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副生成物の処理は?LPG水素分離
 プロパン:C3H8→4H2+3C?、   ブタン:C4H10→5H2+4C?
 12×3g+8g→水素8g+炭素36g、 12×4g+10g→水素10g+炭素48g

 自動車用燃料電池の燃料:水素を街の「水素ステーション」でLPG(液化石油ガス:プロパン+ブタン)から取り出して供給するという日経新聞の記事に、副生成物はどうするんだ?!と、かなり違和感を感じてちょっと試算し、重量の8割強が副生成物となり、状態転換に必要なエネルギー収支も示されていませんし、廃棄物を含むその扱いに全く触れてないことで却って疑問を深めたのでした。持ち込んだLPGのうち最大で17.2%〜18.2%が水素ガスになり残りが扱いに手の掛かる単体の炭素というのでは、その残存物利用法とセットでないと意味がありません。

 産業系で考えるには副生成物や廃棄物処理まで含んでトータルの話が必要で、たとえば原油ベースで考えれば、精製分留と改質転換でガソリン、ナフサ、軽油、中油、重油(A、B、C)、石油ガス(LPG)、アスファルト・残滓などと分かれて、それぞれ需要に応じて改質を図ったり政策的値段差を付けて均等に商品化出来るようにして、混入硫黄など廃棄物は極小になるように生産するものです。
 かってLPG(液化石油ガス)は石油分留課程の廃棄物としてそのまま燃やされていたことさえ有って、廃物を圧縮液化して家庭用燃料ガスとして売ったことから嘗ては政策的に安価だったものです。これが都市ガス熱量基準や地域・設備独占で都市ガス基準とか地域配給業者の+独占利潤でLPG専用設備のアパートでは今やLNG都市ガスより高め設定になりました。

 敗戦直後の国鉄は石炭不足で走れないピンチの打開策として、「動力近代化政策」で極端に熱効率の低い蒸気機関車廃止を急ぎました。電化もディーゼル化もこの方針によるものです。 房総半島をディーゼル・カー転換のモデル地域として現西千葉公園の位置に千葉気動車区を構えキハ10系を配置、その実績を全国の非電化区間に普及しました。  熱効率でみますと、蒸気機関車が5%以下なのに対して、火力発電所に集約すると35%〜現在60%に向上し、20%の送電損失を見込んでも総合効率28%〜48%と6倍〜10倍の高効率と安定した大出力が得られ、ディーゼル機関車でも35%×トルコン効率67%=23%で4倍以上の高効率となります。

 蓄電池方式では充電と放電の両方でエネルギー損失を生じ、揚水発電も揚水と発電と双方で損失を生じますから、ピーク負荷対策にはなりますが、トータルでは損失です。従って蓄電池車:バッテリーカーというのは発電所の効率×送電効率×充電放電効率で規定されるので、現在自然界に捨てている原子炉夜間発熱量の有効利用にはなりますが、トータルの改善効果は有るのかどうか?温水蓄熱はモロ原発夜間出力対策です。
 水素を水の電気分解から得ると、それを酸化させて得られるエネルギーと、電気分解に必要なエネルギーが等しいか、損失分を喪うだけで、総合利得としてはどうなのか?
 メタンハイドレートで得られるエネルギーと、採掘費用&エネルギーが今どういう関係で、利用のネックになっている何が変えられると資源化できるのか?

・・・・・・日経記事のLPGから燃料電池用水素を抽出するプラントでも、総合的なエネルギー収支、副生成物・廃棄物処理まで含んで記事にしないと意味を成さないということです。LPGからの水素分離プラントに微粉炭素燃焼ボイラーが併設されて高効率発電をするというのなら合理性は有りますが、GASスタンド並みに地域にバラ撒いてしまっては小規模で水素の4〜5倍の生成物の回収が必要になり、高効率も、メンテ簡易性も期待出来ないでしょうが、
 かって、かなりの大昔、鉄道車両用の強電機器メーカーの東洋電機が「シャドーマスク無用」の新方式のカラーTV受像管を開発したという記者会見をやって、各紙仲良くそのまま垂れ流し記事になり、故意のデタラメ技術解説偽情報で、株価操作になった事件がありましたが、その愚行をまたまたなぞらないと良いのですが、
 「落差不要の水力発電」(東京新聞:日記#352)は、記事そのものには問題なく、どうも新聞見出しエラーだったようですが、どうも基礎的な科学的分析が不十分な記事が目立つように思います。
 設計・製造など他分野を経験してから記者になると少しは違うと思いますが、最初から記者で、社の方針に沿った予定稿ばかり書かされていると、客観事実を飛び越えて「朝日新聞化」や「サンケイ新聞化」してしまう。この記事からは「日経新聞化」の懸念も感じますねぇ。

