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[75].「國枝の式」は転覆しやすさ
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国交省が転覆限界速度を算出するために使用したとされる「國枝の式」のコピーを送って頂きました.詳細はh17/05/27当該通達の末尾に添付してあります。具体的な数値と適用基準は触れられていないので、検算できませんが、細かに計算するのは実態との乖離を最小限にするためであって、R400を境に、未満20km/h差、以上30km/h差以上で設置という手荒い計算例は式の趣旨にそぐわないものです。改良負担がダントツのJR東日本あたりは函数形の判定式で設置・不設置を決めるのかもしれません。それを北海道が使い、他社も導入となりますか。但し設置緊急度のランク付けは輸送量だけでなく、不足カント量でも押さえて、尼崎事故現場のように非省略式で算出しても280mm(=377−97mm)などというけたたましい処は直ちに実施させたほうが良いでしょう。173mm以上なら300R97Cの現場では100km/h以上が超緊急設置となります。その辺りがギリギリ助かる限界の様ですし、省令の均衡カント計算式として現場で使い慣れている様ですから。 不足カント=均衡カントCb−実カント Cb=W/sqrt(1+(127.008R/V^2)^2) …………(12) ≒(W/127.)・V^2/R ……(12)-1 (運輸省令算式) |
2005/06/11 23:00
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