塔
69号鉄塔
:旧受電分岐
2018/04/25 17:21:33
特別高圧送電線船橋線JR幕張変電所送電分岐鉄塔
特高送電網@千葉船橋
特高送電網@千葉−船橋

地下ケーブル敷設工事@JR幕張変電所受電部
2021/03/06 12:14:16
花見川線30号鉄塔
花見川線鉄塔建替工事
←仮&旧→30号鉄塔
白い電線は付け替え時延長部
2020/11/11 11:35:23

旧69号&奥側が新68号
共に受電分岐鉄塔
@JR幕張変電所
2021/03/06 12:02:37

花見川変電所受電部
F13 S1/1000 ISO3200 f105
2020/11/11 11:26:34

花見川線仮設30号鉄塔
F6.3 S1/800 ISO800 f200
2020/11/11 11:41:37
特高線接続替え空中作業@花見川線30号鉄塔建替工事
F18-200ZOOM Tamron CONIKA MINOLTA αSweet APS-C

 無線Keyの電波はドアロックを解除するときにだけ発すれば済み、不動作・待機時は電波発信は全くの無用。この無用の電波を拾って中継してドアロックを解除するというのだから、何でドアを開けたい時だけの電波発信にしないのか?ボタンを押して解錠がスジではないのかという話である。

 「鍵のパラドクス」といって、簡単に開いてはいけないが、当人には開けられないと困るわけだから、複数の独立関門で防御するほかなく、レクサスの電波Keyも、関門を電波コードと距離だけではなく、最低限、押しボタン発信と、遅延解錠、押し回数解錠などの副関門が必要ということだ。
 この事態は設計製造メーカー:トヨタなどの重大エラーだ。


JR幕張変電所特高線引込鉄塔切換工事  <2>

 JR総武線幕張駅北口再開発で大きな駅前広場を造成中だが、そこにJR幕張変電所への特別高圧線地下ケーブルが掛かっていて、特別高圧66kV送電線の船橋線69号鉄塔からの分岐受電だったのを、一つ西側の68号鉄塔を分岐用に建て替えて地下ケーブルを引き直す工事がそろそろ完了する。
 3/5時点で新ルートの地下ケーブルを埋め戻していて、69号鉄塔の旧ケーブル3相2回線は既に地上で切断&撤去されていた。半年掛かりの工事で68号鉄塔の囲いの方は何をしているのかとは思っていたのだが、北口コンビニ:ローソン脇の道路が迂回路付きで掘り返されて始めて東京電力側特高ケーブルの付け替え工事と気付いた。 受電JR側の送電線マンホールは駅階段下東側にそのままになって、蓋を開いて点検されている。
 進捗状況から見て送電切換完了はまだ1回線で、予備回線は試験待ちかも知れない。 東電側のナマの地下ケーブルを見たかったものだ。(JR側はマンホール内に1本見えていた)

 特別高圧船橋線は西船橋駅南東、京葉道路脇の下総変電所と花見川橋梁上流左岸の花見川変電所を結ぶ66kV特別高圧回線で、一般の配電変電所(=高圧6,600V配電:第3次変電所)に加えて多くの鉄道変電所(=直流1,500V)にも給電しており、JR幕張変電所の他、JR津田沼、JR海浜幕張、京成津田沼、京成葛飾(≒西船橋)、新京成前原、東武塚田、などに電力供給している。 隣接特別高圧千葉線は花見川変電所から東千葉変電所を66kVで結んでいて、鉄道変電所としてはJR祐光(千葉)、JR稲毛、京成黒砂(JR稲毛の次の鉄塔)、JR千葉湊に給電している様である。
 これら配電変電所(第3次変電所)に66kVで電力供給する花見川変電所、東千葉変電所、下総変電所はもっと上位の送電網や変電所から供給されていて、千葉火力発電所隣接の千葉中央変電所、北総線白井駅南東の新京葉変電所50万ボルト受電などからの27万5千ボルトを受電、旧送電網154kV送電網からの受電もあって、首都圏としては猪苗代・利根水系など遠距離送電の旧主力の水力発電所系154kV、東京湾岸近距離の火力発電所系275kV、超遠距離≒250km原子力発電所系500kVと、三重の環状送電配分網に取り囲まれている。
 現在、東電管内の原発:柏崎と福島U、津波地震で壊れた福島T、及び買電先の原電東海Uの総てが停まっていて火力発電と水力発電で電力が賄われている。

