▼なお、本機の評論は近く本文記事として掲載する予定です▼





【[ラジオ技術17巻11号]】 1963年11月号p120〜121読み取り

「ヒースキット  EC−1教育用アナログ計算機」

アナログ・コンピュータとくると、
やたらと複雑でむずかしいもの
・・・・・・という印象を受けがちですが、こ
のヒースの教育用アナコンEC-1を組
み立てれば・・・・・・、いや単に操作するだ
けでも、アナコンなるものを飲み込む
のに、きわめて有効です。日本での販
売価格は???,???円とのこと●●●●●


↑何百万円もの本格的な電子計算機に
及ばないは当然ですが、それは主と
して精度の面にあらわれるもので、演
算の種類などについては、ほぼ同党の
能力を持っています。基本となる演算
増幅器には6U8を使い、5曲部で10
MΩを負荷とする高増幅度アンプ、3
極部をカソード・ホロアとし(て)あります。
この増幅器の入力およびフィードバッ
ク・インピーダンスを適当に選ぶこと
により、@加算回路、A符号交換回路、
B積分回路、C微分回路を構成し、こ
れらを複合すれば、より複雑な計算も
やってのけるわけです。()

加算回路(図)



◇◇◇◇
本ページの写真は東京電気精機KK
のご好意により撮影したものです。
◇◇◇◇

[パネル面写真(左上側)]

5組のポテンショメーターと端子    メータ 50←→50μA
4組の●動作リレー接点端子
アンプ出力端子→           メータ・レンジ
←水晶ソケットを流用したZ素子用ソケット
入力Z素子→
これは1Mの抵抗           メータ用途切り替え
アンプ入力端子            ←動作SW
                   ←接続コード


[シャーシー底面写真(左下側)]

電源部
←←←初期条件を与える約100Vの電源
12BH7Aのリレー負荷マルチ発振器
6U8による9組の演算アンプ
↓高圧電源SW
↓ヒーター電源S
[左上]

▼主な規格▼

オープン・ループ・ゲイン・・・・・約60dB
電源・・・・・・105〜125V、50〜60V(?Hz?)、100W
寸法・・・・・・・・幅510×高290×奥行380mm
重量・・・・・・・・・・・・・・・17kg

[波形写真]

★cos カーブ(持続振動解)
★減衰振動1
★減衰振動2
★減衰振動3(強制動解)

[右上写真]

▼パネルに「質量、スプリング、ダンパ、の●●回路をシュミレートする●分(微分?)
方程式を設定し、各パラメータを変化した状態での解をDCオシロ上にあらわ
す●左写真のような、持続振動から過制動までのカーブがえられるわけ

▼L、C、Rの設定用インピーダンス素子は
水晶片と同サイズのプラグに取り付けてある

[右下写真]

▼ヒースキットで組み立てた教育用アナコンEC−1のシャーシー上▼
         低電圧安定化電源回路

ヒータートランス            降圧トランス
←←←初期条件設定用●
   ●用低電圧放電管

9本の演算アンプ用6U8    リレー負荷マルチ●●●(発振器?)

▼なお、本機の評論は近く本文記事として掲載する予定です▼

[拡大シャーシー底面写真(見開き中央下写真)]



カソード電位安定用
アンプ出力をメー

←EC−1のシャーシーうら


演算アンプ6U8のソケット
ネオン・ランプ
タに接続するスイッチ
アンプ・バランス用半固定VR
↑演算アンプ6U8ソケットのクローズアップ
下部のスイッチとVRは、アンプ・バランス用