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制御論理エラーが在るのかも!?
トリコ多発、花立・幕張本郷第1踏切
待避場所が欲しい!幅広踏切

 最近の散歩コースに、「渡りきれない踏切」として、ワイドショーで有名になった、総武・中央線唯一の踏切道「花立踏切+幕張本郷第1踏切」があり、複線2組半の線路5本を渡っていますが、遮断機が開きかけた時に次の列車が来ると、待避時間を取れずにすぐに閉まるタイミングがありまして、日に1万歩目標で歩いて足はまだまだ丈夫な私でも遮断悍のトリコになることがあります。!
 平面交差するのはJRの快速線上りと緩行線上下線に、京成千葉線の上下の計5本で、時に4〜5本待ちを経験する遮断頻度の高い踏切ですが、片側に京成が絡むと2本目以降の警報音が(京成側警報機のみですが)倍ピッチになる非常に特徴ある踏切です。

 遮断動作としてはタイミングが早すぎるのではない様で、どうも、2本目の待避時間中に、1本目が通り終わると、一旦開いてしまい、踏切待ちの人が渡り始めた時に待避用時素が経過して閉まり始めるタイミング設定エラーがある様に思います(右図参照→)。2本目の待避時間を1本目に喰われて待避が間に合わなくなっている!すなわち、先の列車通過中に次の列車を検出したときの待避時間には、遮断機を開けてはいけないのに、他社同士の状態の遣り取りで、先行列車通過中のステータスを拾っていない・待避時間中の通過検知では遮断解除させない制御を落としてしまっている論理エラーが疑われます。京成側・JR側のどちらに問題があるのでしょうか?両方・相互なのかも知れません。
花立・幕張本郷第1仮踏切
花立・幕張本郷第1仮踏切全景(線路5本27.6mを横切る)
花立踏切
踏切幅は27.6m=4.5m×5+0.6m+4.5m→安全地帯幅3m (/レーザー距離計)
調布第1踏切跡
左の相模原線と右の本線の間(林)が「安全地帯」化していた
ボックスカーの右付近。京王調布第1踏切跡(2012年8月に地下化済)
踏切制御タイミング
激腐蝕鉄柱  本線切通直上の柵鉄柱150本中の50本余が写真の状態に腐蝕折損。直下を快速・NEXが115km/hで通過。
 2度の危険指摘に半年余放置されて、早朝駅頭演説の共産県議に現場を見せて、改めてJRに申入れてもらい補修・交換工事となった。
 本来、電話1本で済むはずの安全問題なのに、遠方の窓口が指定された。苦情対応切り捨て係はあっても、情報の集約・処理体制が無い様で、まるで、JR北海道の保線並み。
 一旦上がってすぐ降りる、待避時間設定のない動作をする踏切は、この論理構成エラーを抱えている欠陥踏切と言えるでしょう。そう考えると他にも、もっとありそうですが、複線だけとか横断幅の広くない場合は欠陥が顕在化しないで済んでいる!あるいは一瞬上がった隙に駆け抜ける開かずの踏切の緩和現象になっているのかも。

 事故になる前に制御論理エラーがないか確認して貰った方が良いのですが、踏切看板記載の電話は運転司令直通でしょうからハードについての話は担当外、どこに持ち込むべきでしょうか?・・・・・切通の柵柱の電蝕折損落下の時(See→日記#106−C項:06/04/06)は2度指摘しても、半年以上聞き流されて放置され、共産党地方議員からネジ込んでもらい、たらいまわしの末やっと対応されましたから、聞き捨て・聞き流し体制をこじ開けられる情報経路のアクセスが難しい!

 特に国鉄JR系への申し入れはヤクザ屋さんの事務所に踏み込んだような粗暴・野蛮な応対(※1)が常で、横浜人活でっち上げ刑事弾圧の様に、無実の犯罪をでっち上げて刑事・民事で弾圧するのが基本の謀略犯罪組織の対応が国鉄・JRでした。横浜人活捏造弾圧解雇の事件解決に、冤罪捏造の責任追及はなく、原職復帰も無しで、JRとして謀略弾圧事件を丸ごと擁護し抜きました。尼崎事故時の読売新聞みたく「責任者を連れてこい!社長を出せ!社長!」などと品悪く迫りたくなってしまいます(w。

