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特急電車札幌発8本中7本故障運休の経験!
北海道の粉雪に屈した!北海道用485系1500番台

 海外での日本製電車の信頼性の高さが様々話題になっている。 未曾有の大寒波襲来で英仏海峡ユーロトンネル内で次々走行不能となった高速特急ユーロスターと救援列車を日立製作所製の高速電車395型ジャベリンが2季に渉り楽々救出し、本務でも定時運行率99.7%と遅延の無い列車運行を続け、ロンドン・オリンピック輸送も7分間隔の稠密ダイヤで無遅延の安定した運行をして英国の信頼を獲得。 イングランドの車両更新導入Class 800/801 AZUMA現地生産と以降27年間のメンテナンスを一手引き受け、現地工場を建設、既に稼働している。(Class 801は交流直流両用電車=直流電車に変圧器と整流器を積んだ構造、800はさらにディーゼル発電機を積んで非電化区間も走行可能)。運行時の故障間走行距離が26万kmを越えて運行継続中で、英国従来車両4.6万kmの5.7倍に達して尚走り続ける高い信頼性を示した。 ユーロスターは30分遅延程度はフツーだから、遅延しない、故障のないジャベリンは際立っていたのだ。 なお、英仏海峡ユーロトンネル内の気温は地底だから極寒季でも下がらず、常時は列車の発熱での温度上昇が50℃に達しかねないのを抑えるためのターボ冷却器8基が動作して25℃程度にしている。ユーロスター乗客は停電で暗黒にはなったが極寒中にそのまま取り残された訳ではない。その点は誤解が広がっている。

 しかし日本でも実は昔、北海道で降雪故障多発で運休が頻発、形式丸ごと全列車を新型対策車に交換した例がある。 北海道用に新製された交流直流両用電車485系1500番台編成で札幌発特急が1日に8本設定されていたが、北海道特有の細かい粉雪に祟られて故障が頻発して修理が間に合わず、とうとう7本が故障運休となり、本格的な北海道仕様交流専用電車781系の開発を急いで本州に配転交換されたことがあった。 北海道用485系1500番台自体は移動先の本州での運行では安定した運行をしていたから、北海道特有の乾いた粉雪に対応しきれなかった様だ。

 北海道用の電車としては、最初に電化された函館本線の普通と急行用に赤い塗色の交流専用電車711系が投入されて、3種ほどの試作型を含めて安定して運行していた。一般本州型車両との際だった違いは、冷却空気取り入れ口を床下ではなく、車体側面に設け、粉雪を分離排出する「雪切り室」を設けて、車種によりさらにサイクロンを置いて雪の分離排出を行っていた(現在は設計が進歩し省略構造)。東海道新幹線関ヶ原前後のはげしい雪害対応の経験から後日開業の豪雪地帯を走る上越新幹線用車両200型にも採り入れられている。 その技術を基にして交流特急電車781系を開発すればトラブルは抑えられたのだろうが、その時点で、トランスなどの絶縁油PCB(ポリ塩化ビフェニール)の毒性が分かり全面使用禁止となって、交流&交直両用電車全部を非PCB化するのが最優先となり、交流用特急車開発は後回しになった。 PCBは絶縁材料として極めて優秀で、高温まで劣化せず安定で熱伝導も良くて多くの電気製品に使われた。 特に特別高圧を扱う交流電化(20〜30kV)の鉄道車両は、従前通りの法定の絶縁離隔距離は採れず、鉄道用に例外規定を制定して開発してきたからPCBは特に有用絶縁冷却物質だった。 (後には技術成果として22kV特別高圧配電線などとして一般電力にも反映された。通常の高圧配電線は現在3相6600Vである)。 それが「カネミ油症」に見られる様に生体には猛毒物質のまま長期に安定して存在してしまい有効な解毒方法がないことから使用禁止・解毒処理まで永久保存義務付けとなった。
 しかし鉄道営業上は普通車共用急行では不足で、L特急用車両が是非欲しいから、従前の交直両用特急電車485系をベースに北海道用の車内設備とした485系1500番台を新製して就航させたのだが、降雪期に絶縁不良等の故障大頻発となってしまったのだ。

