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カナダ太平洋航空羽田空港事故に酷似!
韓国アシアナ航空サンフランシスコ空港事故
体感着陸で減速しすぎか?

[サンフランシスコ/ソウル/東京 7日 ロイター] - 米カリフォルニア州のサンフランシスコ国際空港で6日午前11時半(日本時間7日午前3時半)ごろ、乗客乗員300人以上が搭乗していたアシアナ航空(020560.KS: 株価, 企業情報, レポート)214便ボーイング777型機が着陸に失敗、消防当局によると2人が死亡、130人が病院に運ばれた。(以下略)

 今回のアシアナ航空機サンフランシスコ空港事故は、滑走路手前の岸壁に接触して墜落炎上し乗客乗員のほとんど64名が犠牲になった1966年3月4日発生のカナダ太平洋航空羽田事故に酷似していますが、濃霧を押して着陸した羽田事故に比べ、今度のサンフランシスコ事故では天候が良かった分、人為的操作要素が色濃くなるでしょう。

【 アシアナ航空機事故記事 】

アシアナ航空機が着陸失敗で2人死亡、サンフランシスコ空港で

2013年 07月 7日 10:38 JST [サンフランシスコ/ソウル/東京 7日 ロイター] - 米カリフォルニア州のサンフランシスコ国際空港で6日午前11時半(日本時間7日午前3時半)ごろ、乗客乗員300人以上が搭乗していたアシアナ航空(020560.KS: 株価, 企業情報, レポート)214便ボーイング777型機が着陸に失敗、消防当局によると2人が死亡、130人が病院に運ばれた。(以下略)

アシアナ機事故 操縦は習熟訓練中の副機長 韓国国交省

2013.07.08 MSN-Sankei
ソウル=加藤達也】米サンフランシスコ国際空港で起きたアシアナ航空機の着陸失敗で、韓国国土交通省は8日、事故当時、操縦桿を握っていたのはボーイング777で操縦の習熟訓練を受けていた副機長だったことを明らかにした。

機首上げ失速、回復できず 操縦ミス指摘も

 米サンフランシスコ国際空港で起きたアシアナ航空機の着陸失敗で、フライトレコーダー(飛行記録装置)の解析結果が明らかになった。航空専門家からは機体を異常に失速させ着陸やり直し(ゴーアラウンド)をできなかった操縦ミスを指摘する声が強い。

 米運輸安全委員会(NTSB)によると、アシアナ機は着陸直前、目標速度を著しく下回っていた。元日航機長で航空評論家の小林宏之さんは「パイロットが進入角度を見誤り高度が異常に下がったのでは。高度を上げようと機首を上げた際、空気抵抗が高まって失速した可能性が高い」。

 パイロットは着陸失敗7秒前、速度を上げようとした。「7秒前にエンジン出力を上げたのでは遅すぎる。操縦室にいたパイロットのうち誰かが、もっと早く気づかなかったのか」。
 この後、1.5秒前にゴーアラウンドしようとしたが、滑走路手前の岸壁に後部をぶつけ、損壊した。小林さんは「もっと早く修正操作をしていれば回避できたはずだ」と指摘する。

衝突の1秒半前に着陸中止試みる−着陸失敗のアシアナ機

  7月7日(ブルームバーグ):米サンフランシスコ国際空港で6日、着陸に失敗した韓国ソウル発のアシアナ航空のボーイング777型機のパイロットは、滑走路手前の護岸に衝突する1秒半前に着陸を中止しようと試みた。事故調査官が明らかにした。

米運輸安全委員会(NTSB)のハースマン委員長は7日、事故後初めて会見し、フライトレコーダーの記録について説明した。それによると、アシアナ機は滑走路にアプローチする時の速度が遅く、異常な失速を知らせるコックピットの警報が鳴った4秒後に地上に落ちた。

コックピットでは墜落の7秒前に速度上昇を求める指示があったが、その時点ではすでに手遅れだった。パイロットがパワーを上げてエンジンの回転速度が上がるまでには10秒以上かかる可能性があるためだ。

同委員長は「機体の異常や進入に対する懸念への言及は何もない」と述べた。エンジンは速度上昇の指令に正常に作動したという。(以下略)

 続報の共同電に拠れば、事故発生の73秒前の速度が315km/h、接地目標速度が254km/h、事故時には196km/hで、加速中で、FAAのレーダー航跡に異常なほどの急降下はない、とのこと。さらに「速度維持装置が正常に働かなかった」という乗務員達の発言も報じられました。

 まず、着陸時の接地目標に対してあまりに低く侵入しすぎていること。通常なら滑走路端での高度は15mが標準ですから、機体の不具合・故障で低高度接近になったのか、うっかりを操縦者が誰も気付かなかったのか?

