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リニアモーター概説講義雑感
誘導型の「端効果」にナルホド!

 回転子を直線に切り開く形であるリニア・モーターは、当方電機屋ながら直接扱ったことはなく、斯界の権威の解説が聞ける講座は聴いてみようと3/14水曜日夜の工学院大学鉄道講座に出掛けました。
 リニア・モーターにはマグレブ中央新幹線の「同期型」と、大江戸線の「誘導型」のあるのは認識していましたが、「誘導型には「端効果」があって、高速運転できない。(左右の線路の間に設置する)リアクションプレートに十分な電流が流れ出すのに0.7秒ほど掛かるから」、と言われて、ナルホド!と納得。

誘導電動機のトルク特性(回転型)
回転子抵抗値で最大トルクの
スベりが変わる(推移則)
ローター形状なら一旦誘起された電流は流れ続けますが、リニア・モータでは磁束変化に晒された部分だけ電流が流れるので、時定数(L/R)を持ってくるのは当然!0.7秒で励磁領域を外れてしまうような高速では走れないってことです。

 ということは、滑りの大きい場合に、最も大きな力を発揮できる最適抵抗率があるはず。 回転機である誘導電動機の回転子には、巻き線型の場合には起動抵抗を挿入して最大トルク状態を選んで起動させて回転磁界の同期速度近くに加速したり、 回転子スロットの導体断面形状を外側が頂点の三角形にして、滑りの大きいときには誘導電流が頂点部に集中して等価抵抗を増やして起動トルクを増加させたりしています(誘導電動機のスベリ−トルク特性→右図グラフ)。 それと同等の導電率の工夫がリアクションプレートにもされるのでしょう。
 リアクションプレートは純銅に限らず、アルミや、不純物で抵抗率を調整したものが高速域では好結果を得られることになります。 リアクションプレートの材質が駅周辺は銅製で、駅間はアルミというのは、材質の経済性だけでなく、抵抗率の大きめの材質を使うことで電気的な応答速度を上げて(時定数を小さくして)高速走行し易くする措置と思い当たりました。

 大江戸線型のリニアモーターは、床下に回転モータを使わない分小口径のトンネルを使えて、トンネル掘進断面を1/2にできるので建設費が70%程度に抑えられるという話。
 これはシールドトンネル工事費が掘進断面比例の1/2になると、トンネル屋側からも言われているとおりで、信号システムを地上信号ではなく車上信号のATCにするのもトンネル掘進断面を減らしてトンネル工事費低減を図るものですから、掘進断面1/2は、その究極のものです。

 リニアモーター方式は、鉄輪と線路の粘着限界がないため急勾配を採用でき、駅部分を浅く、昼間部を深くする「重力回生制動」が採用しやすい構造。 しかし磁気回路の空隙が、誘導電動機なら0.8mm前後にでき、効率90%余に構成できるが、リニアモータでは空隙は13mm〜15mmよりは近づけられず、しかも誘導型リニアでは「端効果」もあって70%とかの低効率になるのを承知で小断面地下鉄として使うもの。

 ひとつ疑問。空隙が効率に大きく影響するのだから、リアクションプレートの下側に継鉄(ヨーク)を置いたらどうだろうか?磁力線経路の磁気抵抗が大幅に減って、効率が改善されるのではないか?あるいは、継鉄のスロットに短絡導体を置く手もあるが、これはコストが掛かりそう。 それ以上に重力方向の吸引力が強くなって実現不可能なのだろうか? 早く気付いて講師に質問すべきだった。

 中国は上海の常伝導リニアモーターカーはドイツで開発して敷設を断念したものを丸ごと輸入したものですが、現在は鉄輪方式の中国型新幹線の全国配備が選択されて、上海のリニアはかっての最高速度を出すことなく、並行する地下鉄路線まで開通していて、設備を使い潰して終わりと推察されています。

