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コロナ感染日本でだけ謎の大激減!?
韓、英、欧では急増。日本もいずれ再急増は想定内

 全国民、新型コロナ感染政策への切替を疑った途端、一日感染数千人を越えてあれほど急峻だった感染増加が一転、急減少し始めて感染一桁〜ゼロの県が続出、専門家にも説明の付かない状況になった。
 日本の感染激減に変異株の遺伝子欠陥仮説が当たっていれば大変幸運だったが、そうだとすると他の変異株が日本での第6波以降の流行にはなり得るから今後も警戒維持が必要である。 韓、英、欧米では再度の急拡大中で、日本も北海道などで大クラスターが発生し部分増勢だから、いずれは第6波の感染急増に見舞われるのは想定内のことだろう。

 他国と比べて日本での感染抑制に効いている国民の行動としては、他者への感染抑制のマスク着用が自発的に徹底していること、満員電車内でほとんど会話をしない、窓を少し5cm〜10cm開けて強制換気、手洗い消毒徹底、頻繁入浴、外出そのものの抑制などが挙げられる。 今やマスク無しで電車に乗る人はまず見掛けない。 電車内で喋り続けと周囲からまるで浮いてしまうほどの徹底した雰囲気だ。 電車がパンデミック前よりかなり空いている。
 アメリカなどでは「医療従事者のワクチン接種義務化反対」「マスクをしない自由」で繰り返し烈しいデモが行われトランプ前大統領がその先達だった訳だから、自己抑制的な日本とは真逆である。
 しかし『自由は必然の洞察である』とも云われ、お互いに感染リスクを減らせる利益のあるマスク着用は、日本では各自に是認されて、ワクチン接種後でも自発的に守られ「意に反する社会的強要」では無くなっていることが大きな違いではないだろうか。 反発の多い欧米でも「お互いに感染させ合い、時に命を失わせる率の高まるノー・マスクは自由権なのか!?」という問い掛けキャンペーンを有効にさせて、処罰による強制ではなく自主参加させる取り組みが必要なのだろう。

 いずれにせよ、新型コロナ感染者急減で空いたコロナ病床と検査容量とを使って、流行地域・領域と潜在患者を早期に発見、隔離・保護して大きなクラスターになる前に抑え込み、流行地域からの水際作戦は維持して、感染収束を待ち、有効な治療薬の開発・普及を待つほか無い。


「票だけ寄こせ!」では広がらない、立民の野党共闘逃げ腰  <2>

 衆議院選がマサカの立憲民主・共産の後退で終わったが、客観的な票数で見ると、前回より票数・得票率を増やしての、維新各県1区全国展開による比例区の当選ラインの大幅な変化が立憲の比例区当選減少に最も効いているように見える。次いで自民の退潮必至の危機感・締め付け強化が下馬評逆転を招いた。 また前回選挙では小池・前原に転けにされて「選別」を言われ行き所を失い必死に立ち上げた立民への判官贔屓票があったものが、今回では醒めた要素はあるだろう。
 立憲民主の共闘方針は腰が定まらず、公示ギリギリまで野党統一候補を決めずに引き伸ばして、肝心の政策合意の地域毎の詳細などの検討・合意の時間をなくして、共産票だけ貰ってあとは好き勝手というご都合主義が見え隠れしていて、「当選すれば野党共闘を否定しそうな、こんな身勝手・不誠意の見えるやつに投票できるか!こんな奴を当選させたら自分で自分の首を絞めてしまう!」という理不尽、敗北の思いでイヤイヤ投票せざるを得なかった。 国会論戦も無い短期間もあって他にはほとんど声掛けしていないから支持の広がりは無い。 共産支持票の多くは上からの「右向け右!」を断固拒否して自ら納得の候補に投票を求めるもの。 マスコミ世論の動向にはあまり影響されないで、世の少数派は承知で独自判断が多い人たちだ。 「十分な討論の後、組織としての決定後はそれに従う、上級の指示には従う」という党規約上の束縛を受けるのは共産党員(=少数)だけである。 党員20万人で得票数400万〜700万票台というのは、無条件で上部からの指示に従うべき党員層より、自分自身の判断で行動している層の方が遙かに多いことを示しているのに、政策合意を公示ギリギリまで引き延ばしたり、閣外協力のみとして共産入閣拒否を明らかにして反共におもねったら、その支持拡大活動を蹴散らしてしまうのだ。 立憲民主側はそこを無視して、共産党中央が承認すれば一挙に浸透するかの妄想で、政策合意を直前まで引き伸ばしているのではないだろうか。
中核派幹部逮捕記事
尾行護衛付き活動を10数年間続けた泳がせ政策後、
活動引退で逮捕し「最後のお勤め」。無実は公安尾行者が熟知
御用組合委員長が記事コピーを喜々として当方に持ち込む
引越の資料整理・廃棄作業で原本発見!(Click!Paper↑)