 接地直前の速度が200km/hを切っているのは既に重量を支えられない失速速度であり、十分加速してからでないと飛行コースを引き起こせません。接地目標速度254km/hは操縦性のゆとりを持たせた速度ですから、回復にはフル加速して10秒近く必要でした。

 さらにターボファンエンジン(タービンエンジン)の応答時間はかなり長く、アイドル状態からフル出力まで通常8秒〜10秒は掛かります。

 着陸態勢の立て直しには最悪で合計20秒以上掛かるわけで、その点で事故7秒前から復航操作というのは乗務員が異常に気付くのが遅すぎたことになります。
 速度維持装置が働いても、エンジンがアイドル状態からフルパワーになる時間は変わりませんから、その応答より早い減速操作=大きな機首上げ操作が行われると、失速に至るのは無理ないでしょう。

 「飛行速度が72秒前に315km/hだったのが接地時に196km/hに落ちていながら異常なほどの急降下はない」ということは、この間、119km/hの減速があり、主翼の仰角を失速角直前まで一杯に大きくして減速したことは示すようですから、大減速前の早い時期に高度異常に気付いて復航操作に入っていれば、十分事故回避できたでしょう。

 ILSが整備中で働いてなかった件は、日中の良好な天候下では全く関係しないでしょう。どうも接地予定の不動点に注目を集中せず、漫然と降りてきてポカをやってしまった臭いが濃厚です。
 しかしながら電波高度計の読み上げ機能はあるはずなので、「失速警告」の前に、高度異常とか速度異常低下の警告は出せなかったのでしょうか。滑走路端を越えたら高度低すぎ警告はOFFになると。

※カナダ太平洋航空DC-8羽田事故'66/03/04の翌日/03/05、羽田を香港に向けて飛び立ったBOAC-B707機は富士山の晴天乱気流に飛び込んでしまい空中分解して富士山麓に墜落、前月/02/05、雪祭りの札幌から羽田に向かった満員の全日空B727機が東京湾に謎の墜落!共に全員亡くなりました。この1ヶ月、羽田空港周辺に大事故が集中しました。

2013/07/09 20:55

天候依存症状は深刻でも制御可能で一時的
なぜ臨床・治療実務系に取材しない?    <2>

 蓄積過労性疾患から来る不定愁訴、鬱症状には、天候依存性が激しい場合があり、梅雨前半の底冷えしそうな低温期(6月)とか、秋雨(9月末)・菜種梅雨(3月末)など驟雨の時期と、関東地方で云えば「北高型気圧配置」で曇りがちで底冷えが感じられる状況で、患者達が不調で動けなくなってしまうのは良く経験しました。(患者さん達と付き合うようになって東京にはこんなにも驟雨期あったのか!と思いました)。患者の体調が「お天気屋」と云いたいほど天候次第ですから長期の予定が立たず、特に午前中の日程はドタキャン発生を前提に組むほかありませんでしたし、苦吟する患者同士が絶不調を抜け出すあれこれの試みを持ち寄ることになりました。
 これも、長期的に見れば、病状回復に連れて、5年10年経過で生活の障害にはならないレベルに収まりました。

 しかし、患者達は不調に落ち込みっぱなしで心身とも消耗するのではなく、病魔の隙を突いて抜け出す試みとして、自分の意思で制御可能なものを捜して動かし、動ける範囲を拡げる試みと、床から抜け出せたら好みの温度の風呂に入る、(大抵は熱めの風呂が体を目覚めさせるのに有効でした)、辛くて床から抜け出せなくても、動く指を捜して握ったり開いたりを繰り返して動かし、手首・足首から四肢に拡げ体幹に拡げることで一時間以上も掛けて床から這いだして、個々人に拠り熱い風呂で体調にリセットを掛けて散歩や運動療法を含む外出可能に持ち込む。それが午後・夕刻にずれ込んでも、自分から手順を踏んで動けるレベルになれたことの方が重要であり、遅れたことには拘らないようにする。こういう自分の意思と病状との「陣取りゲーム」に慣れてくると体調のセットアップが早まり午前中でも動けるようになります。

