セクション停車禁止標識  <2>

【 エアーセクション関連記事 】

 エアセクション停車禁止標識の1セットを示します。 この区間に停まると他の列車の負荷次第で架線熔断に到るので、一旦パンタグラフを降ろしての 脱出操作(日記#247)が必要になります。
 現場は総武快速線下り幕張駅から1kmほど先の切り通しで、幕張電車区引き込み線を発車した電車が充分加速してノッチオフする辺りですが、変電所が幕張駅にあり、加速途中のエアセクションは離線アークを考慮して避けたいため、饋電線を延長して1km先にエアセクションを設置して、電車15両編成を対象に停車禁止標識を設置しています。 エアセクション後端(本14架線柱)から、停車禁止解除の無指定電柱(構本4)まで8スパン約380mあり、セクションを15両編成が抜けています。
 ここはエアセクション停止禁止標識全部が(季節により)見られる珍しい場所。 しかし並行する緩行線下りは幕張駅中線の合流直後にエアセクションがあり、フル加速中に通過しているので、絶対の規則ではないようです。中央線東京駅1〜2番線入口にも同様にエアセクションがありますが、ここは雪掃除対策で駅構内を停電させるためのエアセクションとか。
 位置特定の「本nn」「構本n」「副n」は電柱固有の番号としてプレートが掲げられています。これは一般電力でも電話でも同様で、配線名がある分一般配線の方が命名が複雑です。特別高圧送電線鉄塔にも連番の札が掛かっているのに気付くと思いますが、鉄道は高架線の柱一本一本にも付番されていてかなり徹底しています。もっとも、経年劣化で退色してしまいほとんど読めないのに放置というのも多くて、曲線や距離程標式同様にメンテは良くありません。幕張駅付近などほとんど読めないプレートが多数ありました。 外線関係者はこのプレートを読みとるためのポケット望遠鏡や双眼鏡を持ち歩いていますが、鉄道はどうでしょう?
線路脇に設置されている距離程標(東京起点快速)より、時刻表の緩行線距離表示(お茶の水起点)が0.5kmほど短いのでその分修正して相対距離計算しています。

エアセクション&信号
下り快速第5閉塞信号機より後側にエア・セクション設置@幕張駅先32.5km標識付近
(営業距離程:幕張31.1km、新検見川32.7km(標識33.2km)→∴0.96km先§)
 総武線幕張変電所の快速下り線架線のエアーセクションは直近ではなく、駅からの加速区間を避けて先の閉塞信号先に設置されている。(下図右)
 ここに停止してパンタグラフで短絡すると過電流で熔断する危険性があり、15両編成の長さ分、停止禁止標識が掲出されている。

 下図左側のように高速遮断器をエア・セクション直近に設置すると、過電流熔断の危険性を大きく減らせる。
熔断抑止エアセクション接続図
   直流高速遮断器をエア・セクション直近に設置するとパンタ短絡電流を減らせる(左側の遮断構造)


【 エア・セクション停止禁止票 】


−1).重力牽引装置

0).停車禁止票1&セクション票
エアセクション表示
0)'.エア・セクション始点:32.53km (幕張変電所=31.6km)

1).〃 終点

1)'.停車禁止票2

2).停車禁止票3
本12架線柱 快速第5閉塞 本13架線柱 本13架線柱 (夏秋は雑草でここからは見えない) 本14架線柱裏 本14架線柱表 本15架線柱


3).停車禁止票4

4).停車禁止票5

5).停車禁止票6 32.8km標識傍

6).停車禁止票7

7).停車禁止票8

8).停車禁止票9
本16架線柱
3両クリア
本17架線柱 本18架線柱
9両クリア
下り第9閉塞
&非常停止灯
構本1架線柱 構本2架線柱 13両クリア 構本3架線柱 15両編成


9).構副13駅東端

10).緩行第8閉塞
出発信号相当、構本15

11).33(1/2)距離程票

12).快速第4閉塞信号+緩行第7閉塞信号
本6〜7間、105/115速度制限票@800Rは本4

13).快速第4閉塞信号
本6〜7間


−3).幕張変電所 31.7km

−2).幕張駅下り出発信号 31.8km

0)’’.快速エアセクション先 32.5km先、本13〜


電柱建植ピッチは標準を50mと考え、曲線部あるいは駅構内で短縮されていると考えたが、 現場が800Rだったので、50m正矢で39cmは±20cm以下で許容振れ幅、
   d(R,L)=R−sqrt{R^2−(L/2)^2} より、
      800R、50mでは、正矢39cm
見た目で、駅構内の建植ピッチがやや短めに見えたのでこれを仮に45mと仮定して距離程標識と比較。実際は曲線部が短いのかも知れないが大差は無い。

2017/08/01 23:55