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荒天、災害に弱い地デジTV
 アナログ放送は平気だったのに!

 「地デジなんてやめたらどうだ!?」と日刊現代、東京新聞に取り上げられて、普通の批判に晒される様になったが、こうやってマスコミが批判的に取り上げるときは事態が進んでしまって引き返し困難になってからが特徴だ。せめて2011/07アナログ停波の無期限延期くらいはして貰いたいものだ。

日刊現代'08/06/25水5面
「地震の緊急速報にも役立たず……
地デジなんてやめたらどうだ!?」

●受信2秒遅れ
●荒天でのブロックノイズ
●想像以上の費用:チューナー&アンテナ
●アナログ機一斉廃棄、不法投棄、輸出

東京新聞'08/06/27金11版S30面
「天空への挑戦、東京スカイツリー着工へ#3
地デジ時代の電波塔」

●「今や映像はインターネットで流せる。時代遅れの地デジ政策を進めたのは忸怩たる思いだ」:地デジ担当元総務省官僚言
●「何百億円かけて建てる電波塔より、衛星や通信の方が伝送コストは遙かに安く効率的」:法政大稲増達夫教授

http://www.jma.go.jp/jp/g3/images/observe/08062218.png

受信障害直後の天気図(気象庁サイト)
 22日日曜夕方、関東地方を梅雨前線上の低気圧が通過し、激しい雨に見舞われたのだが、この通過中は衛星放送も地デジも受信障害でメロメロだった。翌日朝低気圧が離れるときの荒れで大型漁船が転覆沈没するほどの大荒れの気象だったことは確かだが、陸上の天候はそれほどでもなかったが、衛星放送は1時間ばかり弱電界モードに切り替わり受信強度が日常は90dB余なのに50dB程度まで落ちてアナログ放送より酷かったし、地デジは日常73dB前後が時々煽られて30dB〜50dBに落ちて、ブロックノイズに留まらず、音声が途切れ途切れになってしまい、受信を続けるには従前のアナログチャンネルに切り替えるほか無かった。
 それでなくてもこのところ夕刻から夜に掛けて一瞬30dB〜40dB程度に落ち込んでブロックノイズが見られる現象を繰り返しており、幕張新都心の回折・反射波受像地域ではデジタル化では受信障害を解消しきれない可能性が強くなった。電離層のEスポット障害の季節ではあるがあれはVHF帯で、実際アナログTV放送には影響していないし、まして地デジのUHF帯に影響している可能性は少ないだろう。荒天で回折・反射の様子が変わっての受信障害の可能性が強いのだ。こんな状態で高層ビル受信障害補償のケーブルTV放送を廃止するなんて無茶だ。

 デジタル放送のタイミング遅れで、番組が尻切れになるのは良く経験しており、それを配慮して地デジ放送には時報が無くなったが、実際、FMラジオでTV音声を受信したりアナログTVを並べて受信して比較すると時間ズレがハッキリする。約3秒の遅れだと思っていたら、日刊現代の記事では2秒の遅れで地震の緊急通報を役立たなくすると叩いている。?ン?と思ってよく考えると「1、2、3」とカウントしていた。正しくは「0、1、2」である。どうやら日刊現代記事の2秒遅れが正しい様だ。緊急地震速報で2秒間は結構大きな遅れ。伝播速度を粗密波(P波)で7km/s、横波(S波)で4km/hとすると1秒差での距離は9.333km(=P・S/(P−S))で、アナログ放送に比べ警報が間に合わない地域を半径で約19km拡げてしまう。

 この大荒れの時間帯あたりから実は狛江市長選市議補選情報を追っていて、結局は川崎・狛江のローカルニュースサイトに辿り着き、23時過ぎに市長選と市議補選の選管確定情報を入手。TVの時代は去りつつあるのかもしれない。
     See→[日記#144:強行できるのか?アナログ停波]


官僚天下り先乱立  <B>

 東京新聞名物「こちら特報部」08/06/30付26〜27面に「地デジ強行の裏で、官民「アナログ」体質/電波系天下り先乱立/潤うOB理事長就任、年2100万円報酬/財界多額投資、産業振興掲げ"癒着"、と見出しを立てて地デジが視聴者・国民の要求や利益で行われたものでない背景事実を著作者紹介の形で報じている。(見出しだけで8割方は内容が分かりそう)