 唯一、日本だけが超伝導磁石方式で高速リニアの計画を進めている状態で、新幹線より大電力ですが、航空機よりはかなり効率が良く、500km/h運行として、両者の中間の輸送方式として採用可。 瞬時的な大電力の問題は短時間で目的地に到着することで、消費エネルギーとして均すとそれほど大きくはなりません。 名古屋まで100分の新幹線が中央リニアで60分となれば、ピーク電力の三倍は、消費エネルギーとしては実質3×60/100=1.8倍で済むわけです。しかも航空機よりは1桁小さい値ですからエネルギーとしては実用的で活用の余地が出てきます。 中央新幹線は南アルプスをトンネルでぶち抜いて、掘進残土処理・運送法が決まってないとか、「天然水」を枯渇させてしまうのか、北アルプスは後立山連峰など火山群で高温のため掘り抜けず、北陸新幹線は糸魚川等への迂回コースですが、そもそも土被り3000m前後の「中央構造線」の大断層だらけの岩山下を掘れるのか?!その辺はどうなるんでしょう?

 JR東海が自前費用で中央リニア新幹線を建設する計画に、国が費用を足して計画前倒しを図っているが、そんなことより品川駅の地上線をJR東日本から再分割譲渡させて地上駅にする方がずっと有効。 東京方面延伸も楽になる。新幹線品川駅新設も大もめだったが、元々は国鉄公社の土地ではないか!(=鉄道省由来の国民の財産)新幹線品川駅も分割民営時に予め用地確保しておくか、東日本から東海への譲渡で良かったはず、というのが、鉄道講座運営を支えるライトレール阿部社長の言。
 現実は、分割民営化時の金利想定が大きく狂って本州3社の「利子負担」が軽くなりすぎて、そのボロ儲け分が顕在化しないように必死に金を使う必要があっての、全線ATS-PT換装済み、自前資金調達中央新幹線なので、金で片が付く品川駅用地問題はほとんど影響しないだろうというのが私の見解。 国鉄分割は独立採算擬制にすぎず、実質が資産(土地・金)の内部交換移動なのですから。
   2017/03/26 23:55

安倍内閣退陣要求国会前行動に5万人!
集会妨害柵乗り越えに「公務執行妨害」 捏造弾圧か!写真・動画集中すべし!  <2>


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国会議事堂前集会空撮写真&記事
See→集会徹底妨害警備!警視庁!@2015/09:日記#391-1
浪江希望牧場
福島浪江吉沢牧場(放射能避難区域)から

議事堂前車道での抗議集会
国会周辺地図
国会議事堂前集会案内地図
日の丸安倍応援団
安倍アドルフ晋三日の丸応援団
@首相官邸公邸前交差点横断歩道
A2枠
Click here↑
A2版1枚物
2つ折りA2枠
2つ折り式A2版
夜、休日集会など電車が空いている時間帯なら「1枚式」がお勧め
∵往還車内持参のPR効率@プラカード骨組寸法図&部品表(非商業的利用自由)
反復使用には柄中間部の補強要す∵突風折損を経験
 「安倍政権は退陣を!あたりまえの政治を市民の手で!0414国会前大行動」というのが4月8日日曜日朝刊の6段「意見広告」にあって、デタラメ安倍政権に怒り心頭のかみさんを誘いプラカード(右掲→)を作って参加してきました。14日土曜午後に3万人〜5万人参加!とかで大盛り上がり、警察の妨害警備を乗り越えて3年半ぶりに国会議事堂前道路全体を人並みが埋め尽くしました。(右航空写真→)

 土曜午後の電車は空いているので折り畳みではないA2版フルサイズの弩派手な蛍光ピンクの用紙にホワイトで縁取りした黒字で「ナチスにならう(麻生太郎+)安倍アドルフ晋三内閣打倒!行政私物化糾弾」とプリントアウト。
 プラカード文面への弾圧としては、戦後初のメーデーで「不敬罪」で挙げられたのが厳しい食糧難を訴えた「朕(ちん)はたらふく食うとるぞ!汝(なんじ)臣民飢えて死ね!」で、裁判途中で根拠法廃止・憲法公布大赦とともに制度上「無罪」ではなく最高裁で「大赦による免訴。事実審理不可」で決着しているはず。
 西欧、特にドイツで権力者に対して「ナチス」とやると「重大な名誉毀損」で弾圧される危険がありますが、わが日本では副総理・財務大臣からして「憲法はナチスにならっていつの間にか変えてしまえば良い」という親密振りですから、安倍政権の極端に乱暴な運営をナチスになぞらえたからといって蛙の面に何とやら「痛烈な非難」とは受け取られず不当弾圧される可能性はごく低く、やれば言論弾圧として却って大問題になって安倍政権の首を絞める状況。 お忘れの公安・警備当局者も居るやも知れず「ナチスにならって」の発言者「+麻生太郎」を加えた上でミドルネームを進呈「安倍アドルフ晋三」としたものですが、国会前会場では「撮らして」などと何人かが撮影してゆきました。キャッチとしてはマァ佳作。