[試算]
 重量での動作は1[mol=分子量g]で考えれば良く(高校化学:物理化学)、
炭素C:原子番号6、質量数12、
水素H:原子番号&質量数1、
LPG(液化石油ガス)=プロパン・ガス+ブタン・ガス
プロパン:C3H8→4H2+3C?、
  12×3g+8g=44g→水素8g+炭素36g、
ブタン:C4H10→5H2+4C?
  12×4g+10g=58g→水素10g+炭素48g、
副生成物が何かは記事にありませんが、総ての水素を分離しても、残る炭素の重量が4〜5倍もあり、さらに分離しきれない炭化水素が残ることも考えられて、これをどう運搬・利用するのかの方策抜きにLPG水素転換プラント実用化の話は出来ません。

P.S.
 日経新聞以外に、この大阪ガスLPG転換触媒装置の記事はみられないようです。他紙はそのおかしさに気付いて後追い記事を控えたのでしょうか?それとも広島の土石流災害記事に埋められてのボツなのでしょうか?記者をケムに巻いての株価操作でないと良いのですが、。

カラオケ設置店を標的か?NHK受信料徴収    <2>

 貧乏人から搾り取って大企業に廻す逆アクションの景気対策に閑古鳥の鳴く居酒屋・スナックが多く、常連客としては客一人状態ではなかなか帰りづらいものですが、そこへNHK委託の契約開拓員が来て、「カラオケモニターもTV番組が受信可能だから契約しろ」「アンテナ・コンセントが有ればモニターへのケーブル接続がなくても契約してもらう」「営業活動の場での利用だから、モニター台数分の契約が必要」「取り敢えず受信状況の確認」と、夜10時過ぎに客(=私)が呑んでる所で粘っていきました。
 カラオケのモニターは、大画面のものほど専用品よりTVセットの方が安価ですから、使ってなくてもTVチューナーは付属していて、しかもBS/CS付きが普通ですから、今どきの共聴設備ではBS付きで、NHKのいう設備基準の受信料徴収ですと、地デジ¥1,310/月ではなくBS\2,280/月×2(舞台モニタ+2×壁モニタ=\4,560/月)となって、自宅で支払う分に加えて、絶対に自宅では見ていない店での視聴可能時間帯分を請求される事になります。カラオケ・モニターにTV受信機能があることを捉えて、今後はTV台数分で有無を言わさず受信料を請求・徴収するというのです。
 そこで、「座席毎にTVのある飛行機は、全座席380席分を請求してるの?」と聞きますと、「建前はそうだけど、何か話を付けてるみたいです」とは、交渉力とハッタリ力の違いもあるようで、BS機能には目を瞑ったり、逆に携帯電話のワンセグ受信だけでも徴収するのは相手の顔色次第で、送信塔から20kmも離れますと屋内では安定した携帯ワンセグ受像が出来なくなりますが、気の弱い相手からは「設置した者」として毟り取る模様。
 NHKの強引な集金は次第に酷くなっていて、老齢で自分でテレビを操作できず、介護度3認定も受けて実態として視聴していない老齢世帯に対しても「ヘルパーが見てるはず」と強弁して亡くなるまで受信料を徴収し続けました。近年の地デジ切換でテレビを操作できなくなった老齢世帯はかなりあるでしょうが、免除されませんでした。
 「状態確認」と言いましたので、それを基に請求書、催告書、提訴警告書、支払い命令、請求訴訟、差し押さえ・強制執行と、まるでインターネット不当請求やサラ金並の「手続き」が準備される準備作業のようです。

 NHKが現在のように安倍チャンネル化して、籾井会長、桃田委員のような不公正強要運営が行われている限りは、こちらから払う理由はなく「請求は安倍事務所に行け!公共放送などとはおこがましい!かって行われた職員の経費摘み食いは不当だが、管理責任の問題でNHKが頼んで摘み食いさせたわけじゃぁない。一種、被害者でもある。だが、安倍事務所、中川事務所にわざわざ御用聞きに行って、番組内容改変を承ってその通りに実行するというのはNHKの公式方針で組織の意思だ。そういう立場で支払い請求するのだから極悪質で、どう言われようと全く支払う意思も契約する意思も起こらないから、裁判を起こして力尽くで差し押さえをするしかないよ。判決が出ても強制執行を申し立てる必要があり、執行官がやってきて先ずは「任意支払い」を求めるから、その時に未払い分を払うと、諸経費と手間はNHK持ちで、通常払いの額が持って行かれるだけ。NHK自身もその集金人の不当解雇裁判で負けて復職を命じられたのに強制執行を盾に判決履行を拒否してる。それに倣うよ。給料などとは違い、将来に亘っての支払い命令判決は出ないから、その時からまた支払い拒否だ。1000室もあるホテルとかなら裁判を起こしてもペイするけど、「見せしめ訴訟」として槍玉に挙げた個人経営の店に、1件毎に断固抵抗されたら取り立て費用の方が遙かに大きくなってパンクだよ。不景気な個人業界から無理矢理毟らない方が良いと思うけどねぇ。立川のNHKには委託の集金人解雇の復職要求支援で何度か抗議に行ってるけど、NHKから不当に首になったら相談に乗るよ。委託は同じだし(w。」
 おそらく「TVセットの存在確認報告」として、これを元に受信料を手を変え品を変えて繰り返し請求してくるのでしょう。  そんなもの、安倍晋三事務所、籾井事務所、あの世の?中川事務所に行って貰いましょ。