 それでも小選挙区では結構大きな前進があって57議席を獲得、自民党甘利や、石原らを引きずり下ろして解散時の46議席を11議席増やせた。東京など4議席から8議席と倍増である。 ところが比例代表区での25議席という大幅減で、全体として14議席減となってしまった。 テキ側諸勢力と大手マスコミ・ブル新側からは「共産との共闘で負けた」と戦略的な攻撃が行われているが、肝心の立憲民主党内にもその反共論が蔓延っていることが問題だ。 自分たちの反共的合意引き延ばしで「票だけ貰えばよく、政策協定拡大回避」といった姿勢が運動化を止めて自分で自分のクビを締めたことを良く理解すべきだ。また得票数、得票率と云った客観数値は党首辞任に到る数値ではなく、大向こう受けの宣伝機会だけを狙ったパフォーマンス的過剰反応だ。 前回選挙で、前原代表・小池百合子らの謀略:希望の党加入に、国会議員全員一致で賛成し民進党を蒸発させて全体として大敗し、野党共闘継続重視の共産党の緊急候補者降ろしに救われた総括もしないで、あべこべに今回の選挙区善戦を無視、比例区大敗北の原因を共産との野党共闘に求めるとは不見識・身勝手も甚だしい。

 かっての革新共闘選挙では、6ヶ月以上前の共闘団体発足で公選法上の「確認団体」の資格を得て選挙中の宣伝権を確保、政策合意に基づいて長期の宣伝期間で世論の支持を得て勝利してきている。 野党共闘選挙でも、早い時期に統一政策合意と統一候補が決まっていれば、それを拡げる政治運動・大宣伝戦が可能となって勝利の可能性を非常に高めるのは今回の東京都各選挙区当選倍増の結果を見ても明らかだ。
 似た例に2000年、2002年、2006年の長野県知事選挙での田中康夫氏の当落がある。冬季オリンピック開催を金で買った長野オリンピック(1998年)の乱脈開催が批判されて589,324票(49.1%)得票で当選、利権勢力からの不信任通過での失職選挙で、共産の全面支持を得て822,897票(64.3%)で圧勝、長野五輪の闇追及の市民達と共産党は、自分たちの選挙以上の大奮闘で支持運動を拡げ、票を掘り起こしての大勝利だった。 その果敢な闘い振りは分厚いパンフになって全国に普及され、私も入手して読んだ。
 しかし、その4年後、田中康夫氏は大恩人共産を根拠なく攻撃して退けて選挙に臨んだ結果、大差で敗北、自民系612,725票(53.4%)に対して534,229票(46,6%)で落選したのだった。 利権、保守側からの反共攻撃に怯えて、自分で自分の足を断ち切っての必然の敗北だった。 今回衆院選を受けての立憲民主が、反共JAM(全金同盟:連合)女史に怯えて田中康夫氏と同じ間違いを重ねなければ良いのだが、来夏参院選に向けた現実はどう転ぶ・・・・・・・・・・?。