 地デジ切換に繋がる電波利権化の流れが電電公社民営化をルーツとする許認可制という指摘が新しい。アナログ打ち切りで、ビル等電波障害難視聴対応を止めてしまおうという計算尽くは見えていたが、デジタル化しても前項の様な受信障害は残るわけで、どさくさ紛れの受信障害対策打ち切りと、受信料支払い強制化を視聴者負担で行うものと思っていたが、それを更に食い荒らすとは………。

 既に衛星放送には1/4くらいに「契約催促画面」が貼られて到底受信に耐えない。アナログ放送打ち切り後は地デジにも当然貼られるだろう。まぁそんなもの見ない。しかし国営放送は「受像設備設置」だけを要件に、もう自分でTVを操作できない老人の受信契約解約を拒否、主たる居住が他にあるものにまで執拗に受信料を請求する。
 しかしながら政権党ご用聞き放送局からの請求に自発的に払う気など起こるはずがない。先の「編集権」は現場がそうしたのならまだ通る理屈だが、安倍・中川らの直接の意向を受けてNHK上層部が命じて改竄させたもの。権力党有力者が「公平」の中味について具体的に述べて、「公平にしろ」は権力側の直接介入そのものではないか。すなわち「報道権・知る権利の侵害」だ。その上、裏の利権・天下りか!NHK職員による不適切支出や横領は許し難いとはいえ、NHKの方針で行われたものではなく、あくまで管理責任だ。ところが政権党ご用聞きによる番組内容改竄はNHKの意思で行われたもので、その暴挙について弁明番組中で長時間に亘り「正当性」を主張したものだ。呼びつけられたのではなくご用聞きで自ら迎合した、こちらが遙かに重罪ではないか。しかもそれに気付かず弁明だと誤信するあまりの鈍感さに呆れる。
       08/07/04追記


2008/06/28 23:55

原潜当て逃げ説浮上

 週刊誌アエラに軍事アナリスト名で謎の沈没をした漁船について「原潜当て逃げ説」の記事。
 当時の気象状況からして大型漁船が転覆するほどの荒天ではなく、曳航していた小型船に何ら損傷もなく、数秒間隔のただ2発の3角波というのもおかしい。10m/s程度の風で転覆するはずがない。エンジン停止の待避でパッシブソナーでは検知できずにぶつかったのでは?ハワイ−横須賀の大圏コース上の現場で、潜水艦が当て逃げの可能性は強いと、………。
 修学旅行の瀬戸内海で海が荒れ、1200トンほどの客船で大阪天保山から四国高松まで25m/sの強風に晒され大揺れで船酔いして酷い目にあったが、転覆寸前の様なそんなに酷い揺れには遭わなかった。エンジンを切った停泊でもパッシブソナーに認識させるには船体を叩き続けるなどの対応が必要かもしれない。深海調査をして船体を引き上げる必要があるだろう。(08/07/16 20:55)

潜水艦当て逃げ!トップ記事

 東京新聞7/23夕刊1面トップ記事で見出しとしては「潜水艦衝突の可能性/乗組員「船底に衝撃」/海難審判理事所潜水調査を検討」として「横浜海難審判理事所の調査結果」を紹介、「一瞬に沈没した第58寿和丸は、船の下からの強い衝撃のため右舷の船底を損傷し、沈没したとみられる。沈没までの状況や乗組員の証言などから、損傷は潜水艦との衝突の可能性が強いと見て調査………海に投げ出された乗組員は油まみれで救助されていることから、船底の燃料タンクが何等かの原因で損傷、大量の燃料油が海面に流出したとみられる………当時の現場海域はうねるが2〜4m、波高2mで、漁船が転覆するほどの高波ではなかったとみている………数千mも海底に沈んだが、………船体の損傷などを確認するため、深海調査船による調査が必要と判断。既に海洋研究開発機構に調査船の派遣を非公式に打診している」
 新情報としては、「救助された乗組員が油まみれだった」ことと、原因究明に責任を負う海難審判理事所の公式見解で既に調査に向けて動き出していること。後者は実に重大。単純な転覆では泳ぐ乗組員を油まみれにするほど大量の油が漏れ出すことはない。
 翌朝の続報記事では、自衛隊、米軍が「該当無し」と回答、故障だらけで戦線離脱艦の多いロシアは日本海だけで太平洋には出てくる可能性はほとんど無く、中国は最近慎重、と状況不明。潜望鏡が当たったとすると潜水艦側もダメージが大きく即浮上して点検が必要。(裏返せば、船体が当たっただけの場合は逃げられる)。何度か同様の事故を起こしている米軍だろうか?それとも自衛隊?中国?  (08/07/25 21:00)

2008/07/16 20:55
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