 国鉄初の交流専用電車である711系、交流専用電車特急781系は、モーターは交直両用485系と同じ国鉄型電車標準の直流直巻整流子型のMT-54型共通であるが、485系が375V120kW×4基直列の1500Vで弱界磁制御(=定出力制御)採用に対して、711系781系では500V150kW4基並列接続で、車載の整流トランスによる500V供給に頼り、弱界磁制御も発電制動も使わない交流電車特有の構造である。 最大出力は電圧比例では160kWのハズ(∵120kW×500/375)だが脈流動作もあってか150kWに抑えている。 従って485/711両者の電気的な耐雪性能には関係していない。 現在の新設計車は3相交流モータの回転数−電圧比例制御(VVVF制御)方式に変わったから、雪にも磨耗にももっと強くなっている。

 伝え聞くところに依れば、空気冷却など強制循環空気系に負圧を作らないことが絶対的ノーハウの模様である。 MT-54型モーターは間接冷却構造として外気が直接電機子に当たらない構造にして信頼性向上を図っているが、空気取り入れ口を車体側面としてサイクロンなどで雪と空気を分離、排雪し、その冷却空気を循環させる給気経路に負圧箇所を作らないことが雪など依る絶縁不良回避のノーハウのひとつだ。 負圧を作ると隙間から粉雪を吸い込み、室内に暖められて水となって絶縁不良を起こす。
 故障頻発の北海道用485-1500番台も、豪雪大寒波を駆け抜けて結露にダウンしたとされるユーロスターも、既に吸込んでいた雪が融けたのか、英仏ユーロトンネル内の湿った空気を吸い込んで結露したかで電気系統が絶縁不良となり、次々と停まった基本的理由ではないだろうか。 北海道のサラサラ粉雪とは違い、転属先の本州の湿った雪では水分が電気系まで届かず正常運用できた様だ。
 日本の鉄道の圧倒的な輸送量・交通量も含めたトラブル抑止に掛かる努力経験値の差が、日本製車両の特別の信頼性の源だろう。 元を質せば、日本の鉄道システムは新橋-横浜間の全輸入敷設に始まり、漸次国産化するが、米国・スイス製品などの見よう見まねコピーや、GE、ウエスティングハウス社などから技術導入を行って、自主改良を重ねてきたものだ。 碓氷峠用2代目のスイス製アプト式電気機関車ED41型など、たちまちに主要機能をコピーして国産ED42型としてアプト式廃止1963年まで長らく運行していた。 但し、使用は輸入目的の信越線アプト式区間に限られ、現中国とは違い「我が国の独自開発・設計」などと厚かましい主張で世界市場に伸してはいなかった。
 中国・韓国製造に良く見られる様な、物まねコピーに留まりオリジナルの工夫無しでは品質向上は得られないものだ。 中国工場の指導を長期に担当した知人は『開発ノーハウを何度教えても、自分で考えようとはせず、教わった具体的なことしかしない。あれでは新技術開発は不可能で、教えた側を追い越すことはない』と断じていた。 新幹線JR東日本E2系やドイツのICE3などのデッドコピーには中国は特別の開発人材を注ぎ込んだのか、台車など重要部は完成品を購入しているのだろうか? 川崎車両に対して生の設計技術資料まで提供を要求して新幹線車両技術丸ごとを盗んでいき中国の国際特許を主張している。 渡す側も渡す方!ノックダウンなどではなく丸ごと設計技術譲渡ではないか!ICE3も類似条件で同じく技術盗用体制だったようだが、日本型の信頼性の高い製品E2コピー品が出来たことで契約に反する輸出製品にされてしまった。ICE3コピー品の高い故障率では輸出志向はいずれは取り組まれたにせよ大きく遅れたろう。 但し、車両に取り付ける各種機能コンポーネントはその製品丸ごとを取り付けるだけなので、デッドコピーできず、日本等からの製品輸入で凌いでいて、日本製部品の売り上げに寄与してはいるが、本体技術を中国に盗まれて、工事開始後引き返せない時点で落札価格を大幅に引き上げる詐欺的なダンピング輸出などで市場を荒らされてしまった。

