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光回線、文字ベースならADSLで充分

 3年余も続く光回線切り替えの執拗な勧誘に遂に屈して、NTTフレッツ光ライト、ファミリータイプに切り替えたのですが、案の定、遅い原因が通信速度ではなく、アクセス先の錯綜による応答の遅れの模様で、高速感は感覚としてはほとんど感じられませんでした。YBBにはセットの050xxxxのIP電話をNTTでは止めて現状の軽負荷なら若干安くなるということで切り替えましたが、重負荷になると従量部ですぐ逆転する電話業界お得意の朝三暮四仕様で、今まで得になったことはまずありませんから話半分。ADSLでの転送量を調べた上で「絶対に安くなる!」というNTT代理店の勧誘で、これはNTTだけが得ている勧誘データで、競合他社はやってられません。

 従前利用のADSLはYBBの26MBPSタイプ(2003年導入)で実効速度2MBPSでしたが、今回切り替えた光回線は最大100MBPSで実効速度16MBPS(ワイヤレスハブ経由で11MBPS)を示していて数値上の通信速度としては8倍の高速にはなっていますが、実感として卓効はありません。待ち時間の多くは通信速度ではなくホストの応答時間だったためでしょう。(ホストの応答時間の遅さが目立ったのは閲覧ソフトJaneの板一覧で「最近読み込んだスレッド」「最近書き込んだスレッド」の一斉読み込みで、読み込みの高速化はほとんど感じられません。未明の時間帯だけは高速化が感じられますから、遅い主原因が読み出し先なのは明らかですが、光で16MBPS、無線LANを介して11BPSというのはかなり不満のある速度です。地デジTV電波の届かない八王子の山の中ではもっと速いと住人が言います。私の光フレッツライトが外れなのかもしれません)
 これなら接続点を自動切り替えしてくれて、ADSLよりは若干早めのWi-fiに加入した方が安上がりで良かったかもしれません。プリンターやLAN-Diskとの接続も従前の無線LAN同様に出来るそうで、もう2ヶ月待てば別の判断になったでしょう。Wi-fi兼用の無線高速ルーターに取り替えるとLAN-Diskが高速化され使用に耐える様になったとか。こちらは先代ルータが寿命に近いのでやってみましょうか。

 目的のサイトにアクセスが錯綜した場合、ADSLですと高速の光回線に先に奪われて接続困難というのは時々感じましたから、そういう場合には効果があるでしょうが、テキストベースのメールやサイトの管理程度ではADSLの速度で充分ということの様です。利用が動画主体とか、TV視聴が主の場合なら高速回線の価値がありますが、そうでないテキストベースの利用では光回線の良さは分からないでしょう。

 3年ほど前にdionのADSL(2001年導入)最大8MBPS実効速度0.6MBPSの回線をKDDIの光回線マンションタイプに切り替えたときにはかなり高速化した感じがあったのですが、それは30倍近い高速化で、ADSL同士の速度を比較しても3倍以上違ったので当然なのかもしれません。

 回線切換のネックは、実はYBB標準添付だったホームページスペースと、それぞれクセのあるメールアドレスで、50MBもあるサイトの引っ越しはなかなか大変ですし、暫くはアクセス切れも予想されるでしょう。メアドは、仕事で使っていて通じない所があって、その迂回転送路を折角確立しているというのに、新メアドに変更すると、再び開通テストが必要になり、仲間内は良いですが、お客さんに頼むわけにはいきませんから、これも回線変更の重大な障害。そうすると回線変更キャンペーンの適用除外になって、低料金では切り替えられなくなってしまいます。今回のNTT切換では、プロバイダーにYBBを維持したため、プロバイダ関係の割引不適用に加えて、回線料金の月末まで2重払いと、他より高いプロバイダーに2年間の解約制限が付されてしまいました。
 そう簡単にプロバイダーを変える積もりはないのですが、新聞販売同様、釣った魚にエサはやらない主義のようで、全くの新規加入者だけ優遇のキャンペーン価格で普及が図られ、古いユーザーは放置です。他のプロバイダでもそのままメアドとURLが使えれば月\300.も払えば自由に移動出来るのですが、ゴミメール発信対策として、他のプロバイダで取得したメアドからの送信を許さない所もあり、契約固定期間の過ぎる2年後によく調べて再検討します。今度の光回線固定料金値下げでライト契約と逆転の可能性もあり、それは義務期間がないので料金明細を見ながら切換判断です。