 会場へ行く途中でも賛同・応援が絶えず、 船橋駅前通では「後から行きます。頑張って!」、 総武線内では正装訪問着の奥様風からカミさんに「私も賛成ですのよ。酷いですねぇ。頑張ってきてください!」、 地下鉄東西線から丸ノ内線へ乗り換える大手町駅通路では逆向きの高校生と思われる集団から「頑張れ〜っ!」、 国会前会場直近の国会議事堂駅・永田町駅はどれも警視庁機動隊の出場封鎖妨害で30分以上も外に出られないことが度々あったので、1駅手前の霞ヶ関駅下車で前側新宿寄りの東海道(1号線)を潜って合同庁舎警察庁前から地上へ出て、消防庁、国交省脇を通り国会正門前に伸びる内堀通り交差点から会場入りし議事堂正面憲政記念館の庭から集会参加。 集会参加は初めてというお姉さんが「会場を教えて!一駅歩くんですか!」と地下鉄車内から追ってきて同道、 こんなに声を掛けられた集会参加は初めてのことです。

地下鉄霞ヶ関駅下車のこの国会への迂回集合コースは今回、参加者が切れ目なく続いて集会参集の本コース化しています。 警視庁の集会妨害、参加妨害がそれほど執拗に続いているってことです。

 14時〜17時の3時間を1部、2部と2分して集会運営者を交代、次第に参加者が増えて両脇の歩道が人で溢れて、国会正門前に伸びる車のほとんど通らない8車線(?分離帯が中央と左右の3本)の車道と歩道の境に柵を設けて、さらに歩道に「自由通行域」の柵を設けて、参加者をその外側に残された狭い歩道に閉じ込めて多数が参加するのを妨害しています。これは国会前では毎度のことで、首相官邸前と国会正門前は歩行者通行遮断です。

不当弾圧暴露にスマホ動画集中公開を!

 集会の第二部が始まるときに、突如「帰れ!」コールが沸き上がり、その方向を見ますと、どうやら柵を乗り越えた参加者が警官隊に逮捕された模様。 柵を乗り越えて車道に出ただけで「公務執行妨害!」は完全な言いがかり。警察側の規制実力行使によろめいてたとえ当たったとしても、それは「実力規制」の結果であり、当人の意思はなく公務執行妨害罪は構成されません。
 突然、怒りの「帰れ!」コールが沸いて、次第に「前へ!」コールに変わり、抗議の集会参加者の圧力で車道と隔てていた妨害柵がまとまって倒れて参加者一斉に車道に散らばって写真(東京新聞→)の集会になりました。
 この様子を多くの人がスマホやシネカメラで動画撮影していたようなので、「公務執行妨害」など存在しなかったことをネット上などで公開して、警視庁による度々の不当弾圧を止めさせる必要があります。
   動画例→国会前で3万人超が安倍政権に抗議、元SEALDsメンバーらも参加
 数年前の戦争法強行での不当逮捕でも、警察側こそ積極暴行で、参加者はその被害者である動画が多数公表されて早期に釈放され不起訴で決着していますから、不当弾圧の粉砕に現場写真、動画の公表は大変重要です。

国会議事堂前に国民の意思表示エリアを保障せよ

 特に国会前通りは直角三角形の直角から斜辺に下ろした垂線に当たる通り(周辺案内図→)で、集会参加者で埋められても交通障害にはならないデモ広場用に適した通りですから、「請願行動」「デモ行進・行動」を禁止する正当理由は無く、取締運用側の恣意で、デモ出発地、到着地使用許可の獲得などを排除条件にして総て禁止していくのは警察による真っ向からの言論表現の自由の侵害です。石原都政以降、東京都が日比谷公園からのデモの出発地不許可でその妨害に荷担しています。