ビートルズ公演観客生徒逮捕をなぞる「教育」愚行!
麹町中学ヒップホップ禁止令@新任校長  <2>

 義務教育の公立学校は、未だにこんな生徒の人権無視を強行してるのか!という驚愕のニュースが右上枠&下枠内報道。
ヒップホップ禁止令@麹町中学
元文部次官(文部科学省事務方長官)氏も呆れる生徒制圧支配体制

 生徒それぞれが自ら選んで既に長期に実践中の部活を、校長が勝手に禁止して別の物にしてしまう横暴が、通されてしまうことが驚きだ。

 教育界には昔からレッテル選別排除が有り、その禁止を冒すと有無を言わせない不当処分が待っていた。
 歌謡曲は「不良の歌」ジャズも「不良の音楽」とされて学校で歌ったり聴いたりすることを禁じられていたし、「エレキギターは不良の楽器」とされ禁じられた。 流行した歌曲の「白い花の咲く頃」の楽譜所持が先生に密告される(≒教科書&クラシック系以外の曲は問題にされる)とか、米国発のプロテストを含むフォークソングが虞犯として暫時抑圧されたり、ビートルズの武道館公演1966/06では会場に入場しようとした中高生68名、空港などへの出迎え者2千数百名が非行として補導・身柄拘束されて補導歴となり保護者の身柄引き受けまで拘束された。 教育委員会見解の噛んだ根拠の無い不当な身柄拘束であった。 音楽室のステレオでビートルズを聴いたことを咎められ酷く怒られた話は、年寄りの昼カラ客から時々聞き「酷い時代だったねぇ」という話になる。
 「エレキ・ギター=不良の楽器」レッテルに対抗して、自らのエレキバンドで全国高校ツアー:ハイスクールコンサートに取り組み1974〜2010で1500校で開催させたのは確か「寺内タカシとブルージーンズ」(1939/01/17生〜2021/06/18没)だったはず。

中学部活動「ヒップホップ禁止令」生徒ら泣いて抗議  専門家も疑問

6/12(水) 11:30配信 朝日新聞デジタル YahooJPNニュース    東京都千代田区の区立麹町中学校=同区平河町2丁目
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c5fd831f924fe0594a4f334c4d4bac49644d8fb

 東京都千代田区立・麹町(こうじまち)中学校のダンス部の部活動をめぐり、学校側による事実上の「ヒップホップ禁止令」に生徒や保護者らが反発。区の教育委員会に抗議文書を提出する異例の事態になっている。

 保護者らへの取材によると、麹町中ダンス部はここ数年、毎年5月の体育祭と10月の文化祭「麹中祭」でヒップホップダンスを披露してきた。発表に向け、部員たちは週2回、ヒップホップ専門のコーチから指導を受けてきた。

 ところが昨年、学校側が「今年から体育祭でダンス部のヒップホップ発表の場を設けない」ことを決定。さらに今年3月には秋の麹中祭でもダンス部の発表はしないと決め、部員に通告したという。4月からは、活動内容を「創作ダンス」に変更することを学校側が決定し、コーチも創作ダンス専門に代わったという。

 ショックを受けた部員約20人は涙ながらに「ヒップホップを踊りたい」と訴えたが、決定は覆らなかったという。

 保護者らは学校に抗議。その結果、3年生が引退する1学期末の7月まで、週1回だけヒップホップの自主練習をすることが認められた。しかし、1学期終了後は自主練習も不可となり、退部する部員も出た。

 校長は取材に「ダンス部は運動部なので公式の中体連(日本中学校体育連盟)の大会を目指すべきだと思い、創作ダンスに変更した。ヒップホップは部活でなく、外でやってもいいと思う。方針を変更するつもりはない」などと答えた。

