[239] |
|
作業を終えた夕方18時頃、小田急線町田駅上りホームに上がると電光表示板に「特急ロマンスカー北千住行」とあり、東京メトロ千代田線乗り入れの特急で、地下鉄内でも表参道、霞ヶ関、大手町に停車することが分かり、目の前の特急券売機で衝動的に大手町行きの特急券を買ってしまいました。
町田駅に来るまでは久し振りに新宿の本屋でも廻って帰ろうと思っていたのですがホームの電光掲示で一瞬で吹き飛んで、地下鉄特急ロマンスカー−大手町−西船橋経由に経路変更です。いやヲタ丸出しの仕儀で年甲斐もなくお恥ずかしい(w。町田駅ビルの本屋で高校物理の読本\1,779.を買いましたんで帳消しにということで。
作業の関係でカメラは持ってなかったので携帯付属カメラで撮影。ピンぼけとブレが甚だしく、数で勝負のつもりでしたが車内が暗いのはどうしようもありません。
旧3000、3100、7000、30000ロマンスカーと比べて、狭さは感じず、30000同様に音も静かで乗り心地では文句ないものの既に黄昏じゃ外は見えません。結局乗った実績だけですが、小田急ロマンスカー特有のノコギリ運転はやりませんでした。あれは上り渋沢手前の片峠までの区間で特に目立ち、10秒程加速しては10数秒惰行するのを繰り返す他社にはあまりみられない運転をしていて、加速時にはゴゴゴゴというギヤ音がしたり加速そのものがググググという不均等な波を感じたりしました。それが今回乗車した60000系ではみられませんでした。
下り方向ですと休日には有楽町線新木場始発で何処からか(市ヶ谷&???)千代田線に転線して小田急線本厚木に向かうミステリーロマンスカーがあるのですが、21時台の本厚木止まりでは、先が遊べないもので二の足を踏んでいました。休日運行なら箱根湯本着17時くらいにしてくれると、温泉旅館で温泉に浸かったあとドンチャン騒ぎでどさくさ紛れに乗れるんですが、本厚木では長沢温泉郷も鶴巻温泉も伊勢原大山先導師宿も地味すぎて企画としてなかなか難しいですし、21時台到着では遅すぎます。ま、大山ケーブルも有って山岳信仰の先導師宿でドンチャン騒ぎする罰当たりたちも団体さんでやってくる時代にはなりましたけどね。一応地元とイタしましては山の神様の尊厳を冒してまで騒ぎたくなく純粋観光地化した箱根湯本や強羅温泉あたりまで足を伸ばしたいわけです。塔ノ沢温泉なんてのは少人数向き。
東京メトロ直通特急ロマンスカー | |||
---|---|---|---|
北千住行き表示 |
表参道駅名票 |
大手町停車表示 |
大手町駅下車60000系 |
走行装置から車内への漏洩磁束 | |
---|---|
力行時(逆:線路直角方向を指す) |
惰行時(正方位:北を指す) |
電車乗車中に、たまたまポケットにあったコンパスで方位を図ったところ、加速時には線路と直角方向を指すことが判明、非常に早い収束振動からみて地磁気の数倍〜を超える磁界の模様です。確認した車種はE231系とE217系(増3)、小田急ロマンスカー60000系9号車で、右の写真は60000系乗車中のものです。各車ともモーターは3相誘導電動機で直流磁界は生じませんから、強力磁界発生源はインバータ系でしょうか?リアクトル系でしょうか?インバータ車は信号通信系へのECM対策で特に念入りなシールドをしているのですが、直流磁界は影響がないということで放置なのでしょう。
逆に直流モーター車の場合は、4極モータが各軸毎にあって各極を励磁し外側を鋳鉄ケースが取り巻いていますが、その漏れ磁束とどちらが大きいのでしょうか?直流車が身近になくなる前に確かめてみる必要がありそうです。身近の京王7000、6000、京成3150、113&211系と絶滅危惧種を乗り比べてみましょうか。
よく調べたら、架線とレールによる1巻きコイルの磁界というのも考えられますが、それだとセクションを通過する毎に方向が変わる筈で、今回の観測では一方向だけでしたから何等かの器具からの漏洩磁束でしょう。
ハーフパイプ競技の日本の第一人者が、選手団ユニホームの着こなしを崩して、シャツをズボンの外に出し、ネクタイを緩め、ズボンを下げた囚人スタイルで飛行機から降りてきたことが強く問題にされ、更にそれに対する「謝罪」会見で小声で不満を言い舌打ちしながら「済みませんでした」と言ったことで烈しいバッシングに晒され、一時は出場辞退命令になって大騒ぎになっています。
神を祀る伝統の相撲なら、司祭・神主同様にその様式や、識見が問題になるのは当然ですけど、元々ユルユル感覚でプレーするスケボーに対していきなり型枠発言で非難しても的はずれでしょう。「スポーツ大会での規則だ」というのなら事前に全参加者に徹底した上で、選手選考基準として明示すべきなのに、伝統世界とは別世界の住人に頭から湯気を立てて「重大な違反」としてあげつらう方がおかしい。
