ATS−ST過走防止停止
(参考)
実際の
ATS-ST過走防止装置は
Y現示速度での進入を前提に、5対の速度照査で支障限界内に停止する設定になっている。
Y現示の速度照査がないので機構としては最高速度での突入が可能である。
「安全装置」としては、上図のように最高速度から防御するのが原則である。同じ速照地上子対を分岐過速度防止装置として用いる場合は最高速度から防御している。国鉄事故の場合、運転士が
Y現示速度に落としてから過走・追突のケースが多いが、
100km/h〜120km/hでの過速事故も数件あり、安全装置としては見過ごせない。