レンタルより自前がお得、無線LANアダプター    <2>

 無線LANは、ADSLモデムに無線LANカードを挿すだけなのにレンタル料が跳ね上がるので、後で安い無線LANアダプターを買ってきて接続していましたが、それは光モデムでも同様ですから、有線で契約し手持ちの無線LANアダプターをそのまま使うことにしました。
 光モデムの設定ソフトを使ったり、光モデムの取扱説明書を読みますと、「指定の無線LANカード以外は設定できない」と書いていて、一見、独立の無線LANアダプターは使えないのかと思ってしまいますが、それは内装無線LANカードの設定の話で、外部はそうではなく、有線でモデム設定した後段に無線LANアダプターを独立に設置・接続する訳ですから、無線LANカード不使用としてスキップすれば良いわけです。この表示で幻惑されて、バカ高いレンタルカードを装着する人もいるのでしょう。
 無線LANアダプターは今なら新品を買っても\3,000.弱〜Wi-fi付き\5,000.余から有って、ノートPCには無線LAN子機内蔵ですから、カードのレンタルは割高ボッタクリに過ぎます。今回プロバイダに接続回線切換を申し入れたときに「商品券提供など、どんな優待があれば無線LANレンタルを申し込むか」を聞かれたのですが、「量販店などで自前で準備すれば数ヶ月でペイするんで、レンタルを頼む人の気が知れません。商品券なんか付けてもダメです。あなただって無線LANアダプターは自前でしょ?」と言ってやったものです。「そこは立場上お答えできません(w」って、判っていて顧客に愚問を発してはいけませんです。
 但し、光モデムのLANコンセントに接続したPCからは、縦続接続の無線LANアダプターに接続の機器:LANプリンタをアクセス出来ませんでした。ハブの縦続接続には後段側に「スレーブ」の設定が必要だとは思うのですが、無線LANアダプターの設定メニューには見つからず、そのままでも無線アダプター以下では従前通り正常動作するので、設定替えしないままで使っています。

 光モデムにはアナログポートが2つありISDN(INS-64)電話と同様「TEL1」/「TEL2」として2回線同時使用可能で、1−2間の内線通話と選択着信ができ、FAX用と使い分けることが出来ますから、YBBではセットだった050****IP電話(\490/月)をキャンセルして差し支えありません。(YBB主導のNTTフレッツ光というのも有るようで、そちらは050-IP電話がセットになって切り離せない様です)。片方のアナログポートに独立番号の割当てを受けるとそれは有償です。YBB加入者相互間の無料通話というのは、無料の相手先が判らないので実質はほとんど使えず、個人には意味のないものでした。無料通話は呼び出し音を違えるとか目立つことをしないと、たとえ無料通話が働いていても有り難みは判らないでしょう。