 病気の制約から抜け出すあの手この手の背景の考え方としては「自律神経失調症状」すなわち体の個々の機能・能力は普通に有りながら、それぞれが適切に協調できない機能疾患と位置付けて、体の自動調整能力の不足を人為的に補って症状軽快を図り、動ける範囲を拡げて体力も回復し、病状離脱を図ろうというもの。この「自律神経失調症」という病名概念は、かって代々木病院精神神経科故石田一宏医師(筆名真木某)が各種病気の「症状」として提唱して、過労性労災、頸肩腕症候群背腰痛症など強い不定愁訴・うつ症状のある患者の職場復帰の障壁を大きく下げていました。かっての私の職場の労災患者さんたちの主治医は鬼子母神病院・芝病院などが主で、労災認定交渉では大きな力となりましたが、後半労災補償打ちきり処分を受けた長期療養者たちの病状回復生活の基本指針としてはこの代々木病院石田一宏医師提唱の「自律神経失調症」が対応法を具体化し易くて主軸になってゆき行政訴訟本訴提訴前に10年スパンで職場復帰を果たし事実上「完治」しています。

 皇太子のカミさんが攻撃に屈して「治療生活優先原則」を維持できず、症状軽減には卓効のある国外日程:スペイン訪問を放棄し、抵抗感の強く残る国内日程を入れて、案の定、足を踏み出せずドタキャンに陥ったことで更なるバッシングを受けて進退窮まり、加えて、日々目まぐるしく変わる症状を捉えられて、却って重症・深刻化したかのような「医療・識者談話」に叩かれていますが、なぜ現実の患者さん達に接して軽快・快復させている現役医療者の見解を載せないのでしょうか?マスコミに出てくる「有識者」は治療の現場からは遠い、叩くためだけの人選に見えてなりません。

 「認知行動療法」も、患者自身が納得して駆使できれば様々なプレッシャーを下げて、病状快復に有効ですが、具体的適用がNHK番組型の「患者当人の発想が悪いのを矯正する」タイプですと、発症原因の多くを占める強い外圧との折り合いが付かなくなり、快復できないままに留まることもあるでしょう。現実に病状快復するのなら後付である理屈は何でも良いのですが、患者を追い詰め続けて治れない様ではいけません。患者個人が弱いからか、外的環境が過酷だからかは相対的な面があり、ジャイアント馬場や朝青龍では平気な物理負荷だからといって、一般人が耐えられずに発症・事故に至ったら「個人が弱かった」という評価は不当で、「過負荷」を問うべきでしょう。新型うつ病NHK番組など世を風靡する個人責任論にはこういう支配側・資本側に味方し被害者を責め立てるデタラメさが根強く流れています。かって取材を受けて話した内容は総て捨てられて番組のカバーガールにしか使われなかった患者さんはかなりのショックだったようで休業治療中に帰省したままとなり、手紙などでの連絡も取れなくなり、職場で労災打ち切り処分を受けた患者としてはただ一人職場復帰出来ませんでした。国営放送NHKは労災患者の味方になる可能性は低く、特に、患者を直接支えている医療機関や労組・運動体への取材や、資料調査を拒否している状況では、味方にはならず患者攻撃的番組になるのかも知れないと伝えたのですが、実際に放送された底意地悪い番組の心身への強烈な打撃を跳ね返すには足りませんでした。患者が第2組合員で、全く付き合いのなかった担当病院から当人へ直接の取材要求だったので、差し出がましく取材を止める訳には行きませんでしたが、こちらが対応の責任を負う立場なら、患者達を支える医療者や患者会・担当労組・認定職場復帰運動からの取材を断固拒否するようなジャーナリズムにあるまじき取材姿勢で迫られたのですから、不当攻撃のリスクばかり大きい患者への直接取材など絶対にお断りしていたでしょう。

 皇太子のカミさんの治療担当で出世・損得の絡まない別世界である民医連関係を治療に引きずり込んで雑音への強力バリヤー意思表示として、治療生活最優先の試行錯誤に持ち込み、快復調整過程が患者に見える治療生活にした方が早いと思うんですがねぇ。折角東大閥を離れてオランダ療養で大成果を挙げていながら、なぜその方向を断固維持しないのでしょう?治ってしまえば行動選択の自由度が大幅に拡がるのに、悪意に妥協するのは治らなくする愚行でしかありません。


恩に仇するセコさ!に怒り
「女工哀史」「嗚呼野麦峠」「蟹工船」肩入れに
一目置くのか?大時代的変人扱いか?    <3>

 近年の職場では、密告、讒言など、足の引っ張り合いが増えて、他人を蹴落としても自分の地位と立場を守ろうとするあさましい餓鬼煉獄化しているようでありまして、徒党を組ませて対象被害者を追放する学校のイジメ同様の支配構造が持ち込まれることも少なくないようです。