 東京での参院選の経験でも、投票日は3年ごとの6月〜7月だが、私の居た労働運動の位置では、共産党系の関連する具体的な政治活動行動提起が、2月末から行われたとき(上田耕一郎とか、新日本婦人の会会長などの参院選)には大勝し、5月にずれ込んでは敗北というのを繰り返し経験してきたから、2月末からの行動が起こせるような早期の運動組織体制確立、運動化遅延防止が当選のカギだと思っていた。 各人「辻説法100箇所目標」とか「働きかけ200人」とかが順調に転がったときは当選しているのだ。 ハンドマイク宣伝が選挙期間中、法で不当に禁止されるまでは、電話作戦とセットで反応が好転する様子が集約され、直に得票に現れたものだ。機関紙・パンフ販売まで宣伝禁止だから酷いものだ。 民主主義の観点から本来保証されるべき言論手段であるハンドマイクの禁止に与したのが自民・公明だけでなく民主党も共犯で、それが今回の即解散での宣伝量に縛りを掛けて、政策を訴える自らに不利益に働いた。
 大型のハンドマイクが売り出されたときに、それを一般支持者用に即座に大量に準備したのは創価学会・公明党と共産党だった。 しかし、訴える政策のある勢力の支持者は箇条書きメモだけでも即興で喋り、演説原稿を作れたり、ハンドマイクで政策宣伝できたが、そうした大義名分が希薄で、箇条書きメモを作れない自公などの一般支持者は、候補者名連呼だけでは間が保たず、機材はあっても宣伝の足は踏み出せなくて持ち腐れとなって、テキ勢力の言論戦を不当に縛るハンドマイク使用禁止側に流れたのだ。 支持増加を目指してのハンドマイク宣伝だから、右翼街宣車の大音量威圧のような逆効果になるほどの過剰宣伝など有り得ない。 その言論活動・政治活動の自由、憲法を無視した不当な禁止措置は、太刀打ちできない言論の中味を権力側が縛りたいのだ。

 これらの政治活動期間で何人分・何十人分かの支持の約束を得て、その実投票増の歩留まりが仮に1/3〜1/4としても、本人1票だけよりはずっと多い投票が得られて当選できるものである。 票読み歩留まり1/3〜1/4と低目なのは、声掛けしなくても投票する分は得票増効果から引いて考えるべきものだからだ。 また選挙本番中は前述以上の公選法の様々な禁止規定で支持者たちは自由な選挙活動はできず、事実上公示前の政治活動が勝負なのだが、加えて今回の総選挙では首班指名後の即時解散でこの公示前の宣伝期間を奪われてしまった。
 それを、立民党のかなり多くを占める野党共闘消極派は、公示ギリギリまで政策合意を引き伸ばして票だけ貰おうとしたから、野党共闘支持の市民達の支持を増やす活動の期間もなく、士気も下げて「仕方なし、イヤイヤの1票」だけに留めることで敗北に導いている。 反対に東京など市民を介した野党政策合意が早めにできたところは運動が広がって勝ちが多い。
 総評・国労を破壊、日本の労働運動を資本・会社側から破壊して非正規ワーキングプアだらけにして世界主要国で唯一賃金の下がった国にした労働側の主犯「連合」の会長芳野友子(ゆうこ)女史が、右派御用派路線を承けて右転回、再び野党共闘反対を声高に叫んで、いまだに出生からの自民応援団・御用センターの面目躍如となった。 連合吉野女史の言い分は、民主党が大敗で野に下った最敗北の選挙は、理由無く敢えて外して、今回の1人区共闘の成果も無視、立民党比例区大凋落のみを採り上げて、「共産党との共闘が原因」と、デマ宣伝スピーカーとなっている。
 客観事実としては野党共闘系は順次勢力を伸ばしていて、立民党の比例票は元々著しく低かった政党支持率にリンクで低かっただけの話。「反共」に怯えて政権奪取宣言さえ無くて勢いを付けられなかった。
 芳野女史の出身単位組合は東京都下調布市国領に本社と工場があった工業用ミシンの主要メーカーJUKI kkの同盟系分裂御用組合。 芳野女史がJUKIに入社して、すぐに分裂御用組合の委員長から組合書記にスカウトされて、たちまちにJUKI中央執行委員長から特別枠「女性枠」で単産JAM役員、連合役員に伸し上がって、出身単組JUKI新労組純粋培養の一貫した激攻撃的反共分裂主義をモロ出しに、神津前連合会長の立憲民主支持路線を覆して不支持表明、自公・維新側を大いに助けた。 就職直後から反共御用分裂組合書記として生産現場には関わらず反共攻撃特化で争って来た極端系人物を、日本の労働組合の中央組織を標榜する団体:連合のキャップに据えるのはそぐわないと思うが、現状、連合会長名発言での悪影響としては強烈である。