 保護者は、今回の学校側の一連の対応が、「(部活動は)生徒の自主的、自発的な参加により行われる」と定めた千代田区の「運動部活動ガイドライン」に違反すると指摘。千代田区教委に対し7月12日までの回答を求めている。           →↑
_ ↑→  ヒップホップは、創作ダンス、フォークダンスとともに「現代的なリズム表現のダンス」として新学習指導要領に基づく中学保健体育科の資料にも記されている。  区教委は取材に対し、「当事者以外への回答は行っておりません」と回答した。

 「ヒップホップ・ラップの授業づくり」(明石書店)などの著書がある埼玉大学教育学部の磯田三津子教授は、「生徒の気持ちを無視し、教師の価値観を一方的に押しつけるのはよくない。生徒の学校離れがかえって進むのではないか」と指摘している。

 麹町中は、標準服の義務化をTPOに合わせた適切な服装を選ぶに変更したり、「全員担任制」など生徒の自主性を重んじる改革で知られたが、昨年度以降、こうした改革を見直す動きが相次いでいる。

 この問題を朝日新聞デジタルで報じた翌日の13日、麹町中は「本校ダンス部に関する報道について」とする保護者向けの文書をホームページで公表。「学校の考え方や活動実態と異なる報道がなされている」と主張し、ダンス部の「現在の活動状況」とし、「週2日の活動で、ヒップホップダンスに特化した練習及び多様なダンスに対応できる基礎基本の練習を実施」と説明した。

 この学校の説明に、複数の保護者が取材に「部員たちは『実態とぜんぜん違う』と言っている」などと指摘。保護者によると、毎週火曜と金曜のダンス部の練習日のうち、ヒップホップの自主練習が許されているのは火曜のみで、「部活が終わる前に自主練習の成果をコーチに見せ、アドバイスを少しもらう程度」という。金曜は創作ダンスの練習のみで、3年生の参加は認められていないという。

 麹町中に改めて取材を申し込んだが、「報道対応はできない」とした。

 スポーツ庁地域スポーツ課の担当者は14日、取材に「なぜ、ヒップホップの大会ではなく、中体連の大会に出るのかなどもきちんと説明する必要はあると思う」と話した。(編集委員・森下香枝)

 それが1980年代後半から若干趣が変わり、日本版フォークソングである「翼をください」(赤い鳥)楽譜が教科書に載り(初出1974版〜順次各社版に拡大)、追って、軽音楽の「哀しみのソレアード」(ダニエル・センタクロス・アンサンブル:イタリア)楽譜が器楽曲として教科書掲載されるなど、不合理不当な排除は緩んできていた。 歌詞が由紀さおり&安田祥子版なら「広島平和公園ソレアード」だが他の作詞は皆失恋・恋愛ソングであり、最も色っぽい「最後の恋〜哀しみのソレアード」くみこ版に辿り着いた中学生はどう感じるだろうか?(w。 子育て引退していた赤い鳥&ハイファイセットのシンガーソングライター山本潤子は、小学生である自分の娘が自身の歌ったヒット曲「翼をください」を口ずさむのを聞き、出所を訪ねると音楽の教科書に掲載されていることが判って大変驚いたというエピソードが伝わっている。フォーク=不良の歌類扱いからの大出世である。
 朝日デジタル/YahooJPN報に依ると、ヒップホップは、創作ダンス、フォークダンスとともに「現代的なリズム表現のダンス」として新学習指導要領に基づく中学保健体育科の資料にも記されている、とある。 麹町中学新校長堀越務氏は、自主性を重んじて自由のあった麹町中学校を「右向け右!」の調教型に切り替えた。 校長就任直後の仕事が「生徒を縦に整列させる」だったと自ら述べている。

 千代田区立の名門校、麹町中学の名は、何らかの事件で聞き覚えがあって調べると、現世田谷区長保坂展人氏の「内申書裁判」で、中学校在学中の政治運動歴を内申書に否定的に記載することで受験した全高校を不合格にした当事者校だった。 中学生を相手に回復不能の報復攻撃をする学校だったということだ。 東京の多くの公立中学では、少年院収容などの重い非行歴があって、出席日数が足りなくても将来の機会を奪わないよう少年院内学習教育を出席認定するなどで卒業認定し、就職や高校入学を可能にする配慮をしていた。 TVドラマ「3年B組金八先生」型のどんな生徒も見捨てない都教組の生徒救済政策の影響だろう。 それとは真逆の学校側からの報復措置が麹町中学作成の内申書の糾弾記事だった。 腐ったミカンはいち早くつまみ出して捨てて他への影響を断つ名古屋型・千葉型の不良品廃棄型管理教育の強行である。