 かっての日産争議や東電争議での地域からの争議解決申し入れでは、時に慇懃無礼の極みみたいな酷い応対でも、「少なくとも地域のお客様」という前提の紳士的応対だったのとは真逆の粗野で恥ずかしいものでした。地域労組に呼び掛けて一般組合員の参加を得て争議現場6件〜10件を貸し切りバス2台で廻り解決申し入れをする「争議支援リレー行動」では、各争議の経営側の特徴が比較されて際だって良く見えて、あんなチンピラ・ヤクザみたいな馬鹿者が「助役・駅長」なのか!と呆れさせ最低・最悪だったのが国鉄JRと次いで石川島播磨重工!(w。このイヴェントに教組の先生方がかなり多く参加しまして、教科書とは懸け離れた「劣悪な労使関係の実態」を目の当たりにして「マルクス経済学テーゼのナマの実例!」(wなどと驚きを以て語り継がれて次の抗議行動参加動員に繋がってゆきました。近年、一般組合員に争議現場に参加して貰う「争議支援リレー行動」が見られなくなりましたが、御用組合支配下の争議団という存在が会社と連合の締め付け強化で許されなくなった反映であり、一面は、全労連系は産別組合や地域組合が抱えて個々単独で闘うからでしょうか?
 この踏切問題を、繰り返し取り上げてる各局ワイドショーのスタッフから追いかけて貰うのが一番確実でしょうかねぇ!

 花立踏切-幕張本郷第1踏切は、列車頻度が多いのに横断距離が長くて、遮断機が正常動作するようになっても踏切内に取り残される「トリコ」になりやすい踏切ですが、子細に見ると、JRと京成線の間には概ね線路1本分のスペースがあり、また、JR側は、車庫引き込み線高架下で場所的なゆとりはあるのですが、問題は、中間の安全地帯表示や柵が無いことと、遮断されると抜け出すスペースが無いことで警報に追われた通行者を慌てさせます。
 並んだ線路3本分くらいなら、待避時間内に踏切から何とか抜けられる、と当人達に思えるでしょう。高齢者の事故は危険を感じて体が強ばってしまい動けなくなって惨事に至るので「当事者の安心感」はより重要です。
 踏切中間の安全地帯はかって京王線調布駅西側の八王子本線と相模原線が分かれるところの調布1号踏切に在って、京王現場事務所・変電所への通路もそこに有りました。特別の表示はありませんでしたが、脇に柵があって踏切のド真ん中でも不安無く待っていられました。花立踏切は中間地帯が狭いので、不安解消には目立つ柵や安全地帯表示が必要でしょう。
花立踏切
(レーザー距離計は反射標的が無いと精度が極端に落ちて
計測誤差±1m超になる.ボタンの接触不良もありNG!)

 さらに動作実態で気になるのは、列車が過ぎてから遮断悍が上がるまでの時間がJR側で4秒あり、無駄に待たされる感が強くあります。並行する京成側の遮断では1秒余で上がりますから、JR側の通過検出時間が2倍以上というのはどういう事情なのでしょうか?何とかして貰いたいものです。

<※1>

See→BBS 0257.5-2011/8/22参照

2014/02/09 03:55

時素11秒+3秒では間に合わず!元々の設定に問題!
花立踏切に中間安全地帯設置は必須! <※2>

 踏切警報鳴動から遮断悍が降りるまでの「遮断時素」を測りに現地に行ってきましたが、遮断悍距離約28m(35〜36歩)に対して遮断時素が11〜12秒であることが分かりました。
 28mを14秒で渡る徒歩速度は、7.2 km/h(=28/(11+3)×3600/1000)ですから、これは小走り状態であり、速めに歩いても踏切にトリコになります。元々の設定に無理がある、事故にならないのが幸運だった「爺婆殺し設定」というほかありません。

 中間安全地帯を設けますと、花立踏切幅14.5m(=27/6本×3本+1)を14秒間で渡る速度は3.73km/h(=14.5/14*3.6)、幕張本郷第1踏切幅9mは2.31km/h(=9/14×3.6)ですから、若干の敬老速度ではありますが、それでも歩行能力の落ちた高齢者には時に足がもつれて渡りきれず事故になる可能性があります。

 中間安全地帯と遮断悍の中間に到達前に踏切警報音が鳴れば引き返した方が早いので、中央境界線を引いて目印にする必要もあるでしょう。それでも高齢者の安全の保障は難しい。

 遮断時素12秒〜11秒という設定は、おそらくJR線3本分13.5mの待避時間、京成線2本9mの待避時間のつもりなのに、京成と中間安全地帯まで含めた28mを遮断してしまったため、若年・健脚層まで渡りきれない「トリコ多発踏切」になったのでしょう。
 設定エラーとしては、遮断距離27mを使わず、14.5m &9mを使ってしまった!あるいは、その設定の前提である中間安全地帯を作っていないエラーです!

2014/02/12 23:55

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