 安倍晋三が2015年、強行した戦争法反対の国民的大運動で事実上の共闘が進んで市民たちを核に野党共闘が組織された経過がある。日比谷公園集会からの国会デモで、首相官邸角交差点から衆院・参院議院面会所を経て解散が全労連・純中立系。 連合系は議院面会所前の座り込みだから、双方の取り組みにお互いに連れ合いを見付けては仲間ごと、打ち上げの飲み会をエサにデモ側引きずり込んで居たから、飲みにケーションに卓効があって連合側動員組の全労連への違和感・敵対感はみるみる薄れていった。 「連れ合いとの夕食」という理由は連合の御用幹部でも直接には止めがたかったのだ。JR東労組の様に、主の集会場とは数百メートル離れた場所を集合場所に指定して他団体との絶縁を図ったなとこもあったが「戦争法反対」が卓越して「野党は結集!」の大きな流れとなっていった。 そんな状況では、職場に活動の足のある、人士なら到底言えない無茶苦茶な言い分が、入社直後から分裂御用組合で反共敵愾心を純粋培養されて伸し上がってきた、反共敵対純粋培養芳野女史には言いたい放題になってしまっている。
 自分で自分のクビを締めておいて、低支持率など実数不支持の顕在化=退潮させたものを「共産との共闘に退潮の原因在り」とは、馬鹿か!と言うほかない。
 なお、JUKI kkは近年東京都下多摩市鶴牧に移転した。 隣接ミツミ電機 kkが世田谷区隣接・京王線沿線の調布市国領の旧本社を団地開発URに売り、多摩市山奥の鶴牧の地価の差額で工場建て直しの費用を捻出したのを追って、JUKI kkも同所に移転、多摩市でも隣接工場になった。 かっては京王線国領南東の狛江通り東側、野川まで〜登記所通りまでが総て兵器製造会社「重機」の敷地で、戦後、民生転換でミシン・メーカーとなり、敷地の多くを慈恵第3病院、東映化学、ミツミ電機、都営住宅・住宅公団など各種住宅団地、銀行?計算センター、大スーパーなどに順次切り売りしたが、機関銃の試射場の煉瓦の遺構が近年まで東映化学敷地内に残っていた。 家庭用ミシンは撤退し、工業用ミシンの世界的主力メーカーとなっている。

 共産が議席を減らしてしまっては説得力を削ぐが、実票数、得票率は微減・横這い〜共闘野党合計では増やしていて、議席減少の主因は維新の全比例区と1区の全国展開による当選ラインの変動。 裏切り臭芬々、共闘消極派立民候補イヤイヤ支持の低馬力でさらに力を削がれてしまったか。 共産系は小選挙区並立の比例区のみ選挙は苦手なのだろうか?
 立憲民主党党首枝野氏は野党共闘の大効果と必要は「損得」としては一貫して良く理解して党内を指導しながら、共産票を現金自動支払機ATM感覚で捉えて政策合意を公示直前まで引っ張って、運動拡大の期間を棄ててしまったのではないだろうか。
 立民の野党共闘否定派消極派には早い段階から刺客候補をぶつけて断固妨害させない方針が必要ではないか。 政策合意期限を設けて、小泉純一郎首相の郵政刺客選挙よろしく、断固引きずり下ろす迫力が必要だった。 特に、方針一色には纏まりきれない自由分散党=民主党系相手なのだから個々の相手により野党共闘実質否定の逆流派には対応をもっと厳しく変えるべきだったろう。 共闘否定の間接的な自公支援勢力に対しては、宣伝カー1台がまわるだけの大義名分候補を立てるだけでは足らない。 相互に納得・合意の具体的共闘期間が増えた分、得票は増加し、あと一歩を勝利には変えられる。


もう二度と持ち込まない!古本屋BOOK OFF
運搬作業6時間、300冊余の持込に\1,380.  <3>

 引越で大量の書籍類の処分に、「資源ゴミ」で出したらゴミ収集圧縮車で普通ゴミ同様に集められるのを見て、本好きとしては本が哀れになり、棄てる本の中から程度の悪くないものを選別、押し入れケース7箱に詰めて順次BOOK OFFに持ち込んだ。 延べ6時間の作業で店から支払われた買い取り金額は1冊5円で約270冊分、僅かに\1,380.であった。それらの本が店頭に並ぶときは最低で\100.+税となる訳だ。

