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[147].ほぼ満点の救助対処！
　　　大阪御堂筋線転落救助

　今朝のラッシュ時に大阪市営地下鉄御堂筋線本町駅のホームを歩いていたOLが他の乗客と衝突した弾みで線路に転落！駅員は非常停止ボタン近くの乗客にボタンを押すよう頼み線路の飛び降り、転落乗客を避難スペースに運び、折から進入してきた地下鉄電車はその40ｍ手前で停止、事なきを得た。40mという距離は60km/h走行なら僅か2.4秒！間一髪の事態だった。携帯を操作しながら歩いていて衝突に対処しきれず転落したものらしい。

　非常停止ボタンが近くなら自分で押した方が早いが、距離がある場合に大声で操作を頼むというのは操作者の逡巡を吹き飛ばして操作を早めるから、大変に適切だった。先ず停止手配という原則を、乗客を含めて徹底すべきだし、線路立ち入りの可能性のある警察・消防にも繰り返し指摘・教育すべきことだ。今回救助に当たった駅員が、頼んだ乗客がボタン操作の行動開始したのを確認していたら満点！新大久保事故を受けて駅員に日常業務で携わる身として対処法を考え何度も何度もイメージトレーニングして来たと推察されるほぼ満点の対応だ。

　東武事故でも警察官がまず「止めて！非常停止ボタンを押して！」と叫んでいたら、４個の非常停止ボタンと40秒以上という経過時間からして命を落とさず済んでいた可能性が高い。大変残念！60km/hから停まるのに15秒前後で足りるのだから。

　マスコミも、お涙頂戴式に特攻救助を囃すだけではなく、リスクを減らす救助の仕方、救助を諦めるべきタイミングについてきちんと指摘することが必要だ。今のままでは視聴率を追っての惨事事故待望報道ではないか！

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