花見川変電所275kV引込鉄塔も建替工事中  <2.1>

 JR幕張変電所に給電する花見川変電所の275kV受電花見川線30号鉄塔が腐蝕激しく老朽化ということで本年5月再切換10月完了までの約2年掛かりの建替工事が行われている。30号は花見川線の終点鉄塔である。 現在、旧30号鉄塔の西側に建てられた仮鉄塔に特高線が移設され、旧鉄塔撤去の跡に新しい土台築造工事が行われている模様。
 花見川を遡及する強い海風に晒されたためか30号鉄塔の赤錆は際だって激しく、一部の主柱と、後から追加されたと思われる最上部:落雷被害を緩和する架空地線周りのアームが特に激しく腐蝕していた。(写真クリックで拡大。激しい赤錆状態)。 周辺の塩害は激甚で、たとえば花見川沿いに京成本線にまで点在していたコスモスの群生が、2年半前、2018年9月の2連続台風で全滅して以降3季を経ていまだに復活できていない。京成電鉄が高圧配電線の絶縁不良で2日も停まったあの塩害である。 (See→日記#424-3
 送電線の移設に際しては、三相2回線6本の送電線を、1回線ずつ停電させて切換工事を行う電線鳶の人達の空中作業(写真)が見られた。 現在、旧30号鉄塔は解体済みで、新鉄塔の基礎工事中らしいから、今後、新鉄塔が組み上げられて再び送電線の移設工事の空中作業となるのは4月頃だろうか?ウォーキングコースに組み入れて少なくとも週に1回以上は工事進捗状況を見に行きたいが、12,000歩以上の「散歩」が続けられるかどうかかなりの不安あり。(現場に人が入り作業を始めており、新30号鉄塔組立開始は4月初からとか!3/29(月)辺りから作業注視必要:追記2021/03/23)
    See→特別高圧線作業(通称電線鳶)
    See→鉄道変電所と送電網調査@千葉市〜船橋市
    See→鉄道変電所の特高線・高圧線


ミスを重ね反省拒否!
日本政府の新コロナ対応  <3>

 台湾の新型コロナ対応を成功させるのに大いに力になったデジタル担当政務委員(無任所大臣)オードリー・タン(唐鳳:Audrey Tang)氏著「デジタルとAIの未来を語る」(プレジデント社2020/12/01刊2021/01/30第5刷\1,800.+税)が平積みされていて、タン氏が何をやったのか(序章)の興味に駆られて衝動買いしてきた。
 斜め読みしてみて、SARSの失敗を教訓に、当たり前のことを当たり前に、縦割り行政の必要な横繋ぎに務め、国民との双方向の公開で早い時期に試行錯誤で流れを作り流入阻止に成功したことが判って、思惑絡みもあって後手後手に回って拡大させている日本政府などの対応の拙さがよく見えてきた。
 SARSの時の日本は素早い閉鎖措置の水際作戦で国内感染を止められており、その教訓から上陸した感染症対策の不備が判って是正方針だけは出されたが現在まで手付かずで放置されて、逆に感染症の受け皿たる国公立病院の削減が強力に進められて、感染症対応の医療容量が減らされ、今尚削減圧力を強めている酷い政策で、突発的な感染爆発に対応する有効な調整機関もないことで、現状、欧米の1/50の感染率で「医療崩壊」を云々される事態になっている。
 各医療機関の感染症対応能力に応じて、回復期に入り感染力を失っている患者を感染症対応の苦手な一般医療機関に回す、調整機関があれば命に関わる重症者の治療容量は少なくとも倍加・倍増するはず。台湾と日本はSARS以降で逆転してしまった。