 中学校卒業資格を取れないと、再入学はできないから、就職・進学など総てに支障し、その後の社会復帰困難となる。 保守勢力の強い地方ほど、少年院入院などで卒業資格を奪うようだ。 高校は行かなくても大検試験さえ通れば大学入学資格・受験資格が出来るが、中学中退にはそうした高校進学へのバイパス・コースが準備されてないのだ。 我が小中学校同級生の一人も、授業出席常ならずとして卒業資格を与えられなかったが、自宅を引き払っていて、その後の消息は不明である。
 前任工藤勇一校長時代に行われた「生徒の自律」を重視した改革を力尽くで反転させる一環が「ヒップホップ・ダンス禁止」の模様である。

 一般に、新規流入文化は否定的に見られやすく、その周辺に現れる否定的現象で丸ごと否定される。 ビートルズはマリファナ、薬物利用の象徴として、楽曲とコンサートが否定されて、身柄拘束補導の対象とされた。 ジャズは米国黒人奴隷発祥の音楽で、売り買いされる奴隷=家畜扱いの酷い差別の明日無き暮らしの中から生まれたが、マリファナ使用者が目立ったことで否定的に扱われた。
 私の中学時代、放送委員として機器操作を担い、休み時間に音楽を見繕って全校に流していて、NHKの音楽番組でロシア民謡集が放送されたのを、設置早々の録音機で早速録音して校内放送に流したが、たまたまその編曲がジャズ・アレンジされていたことを以て「不良の音楽を全校放送で流した」カドにより放送委員を解任されてしまった。 官許のロシア民謡であることを訴えたが、「ジャズ・アレンジは不良の曲」として抗弁は全く認められなかった。
 当時は米占領軍放送FENが常時音楽番組を放送していて、民間放送開局前でもJAZZやブルースは原語のママ当たり前に日常に入ってきていて、日本の芸能人達は米軍キャンプ廻りで大いに稼いでいた。 「朝日の如くさわやかに」「A列車で行こう」「茶色の小瓶」「セントルイス・ブルース(?)」などはFENで常に流れていた曲であり、民間放送の無かった米軍占領時代、音楽好きには良く聞かれていた。
 我が家では父が電気蓄音機(電蓄)作りの副業をしていて、完成試験としてラジオを2〜3日掛けっぱなしで出勤していて、言葉の気にならない占領軍放送を使っていたから、レコードが有ったり、放送が繰り返された印象の強い曲は3〜4歳頃の私もかなり憶えてしまった。↓Click here!
「鈴懸の径」CP-1022新旧ジャケット、1957/01ラジオ東京スタジオ(TBSホール)録音
鈴木章治とリズムエース&ピーナッツ・ハッコー客演Swing、若干の時を経て17cmLP発売

 3人娘のひばり、ちえみ、よしえなどが米軍キャンプなどでスタンダード曲、ジャズを歌って大いに稼いでいたし、鈴木章治とリズムエースは戦後、灰田勝彦の「鈴懸の径」(3拍子1942発表)を、JAZZアレンジして4拍子のスウィングとして大ヒットさせていて、ベニーグッドマン楽団初来日時に、その主席クラリネット奏者ピーナッツ・ハッコーが曲を気に入って客演したラジオ東京スタジオでの1957/01録音版(Victor CP-1022)が繰り返し再発売されて今現在も流通しており、以降スウィングの鈴懸の径が主流を奪い、ザ・ピーナッツも、演歌の女王 ひばりも4拍子で歌っているし、 ひばりのJAZZアルバムも再々発売されたのをユーチューブで聞くことが出来る。 原曲3拍子のママ歌うのは松竹歌劇団出身の倍賞千恵子版か。
 小学校入学直前の親子面接の最後に先生から「好きなお歌は何?」と聞かれて「湯の町エレジー」(近江俊郎)と答えて目を剥かれ要注意生徒とされたのは私だったか弟だったか、もう記憶が定かで無くなって来ているが、叔父たちの持ち込んだSPレコードは確かにあって、シベリア抑留帰り叔父「異国の丘」、ハワイアン全集やシューベルトなどと共に時々電蓄に掛けていた。

