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Geo日記
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[56]. ATS-S宿毛駅設定は正しく,変更しないとは!

 「ATS-S宿毛駅設定(51km/h)は正しく,変更はしない!」という情報が飛び込んできた.ということは宿毛駅単独エラーではなく設定基準の問題で,他の行き違い駅も120km/h対応にはなっていないということになる.
 宿毛駅は今回,「補助装置」として-ST型時素速度照査3対の増設で暴走事故は抑えられるが,行き違い駅には設置しなかったから特急過走正面衝突に対して有効な安全装置が無く,今後は入線させられないではないか.
  国鉄基準なら600m以上の距離になるはずで,それを採用してるはずの土佐くろしお鉄道と国交省がなぜ51km/hなのか大いに疑問である.
  ATS-S:130kHz地上子が全信号に設置される主たる安全装置なのだから,補助装置で安全の保たれる宿毛駅も場内信号対応ロング地上子を120km/hに対応できる位置に移設か増設して警報を発して運転しやすくするのが筋ではないだろうか.少なくとも速照による過走防止装置を設置しなかった行き違い駅は必ず直さなければならない
 「想定外の事故」ではなく,最も危険度の高い状態(最高速度120km/h)を対象にしない「安全装置」を可とした「想定ミス」により防げなかった事故なのに,鉄道局は潔く落ちを認めて全国のATS-Sx系を使う高速走行鉄道に見直し通達を出すべきだろう.絶対信号対応地上子の位置を変えるくらい「瀕死の第三セクター」の息の根を止めるほどの支出にはならない.土佐くろしお鉄道でさえ3対の速照について「その程度のもの運輸省の指導さえあれば付けていた」との見解だとか.
2005/04/17 17:35
 ロング地上子位置がそのままで良い理由判明!新設の過速度・過走防止装置の設定から場内信号の制限に掛かり停止できるので、国交省3.29勧告対象からは外れる。
 しかし運転側からみると突然無警告の非常制動に見舞われる訳で、先ず警報!のATS-Sの動作からは外れている訳で、安全装置をオペレータの邪魔者にしないためには他と同一動作:事前警報が望ましい。      05/05/31
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