膿を出す?!お前こそ膿だ!安倍首相

 集会冒頭で野党各党代表者から挨拶があり、志位共産党委員長が「安倍首相が『膿を出す』というが、安倍首相自身がその膿ではないか!」と煽った結果、集会シュプレヒコールまで「膿を出す〜?!安倍首相!お前こそ膿だ〜っ!」と広がっていきました。緻密な理詰め得意だけでなく、煽りも上手くなりましたねぇ。

 集会の第一部、二部切換休憩時間に国会議事堂周囲散歩で状況偵察(=歩数ノルマ確保@ウォーキング)したのですが、議事堂の後側と両脇側では集会は行われて居らず、戦争法反対での12万結集に対して3万〜5万結集というのは妥当な目測。 第一部終了で帰宅の参加者もかなり居ましたから一部、第二部、夜のキャンドル行進併せて5万人参加ということでしょうか?

総理官邸前に安倍激励日の丸デモ登場

日本水準原点庫@憲政記念館庭

水準原点庫
日本水準原点庫
水準原点庫看板
&解説看板
電子基準点
電子基準点
電子基準点
基本電子基準点「東京千代田」
電子基準点「東京千代田」
電子基準点解説看板
 議事堂南方(案内地図で左方)、衆議院第二別館・国会記者会館まえの地下鉄国会議事堂前駅出口付近から旗竿に真新しい大きな日の丸の旗を手に手に掲げた100人余の集団が現れて、「中韓と闘えるのは安倍先生しか居ない!」ってイキんで首相官邸・公邸角交差点の横断歩道を渡ってきまして、こちらは唯一人「安倍アドルフ晋三内閣打倒!」のど派手なピンクのプラカードを掲げたままその行列に取り囲まれてしまい、カミさんは他人の振りをしてその軍団の写真を撮りまくっており、敵中単騎の当方50mばかりをひたすらポーカーフェイスで静かに静かに歩いて極右派隊列を遣り過ごしていたのですが、隊列から「ふざけやがって!このハゲ〜〜ッ!」の罵声が飛び、行列から飛びだして向かってくるのを周りに引き留められていました。 当方、まだまだハゲじゃありませんので、素知らぬ顔で日比谷公園方面に歩き続けて安倍アドルフ晋三激励大日本帝国マンセイ行動隊とのクリアランスを確保したのでした。
 「中国・北朝鮮と戦う」って、戦争キチガイ安倍アドルフ晋三直の行動部隊!権力の暴力装置として文民国民従属を義務付けられているはずの自衛隊幹部隊員の野党議員への「非国民」呼ばわりは、5・25&2・26軍事クーデター再来の方向の顕在化でしょう。断固糾弾! 「社会主義を標榜する国が、帝国主義国並みに戦争・軍事力で領土拡張をして良いのか!」などという国際世論で平和裏に縛ってゆくべきモノを、戦争も厭わぬ制裁強化一本槍とは、知性のかけらも感じられないアドルフ安倍ドクトリンではあります。  どうも安倍退陣要求大集会に合わせて急遽動員された安倍応援パフォーマンス部隊の匂い紛々。 日章旗、旗竿、一部に飾り球といった装備が皆新品製品で、抗議側のような手作り感溢れるプラカードとか旗の雨撚れ感などの物品は全く無く、どこかの動員部隊なのが露骨でした。丸の内線口から上ってきた二部集会参加者が「あいつら!こっちの集会にぶつけてきたな!」と言って暫く見ていました。
 ヴェトナム戦争終結直後に、中国が10万の地上軍を送り込んで「ヴェトナム懲罰戦争」を仕掛けて、取材中の赤旗新聞特派員が中国軍に狙撃されて殉職した事件がありました。このとき中国の武力侵略を「社会帝国主義といえる暴挙」と最も厳しい言葉で糾弾したのは中共とは絶縁関係にあった日本共産党でしたが、その後、中国製の「日本共産党山口県委員会:人民の星」を中国が切り捨てて日本への内政干渉を謝罪して関係修復して以降は、表だっての中国批判がほとんど無くなってしまいました。 内政については相互不干渉の立場と、党同士の直接の交流があるという建前で、公然と批判することはなるべく回避し最小限に留める(=非公然には意見を言う)ということのようですが、仮にそうだとすると、「航行の自由作戦」など、米軍のアブナかしい軍事挑発に頼るだけではなく、尖閣への威圧行動など現在の中国の軍事膨張主義・社会帝国主義政策を、公に、もっとストレートに「社会主義の理念に反する暴挙」と批判する世論や勢力が必要だと云うことでしょう。歴史を辿ると、権力奪取スローガンとして社会主義を標榜した国はいくつかあっても、キューバやヴェトナムを除くと、もっぱらスターリンや毛沢東の権力奪取野望の具と化してしまい、ほとんど実践はされなかったのでしょうか?