 しかし、かっては「一人は万民のため、万民は一人のため」などと、お互いが助け合える方向が追求されていて、職場の労働組合への参加は誰でも常識的なことでした。小説「ああ野麦峠」やレポ本「女工哀史」に描かれた悲惨に共感するのは当たり前だった訳で、「電産型賃金体系」などとして労働運動として生活できる賃金体系を追求して一旦は定年まで働けば持ち家に住める世の中にしました。
 総勢4800人程の会社で、幹部要員として採用された同期大卒新卒者11名中で、組合結成に参加した者が8名、対抗御用組合結成に参加は直属上司に経営者一族を戴く2名が籍を置くだけで、会社側から「良識派」などとされて御用組合の幹部にと口説かれた思想的には右派の人は「組合には見解があるが、最初に動き出した者を尊重すべきで、対抗組合は作らない」と第2組合結成を断固拒否したのが私の職場で設計者として机を並べるアイディアマンの先輩。強制残業・罰残業などで絶悪評の製造係長たちが「女子社員を掌握している」と対抗第2組合結成に走り、加入を迷っていた人達に一斉に組合加入を決心させる逆効果となったりしました。

 これらの世の流れに対して会社側・資本側は、まずは会社派組合幹部の育成乗っ取りによる御用組合・養殖組合化、出世の裏街道化で組合活動そのものへの信用失墜を図り、また、銀行資本と土建業界と政界がつるんで高利で食い荒らした国鉄累積赤字27兆円を「怠惰な国鉄労働者の責任」にスリ替えて国鉄分割民営化で労働運動攻撃を開始、同時に労働者派遣法を成立させて、その改悪を重ね、解雇自由の世の中に変えて、かっては90%以上が正規雇用だった世の中を、今や青年の過半数が非正規不安定労働で、正社員の労働条件さえ極端に劣化した世の中に変えて、さらに現在は、残業手当ゼロ法案と、解雇制限を大幅に緩めた限定正社員導入が画策されていて、支える労働者を企業合理化で無くした健保・厚生年金の破綻に、深刻化する一方の経済情勢が続き、勤労国民も企業側も未来を見通せない状況になりました。

 中曽根内閣以来の資本側の大キャンペーンが効いて、勤労者自らを守る運動や組織、政治、政党に対する不信感・敵対意識や無関心がはびこってしまい、攻勢に押される一方の労働者側をそういう中で最前線で支えてきたのが、解雇など争議当事者個々と、労働側では全労連運動であり、内部から壊して資本側に迎合してきたのが連合ですが、個々の現場で見るとさらに「個人事業主」化、偽装請負化された個々の労働者を直接権力支配する「組合嫌い、アカ嫌い」の「監督者」などが存在する訳です。
 「女工哀史」「嗚呼野麦峠」「蟹工船」への肩入れには、トレンディーは大時代的変人扱いでしょうか?かってのように、一目置くのが正統なのでしょうか?団塊の世代が入社して中堅化した頃までの時代、御用組合結成加担は知性と人間性を疑われて、ご都合主義で裏切る信用できない人物として利用した会社側からも疎まれて不遇に追い出されることも少なくなかったのですが、今は他を出し抜き自分だけの利益を図る守銭奴ホリエモンや村上ファンドが英雄視されてしまうイヤな時代になったものです。