 ヒップホップが警戒され嫌われる原因の1つは、薬物・マリファナ使用を煽り賛美する歌詞が少なくないことだ。 これは米国でヴェトナム徴兵を嫌ってヒッピー化やマリファナ吸引・LSDなど薬物使用に走った反戦・反侵略戦争層が多く結集したアメリカン・フォークをなぞっていて、支配権力側から音楽自体がアウトローとして否定されていた。 しかし米フォークソング4人衆が自分たちの録音スタジオを建てるためにウッドストック・コンサートを企画、1968年に40万人の聴衆を集めて大成功だった。この年、10.21国際反戦デーで日本でも「ヴェトナム戦争反対!」を掲げて広く取り組まれたが、極左グループによる新宿駅襲撃騒乱事件にマスクされて広範な反戦運動報道は押さえ込まれてしまった。 日本にもウッドストック・コンサートの息吹が伝わり吉田拓郎、南こうせつ、松山千春らの反戦メッセージを非常に薄めた青春・愛恋路線フォークが主体のつま恋コンサートが1975頃から5万人〜16万人規模で繰り返し開かれる様になった。
 ウッドストック・コンサート用に開発された米国SURE社製の(コード付き)マイクロフォンSM-58(一般用)/SM-57(楽器用)が一種神器化してフォーク・ソング界やカラオケ店では未だに「クラシック・マイク」として需要があり、最近もカラオケ機器・配信の第一興商:DAMがカラオケ店相手にカタログ販売するほどの長期ヒット商品となっている。フツーの個人用マイクは数千円だから\1.8万でも高級品ではある。 一般的なスタジオ・マイクが\30万〜\50万程度に対して、SM-58売価\1.8万前後の音楽演奏用の普及品で製造は現在メキシコ製に変わっていて、他には数万円でもっとクリアなマイクロフォンもあるのだが、SM-58の名声・人気は半世紀近くを経て未だに消えない。

 フォーク・ソングやヒップホップそのものが悪いのでは無く、マリファナやLSDなど薬物使用者の存在が問題なのであり、国の独立を求めるだけのヴェトナム人、インドシナ人たちを何の恨みも無いのに殺害・制圧することを強制する、国家犯罪、インドシナ・ヴェトナム侵略戦争への強制動員=徴兵にこそ問題があったから、戦争への抵抗=国家犯罪強制動員への呻吟を特に犯罪視して厳しく弾圧したのだ。 ボクシングのヘビー級チャンピオン、モハメド・アリ(旧名キャシアス・クレイ)は「何の恨みもないヴェトナム人を殺しに行けない!」と徴兵拒否して、5年間の懲役刑を食らい、チャンピオンの地位を剥奪されたが、出獄後の再挑戦で勝利してチャンピオンに返り咲いている。それは米国の一律徴兵を終焉させるきっかけとなった事象だった。 当時のアメリカは現在のウクライナ侵略戦争を仕掛けるロシアの立場にあった。ロシアは「アメリカをなぞっただけ」と思うのだろうが、スマホだらけで通信線も衛星局などを通じて確保されている今は世界中の糾弾を浴びるようになった。
 スケートボードやスノーボードが嫌われたのも同じ構造で、周辺にアウトロー系が目立ったことだが、国際競技の代表ということで市民権を得たが、その後の様々のトラブルと争いで顰蹙を買って遠ざけられている。