同じ会社内なのに同一番号での回線切換に手数料\3000.はアコギ
電話加入権\7.5万×3本只取りももっとアコギだが・・・・・    <3>

 NTTフレッツ光ライト+光電話への切換は、NTTの加入電話から行ったのですが、その時、NTT加入電話と同じ番号にしたことで、番号可搬性適用とかで\2000.、加入電話の休止手続きで\1000.の計\3000.+税徴収を云われ、同じ電話会社内の回線切換なのに、これには非常に納得のいかない思いがしました。電話交換器が大昔のステップバイステップ式(ストロージャ方式)やクロスバーなら同一番号維持にハード的な困難は考えられても、現在は交換器がコンピュータそのもので、個別の回線にどんなデータを与えるかだけですから、それが新規番号か、従前番号かで変わるところはありません。事実、転居を繰り返して元の住所に戻ったときに市場から電話を購入して設置しましたが、その時に番号の希望を聞かれて、「以前の番号がまだ空いていたらそれにしたい」と言ったらそのまま特別料金無しで番号が生き返りました。フレッツでも同様のハズなのに、実質\3000.徴収はアコギに思えますがどうでしょう。
 さらに、引っ越しや、結婚や、相続で、電話加入権を3本持っており、それぞれ約7.5万円〜を電電公社に支払っていて、かっては固定資産扱いで4万円〜5万円で市場に売れたのですが、今はNTTの只取りで、10年経つと権利も消滅というのは何処かおかしいと思います。それなのに固定回線の名義変更には手数料や、除籍謄本・戸籍謄本が必要と、かなりちぐはぐ。かっての街の電話金融は1回線で10万円貸していたのですが、今は担保価値が無くなってしまいました。(街金など一度も利用したことはありません。パンクした人の精算を手伝っただけですがw、最も少額の電話金融だけが2千円余の計算違いが有ると追加請求して来ました。大口他社はワープロも表計算も普及して無かった当時珍しかったパソコン打ち出しの計算書に恐れ入って、金融計算慣行とは違う純複利計算そのままで解決したんですけどね〜。「複利の方が利子が多い」という「常識」は誤りで、短期間精算では単利の方が多いことに気付かせた事件でした)
 東京オリンピック某競技会場のプレスセンターに引かれた4線式200回線を競技終了後に一般家庭用に振り向けた2線式400回線の1本で、電話債券と合わせ15万円前後を払って設置したはずの回線ですが、今や「休止」のハガキ1枚に変わりました。フレッツ光の設置工事を終えて現場からコマンドを送ると回線が光に切り替わり、ワイヤー側はADSLも同時に停止しました。

相変わらず使えない「電電公社仕様」の取扱説明書    <4>

 取扱説明書が適切でなく意味不明なのは電電公社時代からの伝統のようで、マニュアル作成班の総取っ替えでもしないと改善されないのかもしれません。操作の総論解説部が無く、仕様詳細を分かっている前提で書かれていて、操作実例もないし、料金に影響するかどうかも記載がないことから迷うとお手上げになってしまいます。
 電電公社製取扱説明書で最初に呆れた経験は、友人から「(全テープ式の)留守電の応答メッセージの変更作業が出来ない」と点検を頼まれたのですが、持ち主の言うようにいくらマニュアル通りに録音操作しても記録できません。実際は、一旦クリア操作をしてから再録音すれば良かったのですが、マニュアルには記載が全く無く、たった1行で済む操作方法を見つけ出すまで半日近くも掛かってしまいました。クリア操作が何のために必要なのかを書いてなくて、応答録音操作とは独立項だったので見過ごしてしまったのです。混乱回避には、応答録音操作の冒頭に、クリア操作を述べて、新品・無録音のテープでは省略可とすべきでしょう。その手の自己中不親切が電電公社仕様取説なのです。(留守電の開発当初は、応答テープと留守録テープが別だったのを、1本に統一するのに、応答のみICレコーダ派と、テープ1本派があって、テープ1本派NTTの取説ミス。今は留守録も皆ICですが。)

 かってワープロ間ファイル転送通信を利用するためにNCU(網制御ユニット:通信機器用の一種の電話機)の設置を申し込んだところ、即座に、「電話以外の利用は法律で禁じられていますからダメです」と断られてしまい、こちらから必死に状況説明して機器の接続が許可されたことをアピール、それを理解できる担当部局を捜してくれるよう頼んだのですが、確信に溢れてデータ通信禁止を強烈に言い募って上司など他に確かめてはくれず、結局要領を得ず、次々たらい回しで本社まで上がってようやく担当部局が捕まり、地域の局の解る担当に繋がって設置工事をして貰ったことがあります。今のNCUはモデム内蔵で存在は全く意識されませんが当時のNCUは手動式で、電話を繋いでから両側でせ〜のでボタンを押して接続しデータ転送しました。電話局末端職員にややこしい設定どうのこうのを云うのはごく少数のヲタばかりで、請け負った専門業者は窓口には聞いてこないからそれで良かったのかも知れませんが、今、当時の窓口に相当する116番に質問を持ち込んでも応じられるのかどうか?を考えると、どこに相談するか非常に迷ってしまいます。