「個人的信念」を宣言されては、公正報道不能!
会長辞任・更迭しかない打開策
  とうとう慰安婦・安倍ちゃんねる化、国営放送
 <3>

 NHK−OBの1,500余名が籾井会長解任要求署名を経営委員会に突き付けたようですが、放送局としての公正維持にはさらに現役職員が態度を明確にする必要があるでしょう。現場を預かるNHK労働組合「日放労」は何を逡巡しているのでしょうか?

 NHKが長時間粘って帰った後は看板まで一般客は来ず、平日とはいえあまりの不入りに途中で店を閉めてやってきた他店のママが一人来ただけでして、一人カラオケ状態になり、わがレパートリーの半分近く、カラオケ・リモコンの履歴面3面24曲も歌ってきたのでした。
 いわくを知らずに選曲したスナック業界タブー曲:谷村新司「忘れて良いの」をママ二人掛かりでセクハラ・ソングとやっつけられてトホホとか。谷村新司が相方の小川知子の胸に手を入れて歌ってヒットしたのを店で再現を図る客が絶えなくて困るんだそうで、済みませんでしたねぇ。 サビに向かって登るメロディーが大変印象的で♪ドドレ〜ミソ、♪ソ♯ソソミみ〜れど〜♪などと綺麗だったから「22歳」などと共にレパートリーに加えようかと思っただけなんですが、ほんの部分的にデュエットだったりで一人では無理な歌でした。 常連ラサールX氏は、「これ歌うんなら掴むオッパイも持参でいらっしゃい!」とぴしゃりと断られて封じ込められ、客のママの店を時々のぞくハゲ氏は店の娘にご執心で「○子を貸して」というもんで「モノじゃないから貸せません!」と断固断って追い出してるんだとか。この曲を選ぶとそれら大変困ったお客さんと同列になってしまったのですが抗弁のしようが有りません(w。
 NHKも、こういう超不況個人業界から毟るより、国民の立場の番組作りで支持を集めるべきこと。安倍首相ら歴代内閣の外れた不況対策同様まるでアベコベです。
     See→不公正NHKへの抗議・抵抗法 (2007/01/29 02:00)

私信メール興味本位暴露で死なせたか!
笹井芳樹氏自殺、籾井会長放言契約拒否率低減必死のNHK
 <4>

 報道の本スジで極右御用放送として非難を浴びることになったNHKは、英BBCの様な信頼性回復の方向ではなく、個人的ゴシップを面白可笑しく料理して視聴率を稼ぐコジキ路線に転落したようで、先端研究仲間でもある上司、笠井秀樹氏との個人的なメールの遣り取りを思い入れタップリの台詞付きで暴露!この放送以来笠井氏は傍目にも様子がおかしくなって自殺に至ったと報じられています。
 神経をピリピリ張りつめた開発・研究作業の緊張緩和に、鼻歌・高歌放吟とか、スレ違いのあいさつに「愛してるよ〜」などというのは極々普通の事で、それらを額面通りに取られる公開の場に曝すというのは、極々悪意の攻撃でしか有りません。実際に転けたのならそれは別の評価ですが、公開されるはずのない私的領域のほとんど意味を持たないかも知れない屑情報を暴露して世の批判に曝させるというのはもはや犯罪!特殊なプレイボーイは別として、この手の研究者・技術者に世の悪意の噂の耐性が有ったとは考えがたく、興味本位の私信メール暴露が事件で追い詰められていた笠井氏を自殺に追い込んだ可能性が極強いと思います。NHKとしてどう責任を取るのでしょうか?私なんぞ、悔しいけれどかなり鼻の下を伸ばしていても、全く噂になりませんです〜。(=伸ばしてるのは時折認識されても、相手側の反応が認められないから噂として転がらないっ!1モルがどうのこうの言ってるようじゃダメでしょ。もっとも社内の噂は当人達だけが流布を知らないというのも経験則でして、組織ぐるみの熱心な情報収集でテキ側の弱点を握り、不当差別・弾圧を防いだり、贈収賄事件など非行内容次第では刑事告発をしていた労働組合も有ったようです。)