 結局は、周辺のアウトローの存在で、総てを一律否定して禁止してしまう支配権力側の誤謬である。 薬物使用、意図的・組織的な犯罪引き込み、罠など周辺の厳重警戒を呼び掛けることには妥当性と必要性があるが、JAZZアレンジのロシア民謡やビートルズ公演と楽曲鑑賞が処罰を伴う禁止対象の筈がないのだ。 暴走族など非行集団が代々恐喝集金技術や、犯罪仲間拡大技術を伝えて非行組織維持を図っているが、その犯罪巻き込みの具体的手口と対応法を教えず、教師間でもノーハウを共有・協力しようとせず、葬式ごっこが非行グループによる伝承的いじめになっていることに気付けず記名してしまいイジメ自殺事件になる様な無知・無思慮状態が放置されて、虞犯集団との絶縁のためだけに音楽やコンサートそのものを禁止・処罰されては堪らない。

 組織活動的に非行側へ引きずり込む例を挙げておこう。 対象者を様々に煽って、当人自身が外聞を憚ることに手を出させて、その事実を梃子に次段階の非行に導くことを繰り返して深みに填めていく。
 たとえば河原や広場でバーベキュー・パーティー/すき焼きパーティーを開くと決めて、集団で食材や機材の万引きを割当分担させる。万引き嫌さに自分だけ金を払っても、集団全体としては万引きパーティーで共謀に参加した形だから同罪で逃げようがなく、犯行がバレなくても非行集団の一員になって、その集団内の序列に填め込まれてしまう。 以降はそのことで縛られてしまうのだ。例としては、トップから授業をサボる指示が出されて、その集団30名余が授業時間に学校の玄関ホールにたむろ。授業に戻るよう求める教師の指示が通らなかったのは、影での集団リンチが待っていたからだ。 暴走族組織の恐喝金支払いを拒否したからと、放課後、一人で居る居宅に15名ほどが押しかけて支払いを求めて集団暴行。 このリーダーの生徒が同時期、指導の教師を回し蹴りで蹴り倒した事件で少年院短期収容となり、その間、集金リンチに付和随行した生徒達と、その親を学校が集め、暴走族配下の、集団強盗行為であることを説明、刑事告訴を留保して厳しく反省を求めた。 5ヶ月後の少年院退院直後に再度行われた続きの集団リンチには前回の襲撃犯の参加はゼロで、前回は不参加だった数名の参加に留まり、授業を受けずの玄関たむろもなくなり、ようやく非行側の校内支配が崩壊していた。教師達の個々生徒の指導より、非行集団の序列支配がしばらくの間卓越したのだ。
 引き込み第一歩の「外聞を憚る行為」には、「河原の茂みで野糞をする」などというものもあり、ターゲット自身が外聞を憚ると思う行動なら、引きずり込み方として合法・非合法は関係ないのだ。
 盗難バイクをたまり場広場に持ち込んで、皆次々に乗って団地を一回り、ターゲットが乗った瞬間にコッソリ110番して「使用窃盗」で検挙させ、少年審判送りとし、非行仲間配下に引きずり込もうとしたこともあった。 警察も少年審判の家庭裁判所も非行集団引き込みの罠は見ず、表面的な「使用窃盗」の部分しか見なかった。 キー無しでキー配線を短絡して走るのは盗難車なのだ。 パトロールの警官も乗り捨てられた盗難バイクは放置で、誰かが乗るのを待っている。 遊びで盗みを重ねている窃盗犯自身は乗らないが、放置バイクの使用者を検挙すれば使用窃盗で点数を稼げるからだ。 都営住宅などで窃盗バイクが何日も放置されているのを時折見掛けて、悪戯少年が警察のカモにされないよう、盗難バイクとして交番へ直接持ち込んだこともある。 バイク持ち主住所から窃盗犯人は見当が付いた。後でバイク免許を持って無かったことに気付いて冷や汗(w
 両親が働いて日中留守の部屋も、集団のアジトに狙われ、喫煙所などにされる。部屋主を次第に抵抗できなく支配して行く。畳や障子をタバコの火で焦がしたり、部屋主に命じて小家具を壊さしたり燃やさせたりで次第に支配を強めて抵抗できなくして行くのだ。同校生・同級生という遠慮で強い措置が執れないことを悪用、アジト化するのだが、そこで行われる犯罪の首班は、占拠被害者である部屋主ではない。