戦争体験者たちに強い危機感

 地下鉄千代田線直上道路の議事堂側歩道が丸ノ内線出入口の先、衆議院南門の手前で警官隊により実力封鎖されていて、南側歩道に廻るよう命じられていたのですが、80歳前後とお見受けする黒スーツ&シューズのお婆さんがこの阻止線を敢然と突破、5〜6人の警官が慌てて後を追い、前に立ちはだかってブロック。 お婆さんは妨害の警官と押し合いながらモノ凄い迫力で激しくやり合っていましたが、そのご老体のママ不当弾圧逮捕となると命に関わりかねないと感じて、反対側の下水道シールド・トンネル工事(?)掘進口を迂回する歩道から大声で「おばちゃ〜ん!こっち、こっち!こっちが会場!」と叫ぶと、ようやく車道を斜めに横切ってこちらにやってきました。 猛烈抗議のお婆さんからは、安倍アドルフ晋三の危険をヒシヒシと感じて居るであろう迫力を感じました。 官邸前道路は集会警備でほとんど車が来なくなっていました。

国際的観光コース@国会周辺

 国会周辺は鳩バスなどの観光コースで、普段の日なら国会議事堂周囲の歩道を含めて散策できるものを警官隊が無粋に阻止していて近づけず、事実上集会場の一部となった憲政記念館の庭には多くの外国人観光客の姿が見られました。私のプラカードをさして「これは何か?What is this?」などと聞いてくるもので、単語一つ一つ指さして解説!「Abe」「Adolf」「Shinzoh」「cabinet」「Strike out!」「Like Nachi!」とやると、連れの奥さんが、「Oh!So!Eib」。 なるほどABEの読みはエイブか!「ノット、エイブ。あべ!」と直して、政権退陣を求める集会であることが分かって去って行きました。観光客の半分はアジア系のように見えました。

 船橋での朝10時から2時間弱の志位和夫演説会とハシゴ参加の国会前集会で、さすがにアゴを出して集会の二部終了17時で、丸ノ内線霞ヶ関駅から帰宅しましたが、続いて行われた18時からのキャンドル・デモは驟雨でキツかったようです。 出会った地域の共産活動家のおばちゃんから「あなたは何時も『マイ・プラカード』なのね!」と驚かれましたが、どこか「上からの割り当て動員のコナシ」で渋々参加するわけではなく、われら「プチブル市民」(wといたしましては言うべきことを積極的に表現して参加するのが筋というものでしょう。 プラカードの組立寸法図を参考に、手作りプラカード持参で積極参加を呼びかけます。 プラカードはA2版ともなりますとベニヤ板製よりも外枠に紙を貼り付けた「張殻構造」の方が軽くて丈夫です。 立看板も同じで、3畳敷き程度なら横倒しの「目」型枠組みにトラスは無用で「目」枠に白カラー・トタン張付釘付け構造の方が、ベニヤ3枚+トラス3本の差の分、軽くて丈夫でした。 3畳敷きの2枚組(+ナイロン戸車)までは何度か作って活用したことがあります。(大工の棟梁だった新結成の整理解雇反対常勤嘱託組合員の直伝@労組事務所屋上看板作成) 張殻構造のナイロン戸車付きなら軽くて一人でも運べて便利です。
   See→集会徹底妨害警備!警視庁!@2015/09
   See→京大「立て看板」撤去へ 市「条例違反」で指定外ダメ @毎日新聞2018年4月28日 11時26分13時21分)←全国的な言論規制強化の流れ