 最初、1箱毎精算を求めて次の箱を取りに帰ったのだが、なぜか精算されておらず、「全部まとめて精算する」という。 「コレは何かありそうだ」とは思ったが、普通に読めるのに処分される本の救済もあるからと、団地の5階から本で満杯の重い容器を降ろして、自転車の前カゴにはバランス・ウエイトを乗せて前輪の浮き上がりを防ぐほどの量を荷台に積んで、延べ6時間掛けて繰り返し7回も古本屋に運んだわけであるが、端末で膨大な量の条文を読む間もなく同意サインを求められて、まともな「契約」なら少なくとも契約文書は交付されなければ無効だが、交付拒否。 あまりに酷い引き取り条件に対するクレーム対抗だけの違法な端末サイン要求のようだ。 申し入れていた一箱目の精算をサボられて7箱全部に纏められた、その結果が、単価@5円、総額\1,380.、(店頭価格に換算すれば最低\27,600.)であった。セット物も幾つも有ったからもっと高くなるはず。 こんな不利な買い取り条件が店頭に公示されていたら、あるいは1箱目の精算額を知ったら、馬鹿馬鹿しくて誰も本を持ち込まなくなるだろう。だから箱毎精算の指示を無視して7箱全部を持ち込ませるまで敢えて精算を引き伸ばしたものだろう。 鮮度が命のPC機種別技術書とか雑誌などは既に資源ゴミに出していて当然持ち込んでいない。 金額提示に思わず「えっ!本気?」「もう2度と古本など持ち込まない」と言ってしまった。
 ところが、店のスタッフが一斉に集まってきて、取り囲まれ「傷んだ本も有ったはず!」などと、口々に言い出した。 現物を見てもないのに「傷んだ本」云々と言い募るとは呆れたもの。 一斉の集団対応が非常に慣れている!まるでごろつきの対応である。 「点検選別して、まともな本だけ持ち込んでる。傷んだ本など無い。」「査定がおかしい。」「契約書と、一覧表を渡して。」と返したが、契約書は渡さないと言い張って店員軍団と対峙して平行線。 不当でも店の方針通りしか対応できない末端軍団と争っても埒が開かないのは明らかで、値段を聞いても持ち帰りできない端末「契約」にサインさせられている。 形式無効の契約だが、延べ6時間も要した7箱分も自転車では持ち帰れない。 改めて「もう二度とBOOK OFFには持ち込まない!」として店を離れた。

 本来なら、古本として流通することは望ましいと思って、これまで購入だけ古本屋を利用してきたのであるが、BOOK OFFで「売る本が足らない」という話を聞いて大変不思議に思っていた。 今回の店側のあしらいでその理由が身に沁みて良く判った。 もう2度とBOOK OFFに古本を持ち込むことはない。 あんな不愉快な対応に逢うのだから、そんな馬鹿なことは止めて、欲しい人には無料で譲り、残りは資源ゴミ、燃えるゴミとする。
 こういう焼き畑農業商法をするから「もう2度とBOOK OFFには持ち込まない」客だらけになって商品仕入れに苦労する事態になっているのだろう。 阿漕で自業自得の商売自己崩壊路線である。 かっての近江商人の商売の極意が「三方良し」とされ、店の主人、使用人、お客の3者ともがそこそこに「よし」で経営が長く続くことを商売の基準としていた。 自分だけ儲かれば良く、社会的必要など関係なく儲けが減れば撤退、「実業よりも現ナマ」というアメリカ資本主義型、ベニスの商人シャイロック型のさもしい商売は日本では忌み嫌われていたのだ。 近年、西武鉄道株を大量に買った禿鷹ファンドが、株主総会に赤字路線切り捨てを提案して大差で否決され、その理由が理解できずに撤退していったのは象徴的現象である。

 古本屋BOOK OFFからの帰りは、もう日もとっぷり暮れて暫く経っており、行き付けのスナックに立ち寄って酷いあしらいをボヤいたら、 「古本に限らず、古着など中古市場の多くは同様の焼き畑商法だから、持ち込んで不愉快な思いをするより、欲しい人に無償で譲って、残りはゴミで出した方が良い。 ブランド物以外の中古業界はもうまともに相手にできない。 (法学部院卒で裁判所の役人をしている)連れ合いの高価な法律書なども、亡くなったら棄てるしか無いと思ってる」 とのこと。
 そういえば古着業者が我が家に電話を掛けてきて「古着を引き取りたい」というので、それに応じて誂え物好きの亡父の式服、通勤着などを示したのだが、「もっと無いか」と洗いざらいの提示を求めて、最後に宣ったのは「全部で1000円」というので追い返して、無償である市のリサイクルなど自分で処分し、以降の勧誘は電話口で即座に拒否するようにしていた。 リサイクル口実の、自分だけ儲ける阿漕な商売は、何も知らない初回持込客にしか相手にされず、今後、自滅するしかないだろう。

2021/11/28 23:55

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