 2019年末に中国武漢での未知の人感染ウイルス発生を知った台湾は直ちに武漢からの入国を遮断、国民に感染予防対応を訴え、国民有志の自由参加でマスク在庫地図など様々のアプリが開発・普及されて、ロックダウン無しに無マスク生活に戻っている。 台湾としては昨年初の早い時期にWHOにウィルスの危険を伝えていたが、中国に忖度してか全く無視されて世界的パンデミックに到り、武漢ウイルスと言われて何種類もの変異種も生まれ、多数の人命が失われ続けている。
 一方、日本は同じ情報に接しながら、インバウンド:中国からの春節客を当てにし、習近平国賓来日待ちと入国遮断を遅らせ、さらに大流行の始まった西欧からの帰国者を放置して大量の西欧株新型コロナウイルスの上陸を許し、さらにオリンピック開催確定優先で、非常事態宣言を大きく遅らせて感染に勢いを付けてしまった。武力侵略傾倒の社会帝国主義者習近平を被害国が無条件に国賓で迎える愚は別記事としよう。
 さらに第2波が収束する前に、GoToキャンペーンで人の流れを作り、全国各地に感染機会を拡げたばかりか、潜伏期間が2週間有り発病前に他に感染させる、数値的制御が出来ない感染だから対応としては「ゼロ・コロナを目指して、結果としてウィズ・コロナ」となる他ないのだが、首長・首相こぞって「ウィズ・コロナ」「GoToキャンペーン」で桁違いの第3波を招いて再度の緊急事態宣言と2度の延長を経て新規発生が減らない深刻な事態が見え始めている。そろそろ感染力の強い日本型の変異種が出現しておかしくない。最悪最低の対応で、拡大一方なのは安倍・スガ・小池の人災と言うべき状況にある。
 先ずは発想を「ゼロ・コロナを目指して、結果としてウィズ・コロナ」に切り替えて、台湾、ニュージーランド、オーストラリアの様な水際体制に加えて、無症状感染蔓延懸念のある地域、職種、業種に集中的に検査を行い、隔離治療して感染収束を目指すべきだろう。経済維持に最適なのは短期間で収束させて後は自由にすることで、数学的極論でいえば感染可能期間だけ社会の動きを一斉に止めて感染ゼロにしてしまうと物理的に感染収束! 衣食などそうはいかないから武漢も2ヶ月の閉鎖を経て復活している訳で、実現不可能で感染流行を長引かせ拡大させるだけの同時に二兎を追う方針を放棄、感染抑止に重きを置くべきである。コロナ対策が成功している国は総て感染対策優先で、それを凌ぐための経済対策なのに対して、経済を言う国はいずれも大失敗になっている。
 さらに新規感染者数を指標に取っているが、それでは不足で、増加変化(非減少)にもっと大きく着目すべきだ。 そこが全く抜けたから、遅くとも昨年12月半ばには出すべきだった緊急事態宣言を、真逆政策:感染拡大策のGoToキャンペーン維持に拘り、年末の大感染爆発を想起させてからの年明けまで遅れさせてしまった。
 性質が全く判らない新型コロナウイルスの対応に、試行錯誤で最適解を追究していくものだから、原理的に現れる時折の逆アクション・錯誤判定は特に速やかに方向転換が必要である。それをあべこべに取り繕って正当化しては感染拡大策になってしまう。 何とか凌いだ第一次の後、専門家会議を後景に押しやって「政治≡経済」が出て来て第2波を大きくし、その収束前にGoTo強行!断固撤回せずがスガ&安倍政権の方針だった。
 人同士の交流で感染するのだから、交流を止めることで抑止するのは基本。人的交流促進策であるGoToキャンペーンが感染促進しないという証明:エビデンスがあれば実施は許容だが、あべこべに「GoToが感染促進というエビデンスはないから促進・実施」との誤った屁理屈で3ケ月も強行して案の定目も当てられない事態にしてしまった。実際は「GoToが感染促進しないというエビデンスはなかった」だ。
「スガの人災」、追従した一部「自民党の人災」「ウィズコロナ安倍・小池の人災」と特に非難される所以である。

2021/03/08 23:55

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