虐待・いじめは無かったか?!
選り抜き模範囚の不可解な脱獄  <3>

 選り抜きの模範囚として、造船作業に参加する塀のない刑務所で服役していた囚人が、指導の看守から強く注意されて落ち込んだ直後に脱走して行方不明となり、大規模捜索を始めてそろそろ2週間近くになるのに発見・逮捕できない状況が続いています。
 四国から本四架橋を経て本州手前の最後の島の駐車場に使用窃盗の車を乗り捨てて行方不明なのを、「島内潜伏」として連日、多数の捜査員を投入しての山狩りが行われていますが、島の駐車場放置盗難車は囮偽装としてワザと置き放して、警察の非常線が張られる前に、他の車で本土に逃走している可能性も無いとは言いがたいでしょう。

 1日最大1200人もの捜査員を振り切った巧みな逃亡に野次馬世論も発生して「もっと、もっと逃げろ!」とか、変に盛り上がっていますが、既に刑期をかなり消化した「選り抜きの模範囚」が、取り返せない脱走をした理由は一体何でしょう?
 これについては、解放収容措置の同刑務所が全国刑務所間に有名な虐めの巣で、刑務官も無用に厳しく耐えがたいことが背景にあるのでは?という話が伝わっています。
 伝え聞くところによると、凶悪犯の多い刑務所・収容施設は、受刑者の取扱が比較的丁寧で、特にやくざ・暴力団関係者は、収容者番号ではなく、名前で○○さんと呼ばれていたりするのだそうで、刑務官も囚人出所後のお礼参りを怖れて横柄には接することなく特に気を付けているのだとか。

 伝説では、名古屋刑務所で囚人を高圧放水で殺してしまった看守は、免職と刑事罰では収まらず、被害者の属する「組」関係から報復として消されて現在生存して居ないのだ、という話が伝わっており、この「伝説」は真偽に関わらず、暴力団関係の恐怖感を増して暴力支配力を増すアングラ宣伝になっています。
 このやり方は準暴力団指定の関東連合が「人違い殺人」などを繰り返して、「警察と裁判所に顔が利くから、人を殺しても処罰が軽く、少年事件ならすぐ出てこられる。二人殺しても今は実業家だ」など、真偽織り交ぜてストーリーを吹聴して周りを威圧して支配を広げていったやり方と同様のものです。 覚醒剤イラン人ルートの開拓や、朝青龍事件や、六本木誤襲撃殺人事件、海老蔵暴行傷害事件、品川東洋ボール殺人事件、山梨大生撲殺事件、バイク少年連続襲撃事件等を、組織としては「解散済み」で繰り返し起こしている集団が「関東連合」です。 名目上の解散をして「OB」としていることで、警察は長らく組織の取締を行わず、海老蔵襲撃事件では、「OB」の指示で実行犯Rが呼び出されて海老蔵に執拗な暴行に及び重傷を負わせていますが、それを指示した命令系統の「OB」はお構いなしだったのですから、関東連合OB組織は暴力団以上に悪質となるのです。 その反省からか後日「準暴力団指定」されました。