加えて、朝青龍は繰り返しの暴行傷害があって、引退のきっかけとなった暴行傷害事件の他、暴力が日常茶飯事で、親方や元夫人に対してまでもプロの格闘家が手を出していて、重大な刑法犯であって見過ごせなかったものですから、ユニホームの着こなしとは全く別次元の重大問題です。アウトロー朝青龍追放の余勢でしょうが、感性で人を裁いてはいけません。
あの選手に対して「このバカタレが!」と思ったのは、記者の質問に「チ、うっせーなー………」と舌打ちをして敵意丸出しに「済みません」と言ったこと。あの場面では「あの服装が問題になるとは夢にも思いませんでした。悪いとは思っていませんが、オリンピック代表ではダメという規則だそうで、それを知らずに着こなしたことは謝ります」と言っていたら、頭の中のセンスの問題として世論は割れて半分以上からJOCと競技団体が吊し上げられて居たでしょう。TVカメラの後の多数の国民が見えないからああいう幼稚な対応をして視聴者を敵に回したのでしょう。そういう意味でスケボー・プレーヤーなんてその程度と思った会見でした。
私自身としてはシャツ出し程度は許容範囲だけれど腰パンは鬱陶しくてヤダなぁ。小学校時代みたくイタズラな女生徒がサッと下まで下げてフリチンをTVカメラに晒してやったらどう?ただ、いくら何でも出場禁止どうのこうのの話にはならないでしょう。
大昔、私自身も感性の問題で理不尽な処分を受けたことがあります。学校で放送委員をしていて、ある日、昼休みの音楽としてNHKの放送した歌抜きで曲のみのロシヤ民謡集を校内放送に流したところ、それがジャズアレンジされていたことで「不良の音楽を放送した」と責められ、「NHK放送」も「ロシヤ民謡」も抗弁としては認められず、放送委員解任、校内放送機器操作禁止を申し渡されてお終い。ずっと真面目な生徒として無邪気に過ごしてきて選ばれてクラス委員も続けていた当人にとっては青天の霹靂のショッキングな出来事でした。
我が家にはラジオやアンプなどの製作が趣味でTVやオシロスコープまで自作していた父が、SP版のセミクラシック名曲やヒット歌謡やハワイアン、アルフレッド・ハウゼでタンゴとか、MJQ〜鈴木章二まで揃えてオーディオシステムとか「電蓄」の「試聴音源」にしていましたから、学校側の強調する「不良の音楽」という認識は全くありませんでした。
事実、今も売れ続ける「朝日のごとくさわやかに」「茶色の小瓶」「世界は日の出を待っている」「鈴懸の径」「碧空」「ジェラシー」「バラのタンゴ」「夜のタンゴ」「ある恋の物語」………、売れなくなったけど「アロハオエ」「南国の夜」「カイマナヒラ」「島の唄」「キャリオカ」などのレコードを引っ張り出して掛けるのは全く日常生活だった訳です。今流行の音楽を山車にした薬物吸引クラブを犯罪の巣として敬遠を求めるのは当然ですが、音楽自体が全面否定ですからそれはもう驚きましたし学校の言い分に全く納得しませんでした。エレキギターを弾くやつは不良!というのもありましたねぇ。
以降はその教師から一挙一動を目の敵にされて、市の展覧会で金賞獲得の発表物まで「そんなもの学問的価値はないっ!」と一刀両断。工学系の作品で純理論的な研究とはズレがあるとはいえ、中学生の金賞作品に学問的価値など求めて切りつける方が狂ってると思うのですが、外様転換の悲哀をヒシヒシと感じたものです。
もっと酷い扱いは、ビートルズの初来日公演に行った生徒が演奏会場で数10人も非行として補導されています。実質は身柄拘束の逮捕ですが手続き名で補導し「保護」。その「補導歴」によりずっと警察に追跡管理されます。成年で資料廃棄が建前ですが、折角の虞犯者資料をそんなことするはずがありません。「イエスタデイ」のナマを聞くのが身柄拘束を要する非行だとは、普通に考えれば間違いが分かるものを警察も学校も狂っています。
今回のハーフ・パイプ選手の着こなしの問題はこういう感性の問題で、一般的常識的ルールを事前に教える課題にはなり得ても、いきなり処罰されるべきことではありません。その後の記者会見での敵対的態度はクソガキそのもので、非難されるのは無理ありませんし、あのままでは朝青龍型の転落もあり得るかもしれず、今後どんな好成績を収めようとお近づきになりたいとは思いませんが、今のところは、そのきっかけは感性に関する一方的強制介入であり、その分相殺する必要があるでしょう。こういう「多数」に隠れた専制支配の臭いはイヤなものです。橋本聖子団長も政治家として揉まれた蓄積から、運動屋幹部のいう出場停止が無茶苦茶なのを感じて、儀式出場禁止は譲り「団長個人責任」で競技出場は認めたのでしょう。
[Page Top↑] |
旧 |
新 |
前 |