 今回も自分でデジタル電話回線の設定をするのは初めての経験なのに、デジタル電話としてどういう機能があり、何が設定できて、どう操作するかの独立解説章は無く、様々な設定項がモデム操作解説に一様にばらまかれています。ユーザーは光モデム・マニュアル全体から1項1項趣味で拾って確かめていくしかありません。(順序もハッキリしない何種類かの「重要事項説明書」に「サイトにpdfあり」と記載。しかし実際は特定の操作だけの説明)。操作を聞けるところも判らず、特に有償サポートができると、興味に飽かせて無償で聞ける範囲が何処までなのかも気になります。こういう制作側自己中マニュアルでは、読めば一応解るように書いている家電各社の製品にシェアを奪われるのは必然です。

半導体報復合戦
     いしい ひさいち作  <C2>
 日米半導体の信頼度比較試験をして、日本製が一桁余不良率が低いという結果を公表したのは米ヒューレットパッカード(HP)社。
 いしいひさいち氏は週1掲載の「経済外論」では大変切れ味鋭い作品を連発していた。
 昔、取扱説明書の水準で驚いた経験があります。初めて入手したパソコン、PC-8801購入時には、BASICとプログラム電卓は既に理解していて、あの分厚い添付マニュアル2〜3冊を読み込んでから作業を始めたのに対し、ヒューレットパッカード(HP)社の\240万ほどの16bitワークステーション(型名失念、1885の後継機)は、わずか100頁に満たない取説でhplでの自動計測・表示プログラムを組めてしまう桁違いの洗練された記述に彼我の技術水準の差を感じさせられたものでした。同僚の技術主任がHPワークステーションを導入して、区分求積計算を必要とする計測ソフト作成にまごついていて「お前、作れるか?」と振ってきたので、取説のコピーとソフト仕様書を貰い、徹夜で読み込んで翌日サンプルラインを持ち込み、それをベースに要求の計測ソフトを完成させました。それほど分かりやすい取説で、クセのないマシンでした。

 一方、それまで使っていたテキサスインスツルメント(TI)社のプログラム電卓は、訳本の取扱説明書が意味不明の酷い和訳で、原文の英文取扱説明書も同梱されていて、和文マニュアルの意味不明の部分を自分で和訳しながら使った訳で、電卓本体がすぐ故障してしまうのと併せ、きちんとした和文取扱説明書を添付したHP社の方が遙かに優れていました。訳本のない薄いワークブックも添付されていて、高度の、あるいはトリッキーな使い方がいろいろ紹介されていて実内容としては面白かった(=語学超苦手の私が読み切ってしまうほど面白かった)のですが、英文が直に解る層しか相手にしないという高圧的方針は日本TIの大失敗で、故障多発と併せ、TIアジア社日本撤退の基本的原因でした。

