JRQ鹿児島線衝突事故
●09/03/25
[0].
制動衝突状態の推定計算法
(#10)
09/03/31
[0]−1.
解析ヲタ入門
(日記#213)
[JRQ鹿児島線追突事故 02/02/22(概要)]
02/03/05
[1].
衝突状態の推定計算
(#40)
03/08/29
[2].
JRQ鹿児島線追突事故調査報告書:鉄道事故調査委員会
03/08/31
[3].
実試算[1]式と付属資料E生数値より
(#42)
03/09/04
[4].
事故調報告書付属資料Eの検討
(#43)
03/09/10
[5].
衝突による運動エネルギー消費量計算
(#44)
[[INDEX 鉄道事故関係]]
(参考)
直接の事故原因は、
赤信号区間に15km/h以下の速度で進入する「無閉塞運転」中に中継信号の進行現示を自列車のものと誤認して加速したため、先行列車に気づいてブレーキを掛けても停まれなかった
ことにあることは間違いないだろう。
しかし、事故の
物理的解析については、かなり異論の余地
があり、残念ながら事故調査委員会の権威を高めるものにはなっていない。
衝突解析上の最大の論議は、
(a).衝突による運動エネルギーの消費がゼロを基準として解析し補正計算していること
(b).先行列車の衝突後の抗力が摩擦係数μ=0.3一定とする仮定だろう。
推定衝突速度に着目すれば、(a).項で低く振れ、(b).項で高く振れて相互に相殺して矛盾が目立たなくなっているが、解析モデルとしては外してる。
反撥係数eを考慮しての衝突エネルギー一般解析が[5].
[5]項適用と、μを非常制動並としての解析&数値計算を[4].
事故直後の解析式[1].からの数値計算を[3].
に示す。それぞれ確認計算して戴きたい。
先の図が計算結果を作図したもので、
赤太線45km/h
走行
が事故調報告、
黒太線
が物理的にあり得る上限速度パターン、
黒細線
は事故調報告の数値で衝突エネルギー計算を適用した場合の上限速度パターンで、これだと推定衝突速度が45km/h〜55km/hを大きく超える(≒設定数値が不適切なのだろう)。
【
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鹿児島線事故報告書LZH
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平井康三郎曲,深尾須磨子詩 Data.Ent.Arr哲生1993/09/25
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Last Update=2003/10/17