 たまたま早退でアジト化に気付いて屯していた10数名に即刻退去を求めたが、居座って動かず、警察を呼べばハブり・リンチの対象になり登校不能になるから、各自に名前を名乗らせるなど、退去要求を繰り返して外に出し、最後に親分格が退去するまで30分近くを要したそうだ。余程ハッタリの力が強力で無いとアジト占拠が固定化されてしまう処だった。
 足立区の女子高生セメント詰め殺人事件の現場住人少年も、周辺情報からして部屋を占拠された被害者の匂いが芬々である。当初から「主犯は別人だ」との情報は流れており、ワル・グループのリーダーが自室を悪事のアジトにするよりも、制御しやすい弱者の部屋をアジトにするのは常套的だからだ。根性足らずの部屋主が自室をアジトにされ後から殺人の主犯まで負わされた匂いがする。 準暴力団認定された関東連合が起こした数件の無差別殺人事件のうち、大女優三田佳子邸のスタジオがアジトに使われ、次男の車に一団が乗って彼らが常に「人違い」と主張する殺人事件のひとつ(?品川東洋ボール事件?)を起こしているが、同じパターンで邸宅のスタジオがアジト化されている。朝青龍事件、歌舞伎役者暴行傷害事件、六本木人違い殺人事件なども関東連合からみ。 非行集団被支配の味噌っかす次男は、フツーなら車と一緒に殺人現場まで同行させられているものだが、事件処理では別扱いとなった。当時の月に100万円の小遣いが犯人たちの供述に利いたのか!?この事件はその後の3度の覚醒剤逮捕(小遣い70万円/月!)にも影響している様に思う。 ヤクザ組織さえ手玉に取った当時の関東連合とその支配下の次男に、素人である親の三田佳子夫妻らが適切に対処しきれなかったとしても無理はなく、大変気の毒とは思う。世間常識は親を責めがちだが、悪事のプロに一般素人では対応しきれないことが多い。
 中学生の喫煙として、「少年課(=少年係)の刑事が○○子の聞き込みをしている!」と私に知らせてきたのは、自身もスモーカーとして知られるヤヤつっぱり女子中学生。対象者○○子は某運動部の部長で周囲の信頼はあるのだが、共産党市議会議員の娘!善導・指導が目的なら聞き込み先=もう一方の喫煙を放置しない!「警察の狙いは議員だ!」と確信。 我がドラ娘を介して、すぐに当人を呼んで、情報を明かし「議員攻撃がねらい。喫煙など多くの生徒が経験していて、普通なら我々外野は放置だが、議員攻撃の材料として酷いことをされかねない。少なくとも地域警察署の管内では喫煙するな。」と話す。 当人は親を大好きで以後全面禁煙した様である。我がどら娘のこれ見よがしの喫煙の方がなかなか止まずに困った。 双方が私を「親にはチクらないキャラ」と思ってくれたようだ。 警察も、少年生徒の指導善導よりも、補導・少年審判への点数稼ぎ、高得点の共産党攻撃優先が見られ、一般市民側が気をつけて少年達を守るしかない。
 東京の児童相談所で扱う非行数・発生率が、地域別に掲示されていたが、集中居住して罠を仕掛けやすい団地地域は、戸建てが主の地域の2倍以上となっている。都営住宅周辺地域が特に酷かった。「孟母三遷の教え」は残念ながら今も有効だ。特別の注意無しに子を野に放てば猛獣どもの餌食にされてしまう。だがリスクの詳細は一切伝えず「周辺全部一律禁止」では子供自身の認識力と対処能力を失い、指導側の経験も深められず判断も誤らせ、却って危険に追いやりかねないのだ。 学校の様々な禁止は、確たる根拠の無い見当外れの不当なものも多いことを示している。 今般の麹町中学堀越務校長の強権的ヒップホップ・ダンス禁止も同じ流れの不当介入である。 正当な根拠が無いから外部には実態と大きく違う説明をして言い逃れを試みているが、生徒に範たるべき教育者の態度では無い卑劣な行動である。
2024/06/24 23:55

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