 それに対して、暴力団関係などの凶悪犯の居ない刑務所・収容施設では、看守側が非常に横柄で、恣意的な虐め運用を行って居る傾向が見られるのだそうで、刑務所ではありませんが入出国管理事務所の収容者は安全な普通の人間であることから、酷い扱いを受けて死に至らしめることもある様に、囚人に対する横暴、恣意がまかり通っている、問題の脱獄事件の起きた解放刑務所は最も厳しい管理で斯界に知れ渡っているところなのだとか。 外向けに収容者の「開放的取扱」を宣伝しているところほど、安全な収容者を選んでいるので内実は酷いモノで、看守側のやりたい放題、恣意的懲罰として目一杯に仮釈放を認めないなどといった運営がされているそうです。 刑務所側には事実上生殺与奪の一方的な権限がアリ、十分な調査も無いままに「指導に問題は無かった」と言い張り、名古屋刑務所事件のように死なせでもしない限り問題化しませんが、歪曲不正の押しつけでは受刑者個々の「矯正教育」には逆効果で、人を信じない捻くれた極悪人キャラに育てて野に放つだけでしょう。 学校同様の虐め序列:カーストが形成されて、標的に集中攻撃を加えて違反を捏造申告、刑務官が丸呑みの懲罰という陰湿なのは松山刑務所など軽犯施設や模範囚集団にこそ多いのだとか。 あと数ヶ月で出所できるのに耐えられずブチ切れた理由はその辺にありそうだ。 重犯のヤクザ同士となると、刑務所内の対立がすぐ組同士の対立抗争として尾を引きかねず、お互いに敬語を使った丁寧な対応となり無用の対立を回避している、小物受刑者はその支配下で争いは起こりにくいというのが「斯界の消息筋」のお話。 法務省に受刑者の苦情を受け付けるセクションがあるけれど、ほとんど採り上げられないとか、申告内容が改ざんされていたりで報復の嫌がらせが強まって有効ではなく、部外第三者である地域弁護士会に救済を求めて受理されると、即座に配置転換担当替えがされて看守による被害が収まって、不祥事として外部に漏れたことで、その看守は勤務評価に大変な減点を背負って臍を噛んでいるとか。 看守と視線を合わせたというだけで「反抗的」とされて懲罰対象になるほど雁字搦めの規定遵守で絶対権限を持っている看守の人事考課査定など普通はやりようが無いので「減点」は出世にまで響く大事件になる世界で、仮釈放を恣意的に奪われた被害受刑者唯一の報復となったようです。
 この辺の「伝説」は、我々一般人には簡単には確かめようがないのですが、かっては差し入れなどで関係者が優遇されていたことはある様で、時折、事件化しているのは氷山の一角で、根絶できてないのでしょう。

 判断時に注意して欲しいのは、刑務所に収容される「前科者」総てが「極悪人」という訳ではなく、つい魔が差したとか、考え違いとか、病的常習窃盗(万引き常習)とか、凶悪犯ではない「前科者」が存在する訳でして、 彼の鈴木宗男元代議士はじめ、ホリエモン、村上ファンド、会社の金100億余をカジノに注ぎ込んだ大王製紙馬鹿息子社長、政治資金手続きを教えられた通りに間違えて詐欺に問われ入獄経験のある辻本議員とか、興味本位で麻の葉に手を出した一般国民とか、満杯の交通刑務所から溢れてきた自動車事故での業務上過失致死傷犯など、凶悪とは言えない軟弱な犯罪者が多数居るってことです。
 かって麻の葉も有機溶剤トルエンも覚醒剤ヒロポンも公認で、作業効率の良い有機溶剤として使用停止命令を長期に出せなかったり、戦時の索敵哨戒感覚を研ぎ澄ますとか特攻へ駆り出すとかで軍=国が兵士=国民に使わせていたモノを、その毒性と習慣性・依存性から戦後に重い処罰をもって禁止したわけで、その単純使用は殺人・暴行傷害などの粗暴「極悪人」とは趣が違います。

 犯罪組織がその支配力拡大のために様々に描く不気味な蜃気楼と、客観事実の分別は、それほど難しいことではなく、動かせない事実を拾って繋いでいく努力を行うかどうかに掛かっている訳で、やくざ暴力団員への○○さん呼称問題など、法務省がやる気になって受刑者たちから情報収集すれば実態はすぐ判り、暴力団関係者などの特別扱い問題と、それとは裏腹の、凶悪ではない犯罪の受刑者への虐待、それに対応する厳しいムショでの受刑者同士の激しい虐めといった、是正対処すべき更正の障害が見えてくるのではないでしょうか。 外目ばかりを気にしての、陰湿な収容者虐め、虐待の見逃しはしないでもらいたいもの。

2018/04/19 23:55

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