 先の仕事で大いに助けられながら「あいつら、アカだ!・・・・・・」などと酷く陰口を繰り返すアカ嫌い常連氏の周囲との関係は、仕事上困り抜いて解決出来なかったことを相談して、その相手が解雇・組合弾圧争議の現場では激しい対立関係にあった全労連活動家・幹部達で、過去の状況を承知で救済してもらいながら、それを全く無視して陰で激しく攻撃し続けたことが基本問題です。
 それに加えて、労働組合攻撃を「自慢話」として繰り返し聞かされたママ自身は、職場での解雇争議撤回・御用連合加盟反対のために労働組合の執行委員に就任して活動した経験を持ち、それまでは共に頑張ってきた活動家達が「多数決」で連合加入組合吸収合併解散の方向を決める中で、諦めて今の店を持って退職したと思いますので、そのストレートな感性では、目の前の「隠れアカ攻撃根暗常連氏」の卑劣な態度は腹に据えかねるものがあり、ペナルティーで勘定をボル程度の生半可なことでは到底収まりが着かなかったのでしょうか。一貫して自分自身の目の前の損得で動いたのではありませんでしたから、商売上の制約を超えて当人の前で不当な陰口を暴露して断固糾弾したのでした。工場役職No.2氏が末端労働者のボーナス査定に直接介入して職場での+10%査定を組合所属差別で逆の−10%査定に下げたのを組合ぐるみで追及して±0%まで裏補償させ、その不始末で大左遷に追い込んだ当事者の一人でもありました。そこは、土地の保守・自民系も良く顔を出す店で、他人への強要癖のあるお客さんからの、おかしな話の腰を折れなければ、余程のことがない限り、こちらが逃げ出して面倒を避けてますし、普通は野暮なことは問題にならないのですが、人の好意と恩義を無にする根暗常連氏の陰口は店の雰囲気をぶち壊してしまうものでもあり、どうしても許し難かったのでしょう。

 不当な言への純粋な怒りを忘れて、曖昧にしておいて、そのうち丸め込めるかのような損得尽くの「大人の対応」ではイカンかった!と若干強めに反省。でも、美人だから我々鼻の下の長い客が付いてはいるものの、強烈に過ぎますと不況激しき折、逃げ出されるのではないかと、こちら、お客側がハラハラすることもあるのですが・・・・(w。直接は手を下さずファンクラブに対抗を投げれば不快な振る舞いを掣肘するあの手この手を工夫するでしょうに。左派系の組合役員を引き受けられる人たちは、厳しい要求をしても、その経営者と争議にしないで関係を保つ能力は対中小零細企業ほど有るわけで、様々な人の扱いには慣れていることが多いものですから。

蛇足:「硬さ試験機」で暴挙バカ社長救済  <3.2>

 工場には原材料や金型、製品の試験をする測定室がありまして、3次元測定器(=東芝機械がココム規制を冒してソ連に輸出して検挙された超精密測定装置)とか、投影機、鋼球やダイヤモンド針を突き立てる硬さ試験機などがあって、数学を駆使したデータ処理を求められたりするのですが、ママはその「測定室」に長く居て立体計算もこなして設計技術者とも遣り取りしていたベテラン計測員。特に我々電気屋は三角関数も2次元のsin(ωt+θ)で済ましていますから3次元の一般処理が入ると四苦八苦に陥るので計測員の助言が必要になるのであります。
 店で酔っ払った町工場の社長が、激しくハメを外し、居合わせた女性客の頭上に「チョンマゲ〜〜」とイチモツを載せる悪ふざけして、悲鳴も上がり大騒ぎになったのですが、すかさず「硬さ試験をしてあげるからココに置きなさいっ!」と持っていたアイスピックをトレーに突き立ててバカ社長に激しく迫ったのであります。ダイヤモンド針を突き立てて凹みを測るのがたしかロックウェル硬さ試験で、在職中は手慣れた作業ではあります。ビックリして逃げ回る社長に、被害女性の方が落ち着いてきて事態は何とか納まりましたが、ママの強烈な介入が無ければ悪ふざけ社長は最悪刑事事件として扱われ、呼び出されたり、立件されて大変なことになっていたかも知れません。
 引いてみれば、アイスピックで本当に串刺ししかねない迫力で、のっぴきならない事態を収拾し、被害者もバカ社長も救っているのですが、とっさの対応措置ではごく優秀!修羅場慣れしています。社長氏は一般客相手のあまりの愚行を恥じてか、近くに住みながら店にはあまり顔を出さなくなりました。そこの従業員でなくて良かった〜〜(w。

 何やら言い訳書(\100.)を出版した彼の筆坂秀世さんも、現場にアイスピックでも持って真剣に追い回してくれるスタッフが同席して居て、被害女性の怒りが鎮められていたら、事件にはならず何とか命運を保てたんでしょうけど、刑事処罰ではない「政治的評価」としては、事件として公になっただけで革新側としてアウトでしょう。町議会の懇親会で温泉地の○×ミュージックホールの送迎バスに乗ったが、入口を入らずに帰ってきただけで「議員辞任」という実に厳しい基準の党らしいですから、その立場の自覚が全く足りなかった!(解任措置の妥当性とは別の話)。日曜日朝の討論番組でNHKのカメラは筆坂氏がハナクソをほじる姿だけを執拗に追い続けましたが、ご当人は気付いてなかったでしょうねぇ。

2013/07/10 20:55

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