 TI社はアメリカ電子工業会の副会長を務めて、政治力で半導体の対米輸出制限と、輸入義務を日本に押しつけた先頭に居た会社で、アメリカ政財界の植民地盟主型の感覚は今も変わらないのは驚きです。BSE対策月齢輸入制限をヤメロとか、軽自動車規格を廃止しろとか、道が狭いのは不公正な対米輸入制限だとか、まるで清国に対し「アヘン貿易の自由」を武力で押しつけた大英帝国のアヘン戦争の感覚と変わりませんが、それをTPPなどとマジで請けてくる自公民政府というのも、それこそ売国的植民地的政府ではありませんか。「売国」なんてかっては極右勢力しか使わない言葉だったのですが、今は中央政府にぶつけなければいけない酷い状況です。無茶な半導体摩擦はマレーシア・パッケージのトリックで擬装して輸出入とも切り抜けましたが、技術は流出してしまい今、日本の半導体は窮地です。チップは日本で作りながら、マレーシア・パッケージ工程を経ると、アメリカにとっては日本以外からの輸入、日本にとっては外国からの輸入に転換されてアメリカが標榜して各国に輸入を迫るだけの「自由貿易」クソ喰らえの無茶な要求を交わしたのでした。いしいひさいち「経済外論(朝日新聞毎週連載)半導体報復合戦」の落ち「不良品ばっかりだなぁ」「なんだもうこわれてるじゃねーか」が当時の実態だったのは、米ヒューレットパッカード社が日米不良率比較1/10という実測データで明らかにしたのですが、以降25年間のアジア各社の努力と技術漏洩で大逆転。(PCとの相性が悪くて認識しないUSBメモリーとかあって、微妙な差は残るのですが、値段の大差には敵いません)。優れた技術者たちを定年後再雇用と称して定年前の約1/3、パート並み最低賃金で働かせる搾取制度を背景に、韓国、台湾、中国、東南アジアへ技術指導に再就職した人達が製造ノーハウを伝えて様々な分野で逆転に至りました。途中の転職先は制限可能でも、定年解雇後の約1/3の低賃金というのでは転職先まで制限できませんから、日本企業は目先の儲けで熟練者の首を切り自分の首を締めたということです。

 玩具PC的な8Bit機NEC-PC-8801でも発売当初はシステムで\80万余は掛かりましたから、汎用ソフトなど無かった時代に、コンピュータの専門家ではない一般技術者がいきなり自分用の実用プログラムを組めるマシンというのは、3倍の値段差を埋めて余りある高性能だったのです。計測器など、必要な機器を寄せ集めてケーブルで繋げばシステムができてしまう!それを簡単なコマンド群「hpl」で制御するだけでした。ですが、ビルの1フロアーを占拠する大型機を扱い社内に影響力の強かった「計算センター」は開発現場には面倒な時分割システム(TSS)の利用を強く勧めて譲らず、開発部の頭脳を糾合して(幹部もつるんで)データ処理量の多いJOBを集中して月間100万円超ものTSS利用料にしてしまい、「ワークステーションなら只だった!」としてデスクトップワークステーションPC購入に成功。担当していた大型機のセールスマンは以降ピタリと止んだTSS利用に「当て馬にされたのか〜!」とぼやくことしきりだったそうです。プログラムの作りやすさから、一時は、記憶容量の限界からあまり適さない製造の在庫管理にまで使われたほどで、それは全社オンライン管理切換まで使われていました。
 その後、汎用ソフトが大量に出回るに連れてワークステーション優位が次第に逆転して、PC-9801〜DOS/V、Windowsマシンに席巻されて工学ワークステーションの命脈が尽きていったのでした。今のhpウインドウズ・マシンは、コンパックを買収したもので、それとは違うHP社生粋設計製作の工学用デスクトップPCで、「ライブキーボード」とかいって、電卓機能併設で、プログラム演算しながらパラメター変更できる便利な(wマシンでした。(PC他機種では、技術計算は電卓片手に換算入力は常識だったのですから)。hplとかGPIB/IEEE488=HPIBとかはHP制定の規格で、PCから計測コマンドを送ると、自動計測して測定値を送り返してきて、そのデータ配列に合わせて軸スケール設定パラメターを送れば余所行きのグラフが完成してしまう。ま、FOR NEXTを使うにも、グラフを描くにも高価な拡張ROMを買って増設する必要があって、「HPIBインターフェイス付き卓上超高性能プログラム電卓」という趣でしたが、プログラムなんか全く教わってない開発技術者が、即座に実用ソフトを組めることを目指した良いマシンでした。必要な測定器を寄せ集めてきてそれぞれからのHP−IBケーブルを親亀子亀式に繋ぎ、割り当てたHP−IBアドレスをドライバーで設定すれば、hplなど簡単な言語で順次設定制御し読み出せて、サブルーチン中でローカル変数は自由に使えるし、BCD(2進化10進)演算でしかも隠れ桁を3桁も持っていたのでMS言語の様な面倒な2進化誤差はないし、今のVBより遙かに単純で目的物の開発作業が楽でしたねぇ(w。

2012/03/09 01:15

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