P.S.
競合関係者の評価には思惑の±懸念!先端課題では中立的検証可能者少なし
追試・再現検証頼りで良いのではないか?  <5>

 STAP細胞の検証で感じたのは、先ず、報告した当事者は最大限の説得データを提示していて、その範囲を超える疑問には簡単には答えられないこと。第2に、先端分野であるほど利害関係のない客観的評価者は存在しなくなり、先陣争いの競合相手ばかりとなり、出し抜かれた側からの欠陥指摘が激越になり易い事は、今回の経過をみていても想像に難くない事です。
 こういう一般人からの検証困難な状況というのは、その時点で無理矢理黒白を付けるのではなく、追試、再現実験を待つべきではないでしょうか。理研があんな派手なマスコミ発表をして居なければ、「画期的研究発表」で暫く静観されやすかったのかも知れませんが、一般が良く分からないままに暗闘結果かもしれない結論だけ急がしても良い事はありません。
 物理学の新理論について、それがキチガイじみていると思われる程、真実の可能性が高いと言ったのは確かアインシュタインと並ぶ斯界の重鎮、量子論の確立でノーベル物理学賞を受賞したニールス・ボーア博士でしたし、論文発表以降長らく追試が成功せず、自然に捨てられる、ごく例外的に逆転ホームランとなった新理論も少なくありません。
 古くは実現不能の「錬金術」から派生的に化学の諸技術が獲得されている訳で、資金提供側も「錬金術研究」のパトロンのダマされる鷹揚さも欲しい処。「東海大震災予知」など、法律まで作って見事ダマされて、世界一の大地震多発国としては極めて脆弱だった地震観測・研究態勢を大いに充実させたけれど、法の予定する数日スパンの地震予知など不可能なのは法制定当時から良く分かっていて敢えて騙されたじゃないですか。 外野は追試・再現の結果をゆっくり待てば、やがて新発見・新理論なのか、壮大な思い込み勘違いなのかは明らかになってくるモノです。
 それを、熟成期間を置かずに権力が処罰云々にまで踏み込んでくる菅義偉官房長官の独裁的言い分は、時の権力に迎合する非科学「学説」ルイセンコ学説と同質のもので適切ではありません。 菅官房長官の独断横暴指示は、JR北海道で指導運転士が後輩指導中の操作ミスにより機関区内でATS非常制動を動作させてしまい、パニックに陥り運転台のATS電源供給ブレーカースイッチ(NFB)2個を叩き壊してしまい、本線は走れない車庫内運転士に格下げ処分されたことに時の政府官房長官菅氏が直接介入して、JR北海道経営陣に対する更迭・辞任要求をほのめかしてやり直し処分で職場から追放させたことです。
 NFB(ノー・フューズ・ブレーカー)というのは各家庭の電力ブレーカーと、その後に配電回路毎に設置するNFBとほぼ同じもので、かってはフューズだった部分で、本来は過電流で遮断するものですが、日本の鉄道車両ではそのNFBをスイッチ代わりに使っています。
 運転室では制御電源からこのNFBを介してATS車上装置に動作電源を供給していて、これは各家庭の配電盤内の配電回路毎のブレーカーに相当します。
 パニックに陥った格好付け指導運転士氏はこのNFBを叩き壊した訳ですが、ATS車上装置を壊したわけではなく、ATSに電源供給されない以上、列車として出発出来ませんから危険性は生じず、交換の材料費としては街の建材屋価格でDPST2個1000円そこそこ(片極切りSPSTならもっと安価)のものです。(国鉄JRでは日幸電機製が最大シェアのハズ。松下電工製などが競合)
 また本線上ではない車庫内の事で、運用上の「列車」に仕立て上げる前の事件で、整備中、車庫内入れ換え中のトラブルは脱線を含めて良くあり、営業線に影響させない限りは単純な物損扱いが慣行の模様です。
 だから被害の程度や指導教育中という事件経過・意図に比べて、本線の指導運転士の資格剥奪、車庫内運転士への配転というのは、実務的にはそこそこ重い処分だったわけで、従前の慣行に照らして首になるほどのものでは無かった様です。その事件の対外発表を「ATS用電源のNFBを壊した」ではなく「ATSを壊した」としたことで悪質さが必要以上に増幅された面はあったでしょう。 これを状況も良く聞かずに会社幹部更迭をほのめかして有無を言わさず2重処分を強行させたものです。 こういうヒットラー型政治家が権力を握って、その恣意のままに直に命令を下すというのはSTAP細胞問題も含め、好い加減にして貰いたいものです。

2014/08/31 23:55

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